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「よく1000回も書いてネタ切れしないね」無限にブログを書くコツ『パナキ』について

昨日友人と話した「無限に記事を書き続けるその集中力なんやねん」についての対話を書きます。友人が僕を見て言う『集中力』とはなんなのか。ブログを1000記事以上書いてきてネタ切れを起こさない理由は何か。ブログを長く続けるコツ『パナキ』とは何なのか。対話をそのままお送りします。お付き合いください。

場面が友人(マーシー)が僕に「なおのすごいところは集中力だと思うよ」と言ってくれたところからはじまります。


〜〜〜〜〜


「集中力って何?具体的にどんなところをすごいと思ってくれてんの?」

「自分に必要だと思うことをずっとやれるじゃん。上京する前にブログ書きまくってた時もさ、毎日10時間とかコメダにいたじゃん」

「うんうん、確かにそうだった」

「あと本もめちゃめちゃ読むだろ」

「読むね」

「なんであんなに本読めるの?」

「うーん、読みたいからかな」

「それがすごいの、お前平気で1日2冊とか読むじゃん」

「まあ気分が乗った日はね」

「誰にケツを叩かれるまでもなく、自分で勉強できるところがすごい」

「だって人にケツ叩かれるの嫌いだもん、でも本読むことは好き」

「俺は本読まなくちゃって思っても読んでるうちに飽きちゃって最後まで読めることなかなかない」

「はあ、そんなもんなのか」

「うん、ブログもそうだよ。起業してた時、書いたほうがいいことはわかってるけど、いざ書くとなると手が止まっちゃって、スマホ開いちゃって、楽な方に流れちゃうんだよな」

「そうだったっけ」

「今でも書いてんの?」

「書いてるよ。マーシーが先に地元に帰ってからnoteっていうところで書いてるんだけど、今500記事越えたくらい。今までのトータルなら1000記事越えてるよ」

「よくそんなに書けるな、ネタ尽きないの?」

「ネタ…尽きてる感じはしないけどなあ…」

「そういうところだよな、物事に集中する力がすごい」

「俺は集中してるって感じじゃなくて、やらない理由がないからやってる、って感覚だけどなあ」

「やらない理由?」

「うん、ブログって絶対書いたほうがいいじゃん」

「うん、まあそうだな」

「無料でできるし、ここからお客さん取れたら売上にもなるし」

「うん」

「あ、でも一番は暇だからなのかも。ブログを書く以外にやることもないから、ずっとやってるだけ。ビジネス的にはもっとやったほうがいいこといっぱいあるんだけどね、ブログ楽だし…」

「他にやりたいことないの?」

「別にスマホで無意味に時間使いまくれることはいくらでもあるけど、1時間も2時間も経った後に後悔することもコストに含めるとコスパ悪いじゃん」

「まあ後悔するわな」

「そうそう、逆にブログは書くまで大変だけど、書き終わってアップロードさえしておけば誰かがどこかで勝手に読んでくれて、そこから新しい出会いがあったりするから、楽。代わりに自分の分身を作ってる気分だよ」

「確かになあ」

「だからと言って凄腕営業マンが作れるってわけではないけどね。ドラえもんで言うミニドラって感じ。ドラえもんの性能には至らないけど、たくさんいれば結構強い、みたいな」

「あれ強いとか弱いとかの話だったっけ」

「まあまあ、例えなので…」

「でもそれにしてもなおはすごいよ、頭でそれを理解したってそんなに書けないって。ネタも尽きるでしょ」

「うーん、ネタは尽きないんだよなあ

「なんで?」

「だって人に会ってるし、本も読んでるから、その辺にネタがいっぱい落ちてる

「ふむ」

「ほとんどの人が『書けない!』って言ってるのは、ネタがないからじゃなくて『ネタを見つけてくるのがヘタ』とか、『ネタからブログテーマを上手く抽出できない』とか、『ネタはあるけど書くのがダルい』とか、そういう部分だと思うんだよな」

「あー確かに、書きたいことはあるけどなんて書いていいかわかんね、って思ってるうちに手が止まっちゃうことは何度もあったな」

「な、ネタはみんな持ってるんだよ、書きたいことはある」

「でも書けない」

「そう。ネタを文章に昇華させるところが難しいんじゃないかって思ってるよ。エネルギーを使うから」

「確かに」

「で、俺はそこの部分が人よりちょっと上手で、省エネで色々やれるから、マーシーは俺のことを『集中力がある』って言ってくれるんじゃないかな」

「じゃあさ、なおがずーっと本読めるの、なんで?」

「知りたいことがあるんだよ、人に会ってるとさ、ストレス溜まるじゃん」

「ストレス溜まるの?w」

「いや、なんか社会一般的に言われるようなストレスじゃなくてさ、『この人どういう意図でこの言葉使ってるんだろう』とかさ、『言ってる言葉は綺麗なんだけどこの違和感はなんだろう』とかさ。俺はクライアントとマンツーマンで深く話す機会が多いじゃん?」

「そうだな、そこも集中力だよな」

「人間って話せば話すほど謎なんだよな。『なんでそこでそうなってしまうん?理解できない』って部分が必ずあって、それがストレスなんだ。だから知りたいと思うし、自分の中で納得いく答えを見つけたいなって思う」

「それは相手がムカつくとかそう言うストレスじゃなくて、ってこと?」

「そうそう。相手のことを理解したいけど理解できない、どうしてなんだろうって言う感じの」

「うんうん」

「でな、そういうことがあるともやもやすんのよ。そしたら本屋とか行きたくなるし、他のことをやっててもふとした瞬間に『ひょっとしたらあの時のあの人のあの言葉、こういう意味なんか??!』って思うことがあって」

「ほうほう」

「そういう気づきはマジで気持ちいい

「気持ちいいんだ」

「うん、サウナ水風呂コンボくらい気持ちいい」

「たしかに同じ構造やな、ストレスからの解放的な」

「そうそう、本を読む理由はサウナ後の水風呂に入りたいから

「そのあと外気浴に行ったらもっと気持ちいいと」

「それそれ、でまたサウナ行くやん、水風呂行くやん、外気いくやん、何周かしたら整ってる」

「ああ、なんとなくわかった気がする」

「本読む話やったよね」

「そういえばそうやった」

「本は気持ちいい水風呂って感じ、でも水風呂ってサウナないと気持ち良くないやろ?」

水風呂なんてサウナがなかったらただの池やからな、単体じゃ意味ないな」

「ほんとそんな感じなんよ、本を読むことそのものを目的にしてないと言うか、本を読む前に『本を読みたい』と思える動機が必要で、多分やけど、おれは人よりもちょっとその動機づけがうまい」

「確かに、なおは自分のやってることに対しての確信度がすごいよな、『俺は稼ぐためにブログ書くんじゃ!』って言いはじめたら永遠に書いてるもんな」

「そう、俺はきっと『稼ぎたい!』と思えるところが人よりもちょっと強い、自分に正直なんよ」

「普通は稼ぎたいと思っても、そこまで振り切れんて」

「正直な人と書いて『なおと』ですから」

「話戻すけど、つまりお前の集中力は『動機づけが人よりも上手』ってことなんか?」

「うん、まあ他に色々要因はあると思うけど、俺はそう思うな」

「動機づけってどうやったら上手になるん」

「パナキやな」

「パナキ?」

「そう、サバンナ八木さんのやつ。昔流行ったの覚えてる?」

「どんなやったっけ」

「八木さんがどんな言葉からもしりとりして最後『パナキ』で落とすやつ」

「ああ、あったなあそんなのw」

「それをやってる感じ」

「と、言いますと?」

「じゃあさっきの『稼ぎたい』でパナキするとしたらさ、『なんで稼ぎたいのか』って考えるわけよ」

「うん」

個人で稼げれば、ストレスの9割以上は吹き飛ぶわけ」

「なんで?」

「ストレスの根本は人間関係で、人間関係の問題は距離を取れたら全部解決するわけよ」

「そんなもんかいね」

「うん、だって会社で嫌な上司がいても我慢するのはさ、『この会社を辞めたら収入がなくなる』っていう不安があるからじゃん?」

「確かに、いつでも辞めれるだけの力があれば別に悩む必要もないな」

「やろ、当時の俺が感じていたストレスのほとんどは『離れたいけど離れられない』が原因やったんよ」

「ほうほう」

「つまり、俺に稼ぐ力がないから、会社に頼るしかないんだけど、その会社には苦手な上司がいて、理不尽なしきたりがあって、苦しいわけ」

「なるほど」

「だから俺に個人で稼ぐだけのパワーがあれば、別に俺はあの時悩んでなかったわけ」

「お前きつそうだったもんなあ」

「むしろちゃんと自分の意見を言えたほうがかえって建設的な話ができたかもしれないけど、あの時の俺には力がなかったから、物理的にそれは無理なわけ」

『力が…欲しいか…?』ってやつだ」

「そうそう!ほんとそれなんよ。『ああ神よ!我に力を与えたまえ!!』って気分でブログ書いてたよ」

「なんかそれ楽しそうやな、ドラクエみたい」

「まじでそれなんよ。ドラクエはわかりやすくモンスター狩るけど、当時の俺にとっての狩りはブログだった」

「テレレレッテッテッテー?」

「テレレレッテッテッテー。書くたびにレベル上がるわけよ、魔王を倒したくて仕方のない青年のレベルが。おもしろいじゃん」

「そんな簡単にレベル上がるかな」

「もちろんメキメキ伸びていく…って感じじゃなかったけど、当時はビジネスのためにブログ書いたことなんてなかったし、実際にコンサルしてもらってたから、まあスライム相手でもちゃんと経験値入ってレベル上がるな、って感じだったよ」

「それがパナキの感覚?なんか妄想って感じやな」

「いや、それが本当に妄想なんよ。その通り。どれだけ自分が稼ぐことに対してイメージできるかって言うか」

「イメージ」

「そう。じゃあ今度は『自分がずっと稼げない未来』についてパナキしてみる」

「逆パナキだ」

「もし当時の俺が今のまま、ずっと個人で稼ぐ力がつかなかったらどうなる」

「どうなるもなにも、あんの時のなおは無職だったじゃん」

「そうなの、無職で、新しい仕事に就く気がなくて、稼ぐ力がない、辞め方が悪かったからもと畑には戻れないスポーツ選手」

「うわあ」

「ただでさえ『スポーツ選手のセカンドキャリア問題』とか言われとーのに、もうこれ終わっとるやろ」

「役満や、逆役満」

「そう、もうこの時点で落ちるところまで落ちきっとるんよ」

「そういえば大変やったな」

「だから、最悪の未来は俺にとってこの状況が1秒でも長く続くこと

「うむ、間違いない」

「俺に残されたのはスポーツによって培ったタフさと若さしかない、でもタフさも若さも時間と共に無くなっていくものやろ?」

「まあ、どんなアスリートでもおじいちゃんになるわな」

「ということは、俺の当時の持ち物は、賞味期限が短いものだけで構成されていた」

「それはまずいな」

「そうなんよ、俺マジでヤバいと思った。このまま1年とか2年過ぎちゃったら体力も無くなって、ブクブク太って、金も稼げないし、彼女からもきっと見放されるだろうって」

「いやほんとまりーはよくなおのこと捨てなかったと思うよ」

「それも時間の問題やったんよ、さすがにあの状況が1年続いてたら見限られてたと思うよ」

「それはそうや」

「な、あの時の俺には賞味期限切れの早い材料しか持ってなかったんや、そしたらもう悠長なこと言ってられんくない?」

「それはヤバい」

「力欲しい、力手に入れられないとマジで終わる、持っている武器には賞味期限ある、ブログを教えてくれる先生いて、お金払いながら習ってる。この状況で狂ったようにブログ書けない方が難しくない?そっちの方が狂ってない?」

「そんな気がしてきた」

「ここまで話しながら思ったんやけどね、みんな自分の置かれた状況のヤバさに気付いてないんやと思うんよ」

「状況のヤバさ」

「『個人で稼ぎたい』なんて思った時はさ、個人で稼ぐ強い理由がある時やろ」

「そりゃそやな、理由がないと稼ぎたいとは思わん」

「なのに心のどこかでは『稼げたらいいな♪』くらいに他人事で考えてるんよ、自分の置かれた立場がわかってない」

「立場」

「そう、パナキ力が足りんから、『今自分がどれだけ追い込まれてて、この状況が続けば自分がどれだけ損するか』ってことがイメージできてないんよ」

「確かに」

「な、実際に俺みたいにわかりやすく追い込まれることは稀やけどさ、想像してみれば誰でも『いや、このままじゃマズイな…』って思うことはできるわけやん」

「うんうん」

「実際に今日本経済はめちゃくちゃでさ、会社も社員の首平気で切っちゃう時代だし、なのに会社を引っ張ってるのは昭和のノリをいまだに忘れられないイケイケのおっちゃん。でも今は令和で中学生がティックトックで人集めてnoteで商材売る時代よ?もう『この会社にいれば安泰』みたいなことって絶対ないって」

「まあ…俺は会社員やってるから耳が痛いけど…」

「そこもパナキなんよ、マイナスイメージの連想だって大事。人間は『ヤバい』って思えないと行動しないし、変化しない

「なおは『ヤバい』と思いながらブログ書いてるんか?」

「まあ別にそんなことはないけど、でも心のどこかには常に『今やっとかないと後で困るの自分だな』って思ってるところはあるよ。起業初期はそれが顕著だったというか、『今までの人生を取り戻す!!』くらいの感覚でやってたね」

「取り戻したわけや」

「まあ、今はおかげさまでほとんど外圧のない生活を送ってるよ。自分で刺激を取りに行かないとパワーがないから、それはそれで大変なんだけどね」

「そこでパナキが大事になる、と」

「そうそう!そういうこと。結局集中力というか、想像力なのかもしれないね」

「ほう」

「俺は自分のやっていることが将来どうなるか、みたいな想像力が豊か

「うん」

「例えば本を読むってさ、めちゃめちゃコスパが良くて、『本屋に金を使いすぎて破産した人間はいない』って言ってる著名人いっぱいおるんよ」

「なんか聞いたことあるな」

「でね、俺もそれには同感なんよ、どう考えても本は1冊あたりの値段と手に入る情報量が釣り合わん、いい意味でね」

「設定6のジャグラーみたいなもんか」

「その通り!スロットには期待値があるよね。『何万回もプレイしたら勝ったり負けたりしながらこの数値に落ち着くよ』みたいな。ポーカーとか麻雀もそう。本は『買って読む』って言う行為の期待値がどうしようもなくプラスなんよ。もちろん当たりはずれとか時間がなくて読めなかったとか途中で飽きたとか色々あるんだけど、『本屋で本を買って読む』って行為そのものの期待値がプラスだから、その行為さえ続けておけば、絶対に損することはない

「損得で本読んでんの?」

「かもしれんね。だって本ってたくさん読まないと旨味がないし。スポーツでいう走り込みみたいなもんで、一回読んだら目に見えてなんか変わるってわけじゃない。だけどいっぱい読んでるといろんなことが繋がってきて、結果としてビジネスにもいい影響があるし、短い時間でたくさん儲けられるようになったら、また本読めるしブログも書けるじゃん」

「なんかパナキっぽくなってきた」

「ブログ、群馬、マッハ、パチスロ、ろくろっ首、ビリビリ、リーゼント、読書、夜空、ラッパ、パナキです!」

「パナキだ!」

「ね、全部つながってんのよ。サウナ水風呂の話と同じで、どこかが単体で成り立ってるわけじゃない」

「想像力なんだ」

「そう、集中するためには想像力が必要」

「だとしたら、想像力をつけるには何からはじめたらいいと思う?」

「うーん、いきなりパナキは難しいから、逆パナキからはじめたらいいと思う

「逆パナキ?さっきの『このままじゃマズい』のやつ?」

「そう、今の現状がどれだけヤバいかってことを想像する

「なんで逆から行くんよ、普通にパナキしたらいいやんか」

「人間の意志の力は弱いよ?」

「確かに」

「でも心の底から『ヤバい』って思えたときの爆発力はすごい

「それも確かに、追い込まれないとやる気出んもんな」

「な、夏休みの宿題なんて毎日やれば普通に終わるやんか」

「でも毎年何人の小中学生が31日に泣いてるか」

「そういうこと、計画的にやればいいことなんてわかってる」

「でもできない」

「なぜなら本格的にヤバいと思うのは8月後半になってからだから」

「でもなんだかんだ泣きべそかきながらみんなやるんだよねw」

「最初からやっときゃいいのに…あ、そういうことか」

「8月31日の未来の自分を想像できる小学生は、31日に泣きべそかかないんだよ」

「だって宿題やりたくないもんね、後に回したいわ」

「でも不思議とさ、やってれば楽しくなるんだよ」

「あ、それもわかる。手をつけるまでが大変」

「だから『このまま8月31日を迎えて泣きべそかくの絶対嫌だ』って思って、7月から宿題に取り掛かって、やってるうちに楽しくなってきて、気づいたら全部やっちゃってた、ってのがベストよね」

「入り口は逆パナキだ」

「ね、最初は危機感からでも、やってるうちに楽しくなってきたら勝ちなんよ」

「ずっと苦しいわけじゃないんだね」

「そういうこと、取り掛かるのが一番難しい」

「そのための逆パナキ」

「逆パナキのコツとか、ある?」

「うーん、強いていうなら『現状維持したらどんな怖いことが起きるのか』を徹底的に洗い出すことかな、想像力を使って、できるだけ大袈裟に

「大袈裟に?」

「例えば、ブログを書かなかったらどうなる?」

「何も起こらないね」

「いや、実は何も起こらないわけじゃない。『書きたいと思ったのに書けなかった』という敗北感が残らない?

「まあ、無きにしも非ず」

「この敗北感がじわりじわりと身体を蝕んでいくと、この先の人生何をしても『結局自分はやらないんだろうな』と思うようにならない?」

「ああ、確かになるかも。俺はどうせ続かないし、みたいな」

「そうそう。自分が何かをやろうとするたびに『どうせ無理』っていう癖がついちゃう。これって人生単位で見たら大損こかない?

「確かに、チャンスがあるたびに自分で勝手に諦めちゃいそう」

「な、リスクが伴うことを何もできなくなって、もちろんそんな人生も悪くはないんだろうけど、一回きりの人生でそんな受け身に回るの嫌じゃん」

「ずっと輝いてたいよね」

「そう。今日ブログを書かないってことは、輝いていたい自分の人生に、後ろからナイフを突き刺すこととも言える。『今の俺は痛くないから』って。致命傷にならない程度に、ぷすり。」

「大袈裟な」

「大袈裟でいいんだよ、今の自分がほんの少しだけ楽をするために将来の自分をブッ刺していると思えば、少々ダルくても『やってみようかな』って思えるでしょ」

「でも具体的に何をやればいいかわからない時はどうしたらいいの?」

「そのための本屋だよ、本は買えば買うほど得するんだから、何をやればいいかわからない人向けの本を買い漁ればいい」

「飽きちゃったら?」

「飽きていいんだよ、別に楽しくなくても。ただ『将来の自分を殺すくらいなら少々つまらなくてもいいや』って思えればいいんだ。そうしてるうちに楽しくなってくるよ」

「楽しくなってこなかったら?」

「本のチョイスが悪いのでもう一回本屋に行こう」

「スパルタやな」

「最初だけよ、苦しいの」

「そんなもんかなあ」

「そんなもんよ、慣れるまでが一番難しい

「そこで折れるよな」

「最初のうちは10冊買って1冊最後まで読めたら勝ちなのよ。2万も使って1冊か、流石に勿体ねえな、せっかく買っちゃったしもう一冊読むか!ってなったらその時点で大勝ち」

「いきなり10冊読もうとするから飽きちゃうんだね」

「そそ、読破率10%でも10冊買えば1冊読めるんだからさ、それでいいのよ

「読破率か、考えたことなかった」

「素人が野球の試合出て全打席打てるとかありえないじゃん、10回振ってファールでも1回ボールにあたれば上出来よ」

「打率10割狙っちゃうからキツくなんのか」

「そそ、そういうこと」

打てないってわかってれば空振りも怖くないけど、打てないのに打席に立つって勇気いるやろ。だから逆パナキで火事場の馬鹿力を使う方が、結果として物事が継続しやすい

「継続してたら結果は出るわな」

「結果が出るまで継続してる人は『集中力があるね』って言われるよね」

「あ、それってなおじゃん」

「ね、なおでしょ」

「うまいことやってんのね」

「うまいことやってんのよ」

「それにしてもお前の想像力すごいな」

「ん?」

「俺お前とこんなに長く話してないやろ、実際集中力の話したの3分くらいやったやんか」

「そやで、パチ屋の前で話した3分の会話を想像力で8000文字のブログにする、これがパナキよ」

お後がよろしいようで。

おわり。

あとがき

昨日の記事もそこそこボリュームがあるので、一緒にどうぞ。「読んだで!」って連絡がたくさん来て嬉しかったので、この記事を読んで何か感じた人はスキやら感想送るやらリアクションを遠慮せずにお願いします。僕が元気になります。あざした。


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