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育児が趣味でも社会からの報酬をちょーだい

育児を楽しいとか、”趣味”とか言っていると、なぜか
「それなら手当とかいらないでしょ」
という話になってしまうことがある。残念だ。

ハッピーセットのおもちゃとポテトが忘れられたときくらいガッカリだ。それただのコンビやん。

おおかみにとって育児は”趣味”だが、趣味でも社会からの正当な報酬が欲しい。ハッピーセットのGT-Rパトロールカーくらい欲しい。

我が家は幸いにしてママぶたがフルタイム勤務してくれたので、何とか3匹のこぶた達を育てることができた。ママぶたさまさまである。

しかし、これからは共働きでも3匹育てるのは大変になりそうだ。

育児関連の給付については、「育児は仕事であり、きつくて大変だから」という文脈で語られることがある。
しかし、育児が楽しくて仕方なかったとしても、趣味だったとしても、社会は適切な負担をして欲しい。


たとえば、大谷くん。彼にとって野球は趣味かも。きっと、野球を楽しんでいるのだろう。もちろん様々な苦労があることは、ここに書くまでもない。けれども、その過程も含めて楽しんでいると感じる。

「楽しくやっているんだから」と言って、彼に報酬を与える必要はないという人は稀だろう。彼は社会に多くのことを与えて、それに対する正当な報酬を得ている。

それを見た野球少年たちは、スター選手に憧れてプロの世界を目指す。

もし、大谷くんの報酬が日本人の平均賃金に遠く及ばなかったらどうだろう?

野球をやってみて、楽しいと感じた少年たち。成長して自分の生活を考えるようになるにつれ、野球から遠ざかるのでは?

結果、球界は衰退するだろう。


プレーを楽しんでいたとしても、それが球界に貢献しているのであれば、正当な対価を支払うべきだ。そうすることで、球界は発展する。

楽しんで、貢献して、正当な対価をもらって発展する。いい世界だ。

子育ても同じならいいのに。

子育てが楽しみだったとしても、それが社会に貢献しているのであれば、正当な対価を支払うべきだ。そうすることで、社会は発展する。

こどもを可愛いと感じた若者たち。
先輩ママさん、パパさんへの社会からの評価を目の当たりにし、やがて自立したとき、親になろうと思うかな。

思えないような社会は衰退することが必然だろう。


ついでに、育児は野球より厄介だ。途中でリタイヤ出来ない。

野球ならプロにならなくても、仲間を集って続けることも出来る。その程度の支出を余暇に費やしている人はたくさんいる。
けれども、こどもを授かったら、社会に出るまで育てる。支出という視点からは、”趣味”の領域を超越している。

これでは、どんなにこどもが好きでも、育児を楽しみたくても二の足を踏む人もいるんじゃないなか。


こどもがいなくなれば、将来を支える人がいなくなれば、社会は衰退する。

かんたんなことだけど、リアルに感じている人はどのくらいいるかな。

子育てが趣味でも、楽しみまくっていたとしても。
それに正当な対価を支払えない社会は衰退する。

今、正当な対価が社会から得られていると考えているパパさん、ママさんはどれくらいいるのか。
おおかみにとって子育ては楽しい”趣味”。それでも社会からの見返りはスズメの涙と感じる。ハッピーセットの割引クーポンより数段しょぼい。

子育てを頑張っているパパさんのハッピーセットには、大谷君のボブルヘッド人形くらいつけてほしい。マクドに罪はないけど…


若者に胸を張って「この社会なら大丈夫!」とは言えない。

だけど…

おおかみとママぶたの時代。育児関連の制度は今以上にボロボロだった。でも、これだけは間違いなく言える。

こぶた達がいる人生で良かった。

子育てをがんばっているパパさんママさんは、貰えるものは胸を張って受け取ればいい。使える権利は遠慮なく行使すればいい。

そして子育てを思いっきり楽しんで欲しい。

もちろん、おおかみは、子育てに対する社会からの報酬が増えることを歓迎している。



読んでくれただけでも感謝感激😊 もしサポートいただけたら、年金の足しにします(まだもらえないけど…)