男は黙ってウエーブエキデン

 皆さんは知っているだろうか。ミズノのウエーブエキデンというシューズが存在していることを。私はこのシューズを中学時代に愛用しており、幾度となく試合で助けられてきた。

昨今、厚底ランニングシューズが流行ってしまい履いている人はほとんど見かけなくなってしまった。もはや、ランニングシューズ界の絶滅危惧種と言って相応しい。

今回の記事ではそんな元祖薄底ランニングシューズ「ウエーブエキデン」の良さを知ってもらおうと思いこの記事を書くことにする。

防御力ゼロ、超攻撃型ランニングシューズ

 ここではシューズの特長について述べていく。ウエーブエキデンは厚さの「あ」の字もないほどソールが薄い。着用感はもはや足袋だ。

名前の通り駅伝用に開発され、要らない部分は全てカットされた軽量レーシングシューズである。サイズ26cmで重さ135gと驚異的軽さを誇っており、この軽さはランニングシューズの中でもトップクラスの軽さである。

厚いばかりが良いことではない

 クッション性皆無、カーボンプレートも入っていない。ではウエーブエキデンの何が良いのか?

このシューズの良さはまさにその「薄さ」にある
。しっかりトレーニングして使いこなすことができれば足本来の力を発揮することができレースでベスト以上のパフォーマンスを発揮できる…はずだ。

昨今厚底ランニングシューズが流行っていると言ったが厚いばかりが良いことではない。

例えるならコンドームだ。
厚くなればなるほど感度が落ち、薄ければ薄いほど感度が上がる。

ウエーブエキデンはまさに薄いコンドームだ。薄いソールとグリップで足の感度を上げてくれるのだ。

使用の反動が半端ない

 しかし、パフォーマンスが発揮できる代わりに足へのダメージが半端ではない。連戦ではダメージが大きすぎて使おうとすら思わない。どのぐらいのダメージが残るか分からない人のためにポケモンの技で例えると

はかいこうせん」だ。

1ターンは動けなくなると思ってもらっていい。

強力すぎてシューズが履く人を選ぶ

 冒頭にも言ったようにこのシューズを履いているユーザーは最近全く見かけない。それはシューズの特性ゆえにユーザーが離れていると思うだろうが実際は違う。

ウエーブエキデンが履く人を選んでいるためユーザーが少ないのだ。履きこなせない者は淘汰され、別のシューズに乗り換える。自然の摂理だ。

心のカーボンが入っている

 ウエーブエキデンは足本来の力を発揮してくれるとても良いシューズである。一度はいてみればこのシューズの凄さが分かるだろう。我こそは履きこなせるという勇者はぜひ挑戦してほしい1足だ。

カーボンプレートなんか入っていなくても大丈夫。
だってウエーブエキデンには心のカーボンプレートが搭載されているから。

男は黙ってウエーブエキデン

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