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年間168通書いた人の『手紙の書き方入門』

趣味が手紙

去年は2日に1回のペースで手紙を書いていた(除く年賀状)。
我ながらよく書くな~って思う。

さて今日は文章練習として、
お題:
自分の趣味について書いて
読んだ相手にどれくらいやってみたいと思わせる伝え方ができるか

にトライしてみたい。

コンビニの数よりポストの数が多い

 たぶん手紙を書かない人は、町中のポストに全く気づいていないと思う。
知ってましたか?ポストの数って、コンビニの数より多いんですよ。

これによると郵便ポストは175,145本
(2023年3月時点)

コンビニ57,000店舗に対しポスト175,000本(ポストの単位は”個”じゃなくて”本”なんだ!)コンビニの3倍もあるなんて!驚きません?
なので、まずは近所のポストがどこにあるかをチェックして見るのは、どーでしょう?
まず対象に興味を持つところからスタート!

郵便局限定!郵便書簡というマイナーレターセット

次に何に書くか?
大して書かないのにわざわざレターセットを探して買うなんて…
というお嘆きのアナタには、1回分の郵便書簡どーでしょう?
郵便書簡??ナニそれ☹️?ですよね?

ガイドに沿って折ると封筒。水で封できる。
便箋2枚分書けてハガキと同じ63円📮

郵便局で買えます。
コンビニで切手は買えますが”郵便書簡”は買えませーん。
見たことないでしょ?!レアです!レア!!

あえての手作り封筒のススメ

ここでもう上級編!

市販のレターセットはバリエーションが限られています。
初めにレターセットあり!即ちすなわち切手ありきのレターセットは存在しないんですね。
ならば、切手に合わせて封筒を手作りするのは、どーでしょう?
まったく読み手を無視した突然のマニア向けガイド!おゆるしを!

今年1月17日発売のミッフィー切手
&正方形な封筒

ミッフィーの切手は正方形
それに合わせて84円で送れる*
”ギリ正方形錯覚サイズ”👀横12㎝×縦14cmの封筒を作りますよー。
オーダーメイド封筒ですもの…✉️
ミッフィーのオレンジにぴったんこな色をチョイス!贅沢~!
それでいて材料費は画用紙1枚たったの30円なんて!(封筒2枚作れる)
銀座伊東屋(文具専門店)で封筒1枚買っても30円しますから~
およそ半額です。

なお、この大きさ正方形風の封筒は市販されていません。
これぞ手作りの醍醐味!
きっとこのサイズで作ると紙の無駄が多いから無いんでしょうね…
*注:既定の大きさを超えると定形外郵便扱いとなり84円では送れません。

自分の話ばっかなのに疎まれない稀有な存在、手紙

さて、リアルな場で自分の話しかしない人は嫌われますが(バッサリ)、
こと手紙となると自分の話しかしていないのに、不思議と?疎まれない気がします。
なんでしょう?この手紙マジック?
手間ヒマ…手紙を書いて封して投函、という一連に”おもてなし”効果が?
なので、ついつい自分の話ばかりする傾向にある人は手紙にしてみるのは
どーでしょう?

手紙は一番私的なZINEである

さて、最後に「手紙の魅力とは?」です。

記憶が確かならば…
往年の『Olive』*名物編集長遠藤こずえさんは”誰かに宛てた手紙のように雑誌つくる”と言ってらした覚えがあります(巻末の編集後記で)。
*1982年~2003年まで発行されていたマガジンハウスの伝説雑誌

私は雑誌よりももっと小さいメディア・ZINEと言われる
「個人で自主的に作る少部数の出版物」を作っています。
長年培ってきた”手紙マインド”は知らず知らずに誌面ににじみ出ているはず。
そもそも私の屋号「ガシガシ編集部」の”賀詞賀紙ガシガシ”も、
個人に宛てた年賀状壁新聞が始まりですから…。

そんなだから究極のZINEはやっぱり手紙だよな!って思ってます。
電車の中で、みんなスマホを見ているけど、
電車の中で、手紙を読んでいる人がいたらサイコーにcoolじゃない?

液晶で”揺らぎ”(≒動画)を見るのもいいけど
紙に定着した”ゆがみ”(文字/手紙)を見るのは”お守り”代わりにもなる。

「手書き・手紙賞賛」に聞こえたら本意ではないが
わたしはどこかやっぱり手紙を”えこひいき”
存在感確かな手紙を愛してやみません。
だから手紙を書く人がもっと増えたら循環していいのにナ!とおもう。

で、手紙…どーでしょう?

PILOT(2019年)
”🖋手書きコピー”だったPILOTも
最近は手書じゃないけど。

通勤電車で読むもの

本だったら、かっこいい。

ZINEだったら、もっとかっこいい。

手紙だったら最高。

『Pink Poor Paper ピンク色のびんぼう』奥光子(2022)




表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。