クライアント獲得力について⑤ 自分の売りに「だけ」強烈にスポットライトを当てるべし
連載5日目。今日もはじめていきます。前回の講義では「戦略としてのポジション取り」について解説しました。「弱者だからこそポジションを取るべきで、何度も再構築をしながら自分のポジションを見つけていこう」そんな話でした。
前回の講義はこちら
これまでの講義では「ポジションを取ることが大事やで」と繰り返し伝えてきました。ポジション取りの重要性は十分すぎるほど伝わったと思います。
とにもかくにもポジションを取るんやで。僕の伝えたいことはこれだけです。
なので今回からは実践編です。「ポジション取りは大事!」という気づきをどう落とし込んであなたのビジネスに生かしていくのか。理想ばかり語っても現実が変わらなければ意味がないですからね。ソロバンも一緒に弾いていきましょ。
ポジションとは?(おさらい)
この連載で伝えている「ポジション」とは、「どの立場からものを言うか」を考えて決める自分のスタンスのことです。「ポジションが取れている」というのは「立場と発言が一致している状態」と言えます。
「経営とは〇〇だ」と発言している人が経営者だった場合、その発言には説得力があります。「実際に経験したから言ってるんだろうな」と受け手にスッと入ってきます。
ですがこの発言をしている人が大学生コンビニアルバイト店員だったなら、「いやあなた経営のこと何も知らんやろ」となってしまうわけです。これでは説得力がありません。
人は「何を言うか」よりも「誰が言うか」で判断する生き物です。「この人の話すことは自分のメリットになりそうだな」と思えば前のめりで聞いてくれるでしょう。
つまりポジション取りとは「相手を前のめりにする技術」でもあるということです。書いたものをじぶんごととして読んでもらえることは書き手にとってこれ以上ない幸せですよね。
そしてあなたのブログを自分ごととして消化している読者は、将来的にあなたのサービスを購入してくれる可能性がある人です。
裏を返せば、ブログをビジネスに活かしたいなら誰かに「穴が開くほど読ませにゃならん」とも言えます。
この連載を前のめりで見ているあなたがいてくれるように、あなたのブログも誰かに前のめりで見てもらえることが可能なのです。今日もポジション取りについて考えてきましょう。
クライアント獲得という前提で考えるポジション取り
おさらいに引き続きまたおさらいをしてしまいますが、「なぜポジションを取るべきなのか?」という目的を忘れたままポジションについて考えてはいけません。
僕たち(僕と読者であるあなた)は、クライアントが欲しくてブログを書いているのです。この連載は「いや、別にクライアントなんていらないわ」という人に向けてのものではありません。
いいですか?あなたは自分のサービス(時間)を売りたくてブログを書いているわけです。これがまず今のあなたが立っているポジションですね。
そして「スマホに穴が空くほど前のめりで読んで欲しい人」は将来のあなたのお客さんです。つまり?サービスを購入してくれる可能性のある人。
「クライアントを獲得したい」と思っているあなたが書くブログは、この人を前のめりにさせる文章が書ければいいのです。ここまでOKですか?
極端な話、一人でもあなたのブログを前のめりで読む人がいれば、その人と繋がりを作って、サービスを買ってもらえる可能性があるわけです。
フォロワー数1、問い合わせ数1、購入数1、理論上はこれでもビジネスは成り立ちます。クライアント獲得を目指す書き手が目指すべきところはここです。読者なんて増やしてる場合じゃない!!
しかもブログという媒体のヤバいところは、1人にズバズバ刺さる記事を書くことができれば、似た属性の人が集まってくるところです。
つまり?「たった1人が熱心に読んでくれるブログ」を書けば、媒体の特殊能力で自然と10人、100人と熱心に読まれるようになり、穴が空くほど記事を読んでくれた人との接点ができ、クライアントが獲得できるということです。
ヤバいですねブログ。そしてポジション取り。やらない理由がない。書いている僕の方が興奮してきました。こんな媒体を誰でも無料で使える時代に生まれて本当によかった。
ノってきたところでいよいよ本題です。「どうやってポジションを取っていくか?」という部分について。
ポジション取りというマグロの大トロ。ここからはさらにフォーカスを絞って、クライアント獲得という部分だけに特化した話をしていきます。
自分の「売り」を見つけ、そこにだけ強烈なスポットライトを当てる
ポジションとは「誰が言うか」を明確にするためのものでした。
仮にあなたを僕と同じライフコーチだとしましょう。あなたがポジションを取る理由は「あなたにブログを穴が空くほど読んで、将来的にサービスを購入してもらうため」です。
つまり、あなたは誰かにとっての「相談したい相手」にならなくてはいけないということです。そういうポジションを取る必要がある。
僕はここをかなり意識してブログを書いてきました。読者を強烈に惹きつける自分の売りは何か。ここにスッと答えが出る人はもうすでに十分売れているはずですから、答えが出ないことに焦る必要はないです。
少し僕の昔話をさせてください。何者でもなかった23歳の若者が初めて自分のポジションを見つけた時の話です。
初めてポジションを見つけた日「僕ってここがすごいんだ」
起業した当時の僕は23歳で若かったし、コーチとしての資格どころか経験もほとんどなく、なかなか自分に「売り」を見出すことはできませんでした。
だからもっと枠組みを広げて、「自分の生き方で人を惹きつけることはできないか?」と考えるようになりました。
起業したばかりの僕は、資格もない、経験もない、社会人経験も2年満たない。ないものづくしでした。ですが僕には「捨て身の生き様」がありました。
自分を貫き、会社を辞め、キャリーケースひとつで上京した。自分より力の強い大人との交渉も一歩も引かなかった。
罵声を浴びせられても怯まずに、自分が間違っているかもしれないこともわかっていながら、それでもレールを飛び出した。「全部やって確かめればいいだろう!」と叫ぶアーティストの歌に支えられながら。
最初から自分の売りがわかっていたわけではありません。東京に飛び出して、いろんな人と会う中で「その生き方がすごいですね」と沢山褒められて、これが自分の売りなのかも?ということがわかってきたのです。
人と会う時はとにかく「相手が求める自分の話」だけをしました。自分の何を価値に感じてもらえるかがわからなかったからです。
興味を持ってくれるところに強烈にスポットライトを当てて、聞かれたことをメモし、「なるほど僕の売りはここなのか」ということを日々分析していました。
当時僕はブログの書き方を教えてくれるスクールに通っていたのですが、そこで教えてもらった「売りの見つけかた」は今でもはっきり覚えています。
「売れるようになりたいならひとりで考えるな。答えは全てお客さんが持っている」僕はこの教えに忠実に従って、人に会い、メモを取り、自分の売りを見つけたのでした。
「売り」はひとりで考えてはいけない
当時の先生が教えてくれた「ひとりで考えるな」という教えは、今でも僕の中に強く根付いています。これこそブログビジネスの本質なのかもしれない。
自分の「売り」は自分ではわからない。僕は上京をして「自分と違う人しかいない世界」に飛び込み、そこではじめて自分の「売り」を見つけました。
自分の強みは強みを見た他人が教えてくれる。売りは買ってくれたお客さんが教えてくれる。「他者のフィードバックには価値がある」という価値観はコーチングとも同じですよね。
なぜ知見も経験もある一流の経営者がコーチを雇うのか?それは自分の頭で考えてもわからないことに、コーチと一緒なら気付けるからです。
なぜライフコーチが必要とされるのか?自分がどんな人生を生きたいのか、自分ひとりで考えても答えが出ないからです。
もっと強烈にスポットライトを当ててみましょう。なぜあなたにおはなし屋なおとが必要なのか?
あなたがひとりであなたの「売り」について考えても答えが出ないからです。僕の経験と知見と視点を使えば、10年かかっても答えが出ないことに半年でたどり着くかもしれません。
なんだか僕と話したくなってきませんか?これが「売りに強烈なスポットライトを当てる」ということです。
(せっかくなので宣伝します。僕と話してみたい人は公式LINEでメッセージ投げてみてください。まずは文通から…シャイなので…)
あなたはどうでしょうか。あなたのお客さんはなぜあなたを必要とするのでしょう?お客さんがすでにいる人はお客さんに聞いてみてください。それが答えです。
僕とすでに関わっているあなたは、僕に聞いてみてください。僕は人の「売り」を死ぬほど考えてきたので、その辺にいる人の何倍もあなたの「売り」も見ています。
会ったことがない人でも、熱心にブログを書いているなら僕に送ってください。別に僕じゃなくてもいいです。先を行ってる他人に見せてフィードバックをもらってください。
自分の頭で考えても答え出ないよ〜ひとりビジネスはひとりで作れるものじゃないからね〜ということで、今日の話はここまで。
今回のまとめ
明日も連載すすめていく(予定)ので、また見にきてね〜!楽しくなってきた。ブログを使って楽しくビジネスできる人がひとりでも増えたらいいね。書くって楽しいし、儲かるし、嬉しいことばっかりだよほんと。
音声も録りました
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