美しく優しい春の離島 宮古島一周・リゾートサイクリング
沖縄の離島のベストシーズンといえば?
と聞かれると殆どの人は夏と答えるんじゃないでしょうか。実はねー、違うんですよ。本当のベストシーズンは春なんです。
沖縄離島の4月前後は「海開きが終わって梅雨入り前、晴れの日が増えて気温も25度ぐらいのちょっと暑いくらいの時期」で、連日30度超えで直射日光直火焼きの夏よりもはるかに快適なんですよ。
というわけで、数年前に沖縄離島・宮古島を自転車で走ってきたときのレポートです。宮古島ってどこにあるの?という方向けに説明しておくと、沖縄本島から南西に290km、コバルトブルーの海とサンゴ礁に囲まれた南の島です。
爽やかな風とともに美しい海を眺めながらの約100km。それなりに距離がありますが宮古島はアップダウンが少ないので、ロードバイク初心者にもおすすめです。
1. 約3.5kmの「海の上」を絶景サイクリング
那覇空港から約50分、宮古空港に到着です。
実は宮古島はすぐ近くにある4つの島「来間島」「池間島」「伊良部、下地島」と3本の橋で結ばれています。つまりどういうことかというと、"サンゴ礁の海の上"を自転車で走れるんですよ!
これはちょっと他では体験できないですよね。
ということで早速走ります。空港から約7kmほど、伊良部・下地島と宮古本島を結ぶ伊良部大橋にやってきました。全長約3.5km、通行料金を取らない橋としては日本最大という巨大な橋が、コバルトブルーの海を貫いています。
この青ですよ。正直、宮古島に来た最大の目的がこの橋でした。この距離、この景色の橋を自転車で走るのは本当に感動もので、ロードバイクで走る人じゃなくてもここだけは自転車で走るのをめちゃくちゃおすすめします。レンタサイクリングとかあるのでぜひ。
橋を渡り終えたらそのままUターンしても良いですが、島の奥にある下地島空港近くまで行ってみるのもおすすめです。滑走路の北端、17ENDと呼ばれるポイントからは頭上を飛行機が離着陸していくのを見学することができるんです。
この正面あたりからばーんとジェット旅客機が!残念ながら自分は離着陸を見たことがないので写真がないんですが・・・。
ちなみに下地島空港はジェットスターやスカイマークが便を飛ばしているので、使う航空会社によってはここから走り始めることもできますね。
2.これぞ宮古ブルーな池間大橋
島サイクリングのセオリー通り時計回りで走っていくと、宮古の市街地を抜けて島の北側、池間大橋に到着します。当たり前のように、この橋もこの絶景ぶりですよ。
池間大橋のウリはなんと言っても西平安名崎との間に広がる海で、遠目に見ても冗談のような透明度でした。飲めそう。
宮古島は与那覇前浜ビーチの海が「東洋一」と呼ばれるほど綺麗なんですが、個人的には池間のこの海の方が綺麗だと思います。
耳寄り情報として、池間大橋を撮るなら池間島のオハマビーチから撮るのがおすすめです。webの画像素材か??っていうぐらいきれいな構図のスポットです。
ご覧の通り「夏」の概念を凝縮したような写真が撮れます。まあ季節は春なんですが。
3.東平安名崎と来間大橋で太平洋を一望
池間島をまわり終えたら一路南へ。宮古島の最長辺を北から南へ一気に30kmほど走ると東平安名崎に到着です。このルートも多少アップダウンがあるものの楽に走れちゃいます。
夏になると一転、途中で休めるポイントがあまりないので給水に注意すべき区間だったりします。
海に突き出した岬の突端に灯台が設置されていて、絵になりますねー。このあたりは岩礁が多く昔は海の難所だったそうで、観光以上に実用として活躍している灯台なんだそうです。
東シナ海と太平洋を分ける岬。わずか200円ほどで灯台に登ることができちゃいます。
最後は宮古島の南の辺を20kmほど走って来間大橋に到着。
日本一の農道橋というこれまた日本一の橋なんですが、痛恨の写真撮り忘れ・・・。位置関係でいうと宮古空港からも近いので、伊良部大橋の前にこちらを訪れてもいいかもしれません。
この橋のすぐ近くには宮古島最大のビーチである与那覇前浜があり、毎年開催される宮古島トライアスロンではスイム区間が設けられているところだったりします。
来間大橋からは国道390号を道なりに行けば、スタート地点の市街地に戻ってゴールです。
4.夕方も美しい宮古島
最後に、宮古島で撮影した夕方の風景を並べておきます。
昼の「青い空、青い海」ももちろん美しいんですが、夕方も負けず劣らず素敵です。宮古に宿泊したときはぜひ夕方のお散歩にチャレンジしてみてください、長閑でゆったりとした時間を過ごすことができると思います。
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