【読書感想たっぷり5シリーズ①】『おと×まほ』『サイコメ』『ビブリア古書堂の事件手帖』『スレイヤーズ』『Missing』
1シリーズごとにたくさん文字数書くの大変だったので。
というわけで、シリーズものも5シリーズごと感想を書いていく事にしました。
……『おと×まほ』読んでいたの去年の秋ですが。
まぁ、そういうわけで、ほぼライトノベルですが。
5シリーズ行ってみよー。
【1シリーズ目】男の娘魔法少女! 本気の16巻『おと×まほ』
おと×まほ。
男の娘×魔法少女。
定期的にあるネタですが、出オチの一発屋で終わらず、16巻も続くだけあって面白いです。
シリーズを通してのコンセプトは、主人公・彼方をひたすらイジる。イジリ倒す。
それだけ。
二桁の巻数を、それだけで貫き通します。
作風は、徹底的なコメディ。
でも、魔法少女モノとしての盛り上がりもバッチリ。
タイトルは明らかに男の娘×魔法少女ですが、『音』にも掛けて、魔法少女のコンセプトとして音楽が使わています。
それぞれの魔法少女の『想い』もしっかり描き込まれています。
コメディ好きにオススメ!
【2シリーズ目】特殊設定がすぎる!? 学園ラブコメ『サイコメ』
ファミ通文庫といえば、ガーゴイルとバカテスのイメージが強かったのですが、こんな名作があるとは!
「学園ラブコメは好きだけど、マンネリ化してきたな……」
そんな人にぜひ読んでほしい! 超オススメなシリーズです!
妹を守るため喧嘩を売りまくってたら不良になってしまった主人公・京輔は、12人殺しの濡れ衣を着せられて、10代の殺人犯が集まる更生施設「プルガトリウム更生学院」に入学させられてしまいます。
そこで繰り広げられるのはーー学園ラブコメ。
特殊設定すぎる!!
なのにヒロインは、ガスマスク着用の白髪謎の少女(巨乳)、ツンデレ赤髪少女(貧乳)、ドジっ娘(隠れ巨乳)、金髪お嬢様系先輩(ハーフ)、ヤンデレ妹(ロリ)ーーという王道っぷり。
でも、全員、更生施設に送られるだけあって一癖も二癖もあります。一見、王道なラブコメなのに……特殊設定のおかげで新感覚!!
なぜ殺人犯だけが集められているのか、なぜ主人公は濡れ衣を着せられ入学させされたのか、彼女がガスマスクをつけている理由とは?
一巻のネタバレになるので控えますがーー特殊設定すぎるけど!! 面白い!!
ラストはーー結構、衝撃的。
6巻+短編集で読みやすい冊数になっていますので、是非手に取ってみてください。
【3シリーズ目】古書✖️ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』
あ……。
あわ……。
合わなかったです!!
【4シリーズ目】超名作!!『スレイヤーズ』『スレイヤーズすぺしゃる』『スレイヤーズすまっしゅ』
ついに読みました!
面白かったです!!!!!!!
おもしろ!
かった!
です!
旧富士見ファンタジア文庫の装丁で、なんか硬そーなファンタジーだなって思ってたんですよね。
でも、ですよ。
いや、すっごい軽く読める。
のに、ストーリーは結構重い。
あ、長編の方は、の但し書きがつきます。
短編は……すごく……アグレッシブ。
でもまぁ、面白すぎて一気読み!
これぞファンタジー!!
とはいえ、長編→短編の順で読んだので、刊行順で読んだ方が現行の気持ちを味わえたかな、っていうのが唯一残念なところ。
でも、52冊は……読み放題対象の間に読むって、時間との戦いなので……!!
というわけで。
ついに読んだ超有名シリーズでした。
次は、オーフェンシリーズに挑戦したいなー。
【5シリーズ目】鬼才・甲田学人が一般向けに!? 新版『Missing』
※このタイトルはKindle Unlimited対象のタイトルではありません。
大きく加筆修正されて登場した、電撃の鬼才・甲田学人のデビュー作『Missing』。
去年末に最終巻が発売され、それから積んでました笑
終わるのが、惜しくて……。
「自称メルヘン」でお馴染みの甲田学人世界って、やっぱり親和性が高くないと、読み取れない部分が多かったと思ってます。
デビュー作はどの作家さんも、作風が純粋に立ち現れていたりするので、特に。
まぁ、この時代のライトノベルはそこらへんすごく顕著だと思います。その中でも、この時代の電撃文庫は特に個性の発掘って方針ですし。
その、読み取れにくかった部分が、加筆修正で分かりやすくなっています。
だから……。
みんな読んで。
読みやすく……なっているわけではないですけどね……。
やっぱり、ホラーだし。後続シリーズの『断章のグリム』の方が上ですが、やっぱり、こっちもシリーズの半ばからグロくなるんですけどね。
まぁ、わたしは旧版派。
だから。
新版を読んで気に入った方は、ぜひ旧版も読んでください!
それでは。
皆様の快適な読書ライフを願って。
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