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#家族 | 私は母の親友を母と呼ぶ

物心ついた頃から
私の家には、月に1回は泊まりに来る、
学校行事や年末年始などの行事にも必ず来る
「オゼ」という女性がいる

母の友達だと説明をされていたが
見た目は母より若く、
やっている事も母に比べてアグレッシブで
海外旅行にもたくさん行っていたからか…
母と同い年だとは思えなかった。

オゼが「あなたのママより私は若いのよ」
という冗談が
尚更、子供だった私を混乱させた。

今となっては、母には失礼な話だが
本当に同い歳の母の友達だった。笑

それくらい、子供ながらに感じる
3人の子育てをしている母という女性と
独身未婚のオゼという女性では
醸し出す雰囲気も言動も違っていた。

そして
独身の友達、子育てをしている友達
同い年でも、同い年に見えない雰囲気の差を
身近に感じるようになった今、
このオゼの存在と関係を尊いと思う。

その気持ちをここに書いていく。

はじめに
オゼは
未婚の独身。
母の高校時代からの親友で、母と同い歳。
学生時代に両親を亡くし、弟と2人で育つ。
旅行会社に勤務し、国内海外を飛び回った。
現在は会社員を引退し、
適度に仕事をしつつ
趣味を存分に楽しみながら過ごしている。

▼オゼの趣味
野球観戦、友人との旅行、
愛してやまない東方神起のユノを追うこと!
※ユノのダンスが最高!!と熱狂しています。

私は母の親友を母と呼ぶ

幼少期から現在に至るまで
いつの時代の写真にもオゼはいる。

お正月の親戚の集まりの時、
幼稚園の運動会、小学校の運動会など
全力で応援する母達の集団にもオゼは居た。

初めての海外経験だったハワイ旅行にも
オゼが一緒に行っている。
兄妹の結婚式にも親族席で参加する。

実家にはインターホンを鳴らす事なく入り、
犬の散歩もする。
専用のお箸やお茶碗はもちろんのこと
パジャマや専用のお布団なども置いてある。

我々家族にとっては「当たり前」の存在。

しかしながら、
これがどれだけ尊い関係であるかは
自身が歳を重ねれば重ねるほど感じる。

様々な事情で環境が変わり、
人生の転換期を迎える度
友人関係も変わっていく。

四半世紀、まもなく半世紀のいつの時代も
共にできている親友関係がいかに難しいか…

現在、私は、独身で子供もいない。

学生時代、社会人になってからも
毎日のように連絡をとり、
家族よりも長い時間を共にしていた友人でさえ
結婚、子供が生まれたり、
住む場所が変わったりと、
特に意識する事なく疎遠になってしまっている存在がいないとは言えない。

ましてや、四半世紀に渡り
友人の実家に泊まりに来たり、
その家族の中で空気のように存在でき、
その子供の行事に参加したり、
その家族との時間を一緒にできる人が周りにいるだろうか。

"とても尊い"

こんなにも尊い存在を身近に感じられる私は
とても幸せだなと思う。

オゼは私の父と誕生日が一緒。
去年も一昨年も、兄妹全員で
父とオゼをお祝いをした。

母の日は、母とオゼを労う。
きっとこれからも、ずっと…

だからは私は
オゼを第二の母と呼び、皆に紹介する。


※このオゼの存在が
私の生き方に大きく影響を与えています。
それは次の投稿で書こうと思います。

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