【おちくぼ姫】#人生を変えた一冊

#人生を変えた一冊

人生を変えた一冊、それは『おちくぼ姫』です。
書かれたのは平安時代だったかな。具体的な歴史は覚えてないけど、遥か昔を生きる何某によって書かれた物語です。
中学生の時に読んで、いろんな意味で衝撃を受けました。
平安時代なんて教科書の中の世界でしかなかった。
歴史は歴史、今は今。
今だって歴史の続きであり一部なのに、当時の私は歴史と今に線引きしていた。
そんな私が読書を通して平安時代の人々に共感するとは。
日本人、いや、人間の感性って変わらないんですね。
続きが気になるワクワク感。
登場人物に共感したり、嫌ったり、救われたり。
娯楽が持つ力は時代を越えるんだなあ。
高校生の時に読んだ、漫画版源氏物語「あさきゆめみし」も、同じ感覚にさせてくれました。
源氏物語って、タイトルは誰でも知ってるけど内容を知ってる人はどれくらいいるんでしょう。
古典の授業で冒頭だけ授業で扱われましたが、冒頭だけじゃこの作品の面白さや素晴らしさは伝わらないと思うんです。
おちくぼ姫も、源氏物語も、今新たに生み出されている作品も、末長く生き続けますように。

辛いことや漠然とした不安に押し潰されそうになると本を手にするようになったのは大学生になってからです。
読書が好きなのは小学生の時からですが、読書に救われるようになったのは大学生になってから。
人生いろいろ。楽しいことばかりじゃない。
読書を通していろいろな現実を味わい、救われ、学んできました。
これからもいろんなことを読書を通して学んでいきたい。あわよくば、私も誰かを文章で救いたい。
そんな密かな野望を抱えながら、一日一日を乗り越えております。

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