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日本史B 中世9 室町時代の外交

Ⅰ元との貿易

建長寺(けんちょうじ)北条高時(たかとき)が派遣 鎌倉時代末期

天龍寺(てんりゅじ)足利尊氏夢窓疎石(むそうそせき)の勧めで派遣 室町時代初頭

 後醍醐天皇の冥福を祈るため

寺院の造営・修復用の資金集めが目的

明ではなくその前の王朝である元であることに注意


Ⅱ明と朝鮮の建国

倭寇(わこう):鎌倉時代末期から室町時代初期にかけて活動していた海賊

 中国と朝鮮で国家が衰退していた時期だったので、海賊の活動が活発だった

室町幕府成立後に建国された国家

 中国:(みん)(1368年)

 朝鮮:朝鮮(1392年)


Ⅲ明との貿易

3代将軍足利義満が祖阿(そあ)と肥富(こいつみ)という使者をに派遣(1401年)

 国交を行ったのは4代足利義持(よしもち)

 貿易は朝貢(ちょうこう)形式:従属国が貢物を持った使者を相手の国に派遣する方法

 日本が明に従属する形を取って貿易をする

日明貿易は勘合(かんごう)貿易とも呼ばれる

 勘合:日本の正規貿易船であることを証明する証明書


4代将軍足利義持朝貢形式に不満を持ち、明との貿易を中断

6代将軍足利義教(よしのり)の時代に貿易の利益を得るために貿易を再開


その後幕府が衰退すると、貿易の実権が有力守護大名に移る

 大内氏博多商人と結ぶ

 細川氏堺商人と結ぶ


寧波(にんぽー)の乱

 大内氏細川氏が貿易の権利を巡って対立

 中国の寧波で衝突する

 勝利した大内氏が貿易を独占する


Ⅳ朝鮮との貿易

対馬(つしま)の宗氏が仲介役となって貿易を行う

三浦(さんぽ)と漢城におかれた倭館(わかん)で貿易を行った

 三浦は朝鮮が貿易のために開いた3つの港

 主に木綿が輸入された


応永(おうえい)の外冦(がいこう)(1419年)

 朝鮮が倭寇の本拠地を対馬と考えて襲撃する

 朝鮮との貿易が一時中断


三浦の乱 16世紀

 日本人が三浦でおこした反乱

 日朝貿易が衰退する


Ⅴ琉球・蝦夷地との交易

沖縄:15世紀半ばごろ尚巴志(しょうはし)によって琉球王国が建国される

中継貿易で栄えた

 中継貿易=第三国から購入した商品を別の国に販売する方法


北海道:アイヌと呼ばれる人々が住んでいた

 交易が盛んになるにつれて和人(本州系日本人)との衝突が増えた

 コシャマインが蜂起するが蠣崎(かきざき)によって制圧される(1457年)

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