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日本史B 中世10 室町時代の経済

Ⅰ室町時代の産業

二毛作(にもうさく)が東日本にも普及する

 鎌倉時代は西日本のみ

 地域によっては三毛作も始まる

品種改良:早稲(わせ)、中稲(なかて)、晩稲(おくて)といった品種ができる

肥料として下肥(しもごえ)が一般的になる

商品作物が作られ始める 漆や茶など


Ⅱ室町時代の商業

定期市が月6回開かれる=六斎市(ろくさいいち)

 鎌倉時代は三斎市

見世棚(みせだな)の一般化:常設の小売店舗のこと

行商人の誕生:連雀(れんじゃく)商人振売(ふりうり)

女性の商人:大原女(おはらめ)や桂女(かつらめ)


運送業

 馬借(ばしゃく)馬に荷物を運ばせる

 車借(しゃしゃく):牛に車を引かせる

 廻船(かいせん):船で荷物を運ぶ


同業者組合

:同業者組合のこと

座衆:座のメンバー

座役:本所に支払う営業税

 代わりに本所から独占販売権や関銭の免除といった特権をもらう


Ⅲ室町時代の金融

室町時代の貨幣

明から輸入された明銭(みんせん)が普及

 永楽通宝(えいらくつうほう)は覚えて下さい

 ほかにも宣徳通宝(せんとくつうほう)・洪武通宝(こうぶつうほう)もあります

 宋銭や元銭も流通していた


撰銭令(えりぜにれい)について:経済発展が要員

私鋳銭やびた銭などの悪銭の増加

 私鋳銭(しちゅうせん)=民間で鋳造された貨幣

撰銭を行って悪銭を避ける行為が増加

 お金を受け取るかどうかを巡ってトラブルが増加

撰銭令が出される

 撰銭を制限する法律


金融業者の出現

土倉(どそう)・酒屋などが金融業を営む

 鎌倉時代は借上が行っていた


Ⅳ室町時代の農村

惣村)=農民が自治を行う集落

 指導的立場の農民:おとな沙汰人(さたにん)

惣百姓(そうひゃくしょう)=惣を形成する農民

寄合(よりあい)=惣の会議

惣掟(そうおきて)=惣でのきまり

地下検断(じげけんだん)=村民自らが警察権を行使すること

地下請(じげうけ)=年貢を惣村単位で請負うこと

地侍(じざむらい)=村の自衛のために守護の家臣となった農民

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