見出し画像

日本史B 中世11 戦国大名の説明

Ⅰ戦国大名がとった統治方法

応仁の乱がおこった15世紀末から戦国時代が始まる

分国(ぶんこく)=戦国大名の支配領域

分国法=支配領域の適用される法律

 喧嘩両成敗(けんかりょうせいばい):家臣間の死闘を禁止


寄親・寄子制(よりおやよりこせい)

寄親に寄子の管理を任せる家臣統治法

 寄親=有力家臣

 寄子=それ以外の家臣


貫高(かんだか)=家臣の収入を銭に換算して収入に応じた負担を家臣に負わせること

 当時の収入は現金収入だけでなかったのが理由


指出検地(さしだしけんち)=家臣の土地の面積や年貢高を自己申告させること


城下町の優遇

関所の廃止楽市の実施で経済活性化を図った

 楽市(らくいち)=自由な商取引を行わせること


Ⅱ東日本の戦国大名

伊達(だて)

拠点:東北地方

分国法:塵芥集(じんかいしゅう)


北条(ほうじょう)

拠点:関東地方 小田原(おだわら)

初代当主:北条早雲(そううん)

堀越公方古賀公方を滅ぼし関東管領上杉氏を追放

 ※鎌倉公方が分離して堀越公方古賀公方になった


上杉氏

関東管領を追放された上杉氏のうち山内上杉氏は越後の守護代長尾景虎(ながおかげとら)(後の上杉謙信(うえすぎけんしん))に家督を譲る

 ※守護代=守護の代理で国の管理を行う人


武田氏

拠点:甲斐・信濃(山梨県・長野県)

分国法:甲州法度之次第(こうしゅうはっとのしだい)

武田信玄は上杉謙信と同時代の大名


余裕があれば

上杉謙信と武田信玄の川中島の戦いを抑える


朝倉氏

拠点:越前(福井県) 一乗谷(いちじょうだに)

家臣を城下町に集住させた


Ⅲ西日本の戦国大名

大内氏

拠点:中国地方 山口

勘合貿易によって栄えた

大内義隆(よしたか)の時代に家臣の陶晴賢(すえはるかた)という人物に倒される


毛利氏

拠点:安芸(広島県)

毛利元就(もとなり)が陶晴賢を倒して中国地方を制圧する


Ⅳ戦国時代の都市形態

門前町(もんぜんまち)=お寺や神社の門前にできた

 伊勢神宮の門前町 宇治・山田(三重県)

 延暦寺の門前町 坂本(滋賀県)

浄土真宗のお寺は寺院を中心として寺内町(じないまち)が形成された

 石山(大阪)・山科(やましな、京都)・吉崎(よしざき、福井)・富田林(とんだばやし、大阪) という地名を見たら寺内町です


港町 見て区別がつけば大丈夫です

 堺(大阪府) 敦賀(つるが)・小浜(おばま)・三国(みくに)(すべて福井)

 草戸千軒町(くさどせんげんちょう)(広島)


都市の運営者について

堺には会合衆(かいごうしゅう)

博多には年行司(ねんぎょうじ)

京都には町衆(ちょうしゅう)

 京都の町衆は祇園祭(ぎおんさい)を復活させたことも覚えておいてください

次に見てほしい記事

 いいねやnoteのフォローもお願いします。これから記事を書く時の励みになります。
 また、ツイッターもやっているので、こちらもフォローしていただけると嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?