日本史B 中世12 室町時代の文化 前編
室町文化の時代分類
①南北朝文化:南北朝の対立があった時代
②北山文化:3代将軍足利義満を中心とする時代
③南山文化:8代将軍足利義政を中心とする時代
④戦国時代の文化:戦国時代
Ⅰ建築
北山文化
金閣(きんかく)(鹿苑寺(ろくおんじ)) 足利義満が創建
東山文化
銀閣(ぎんかく)(慈照寺(じしょうじ)) 足利義政が創建
東求堂同仁斎(とうぐどうどうじんさい):慈照寺の中にある書斎
枯山水(かれさんすい)の庭園
龍安寺(りゅうあんじ)や大徳寺大仙院(だいとくじだいせんいん)の庭園が有名
Ⅱ絵画
水墨画について
水墨画は臨済宗の僧侶が考案した
画家は臨済宗の僧侶です
北山文化
瓢鮎図(ひょうねんず)を描いた如拙(じょせつ)
明兆(みんちょう)・周文(しゅうぶん)などがあげられる
東山文化
雪舟(せっしゅう)によって水墨画が大成した
水彩画以外の絵画は東山文化以降に活躍します
土佐派(とさ):大和絵の一派
狩野派(かのう):水墨画と大和絵の融合
Ⅲ芸能・芸術
北山文化
猿楽能(さるがくのう):足利義満の保護を受けて発展する
観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)父子:猿楽能を大成させた
風姿花伝(ふうしかでん)=世阿弥が能の神髄を書いた書
大和猿楽四座(やまとさるがくしざ)=観世座(かんぜざ)・宝生座(ほうじょう)・金春座(こんぱる)・金剛座(こんごう)
観阿弥・世阿弥がいたのは観世座
能の合間には狂言(きょうげん)が演じられた
東山文化
侘茶(わびちゃ)
村田珠光(むらたじゅこう)が始める
戦国時代の武野紹鷗(たけのじょうおう)が受け継いだ
桃山時代の千利休(せんのりきゅう)がそれを引き継ぐ
小歌集:閑吟集(かんぎんしゅう)
平安末期の梁塵秘抄(りょうじんひしょう)と混同しないようにしてください。
盆踊りの元になった風流(ふりゅう)踊り
戦国武将などにもてはやされた幸若舞(こうわかまい)
Ⅳ連歌
南北朝時代
二条良基(にじょうよしもと):連歌の基礎を確立した人物
菟玖波集(つくばしゅう)=連歌集
応安新式(おうあんしんしき)=連歌の規則書
東山文化
宗祇(そうぎ)
新撰菟玖波集(しんせんつくばしゅう)を編集
宗鑑(そうかん) 俳諧連歌が得意
犬筑波集(いぬつくばしゅう)を編集
Ⅴ覚えてほしい図表
金閣(鹿苑寺)
銀閣(慈照寺)
秋冬山水図(雪舟の作)
瓢鮎図(如拙の作)
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