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キングダム (映画)

亡き幼なじみに瓜二つの王と共に、中華統一を目指す少年・信の物語。

豪華なキャストと迫力の場面展開で、娯楽大作の名に相応しい作品だった。テレビではなく映画館で観るべきだったが、気に入ったシーンを何度も見直せたのは録画のおかげでもある。

山﨑賢人と吉沢亮、メインの2人がそれぞれの持ち味を活かして物語を引っ張っていた。特に吉沢は同じ顔で性格の違う2人を上手く演じ分けており、暖かくも冷たくも見える美貌が映えていた。

脇役のキャラクター設定も良く練られており、飽きることなく楽しめた。なかでも秀逸だったのは、長澤まさみ演じる楊端和と大沢たかお演じる王騎。

実在の楊端和は男だが、強くて美しい女性という設定が男ばかりの物語に紅を挿している。鮮烈な登場シーンも勇敢に闘うシーンも、全てが長澤まさみの魅せ場になっていた。カッコ良くて美しい女性キャラクターは、今後の娯楽作品にはマストかもしれない。

先日見た「JIN-仁-」では、誠実な医師を熱演していた大沢たかお。今作ではちょっとユニセックスな雰囲気の大将軍で、貫禄もあった。登場シーンは数えるほどなのに物凄い存在感を醸し出していた。

続編の制作も発表されたので、次は映画館で見ようと思う。


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