我が家の愛情物語 お姉のピュアな恋愛編




にょろちゃん。

インスタでフォローさせて頂かせている女性が、中学の先生との恋愛話を書いていらしてお姉も気になって仕方ない。


お姉が中1の13才から17才くらいまで、本気で好きだった恩師、社会科の先生がお元気かどうか。


今は、お姉は貧困病気高齢者で今62才だが、やはり今でもその先生は好きです。


13才からずっと年賀状のやり取りをさせて頂きましたが、お姉が完治なき特殊な機能性胃腸症になり、年賀状を書く体力もなくなり失礼しています。


中学からの親友も、その先生が好きでしたが、彼女はクラスで人気の男子にバレンタインにチョコをあげたそうです。


お姉は中学時代、その先生以外の異性には全く興味がなかった。

社会科研究室のその先生の机の上に、小さなガラスのコップにさした、可憐なお花を置いてきた。


先生とすれ違うために、わざわざ学校内を遠回りして歩いた。


お姉は、信州大学附属長野中学に通った。
国立の中学は厳しく、先生を教官と呼んだ。
先生と廊下ですれ違う時は、どの先生でも必ず頭を下げるように指導されていた。
お姉は好きな先生に会釈する事が、この上ない幸せだった。


その会釈の習慣は、高校大学に進学しても続いた。有難い。

とにかく、その先生の後を追いかけた。


先生は、学校に割と近くのアパートにお住まいで自転車通勤。お姉は、長野電鉄の私鉄の電車通学で長い距離を歩いて通学した。

朝の通学時に、先生と一緒になることが幸せだった。

卒業しても、高校が中学に近かった事もあり、放課後社会科研究室に先生に会うために伺った。


他の社会科の先生もいらしたのに、図々しい。


厳しい学校でも、何と全員の先生方がお姉がその先生を好きな事をご存知だった。

今になると恥ずかしい。


卒業式が終わり、学校の横の道を卒業生は父兄と歩き、在校生、先生方が拍手で見送って下さった。


その時何と、親友のお母様と母がその先生に駆け寄り、



娘が大変、ご迷惑をおかけ致しまして申し訳ございません。と話し掛けたのです。


あの時ほど、恥ずかしかった事はない。





大学を卒業して2年後くらいに、その先生から、夜食事に誘って頂いた。

学生時代には話せなかった、中学の裏話などたくさん伺った。


そして、いわゆる2次会で、先生が行きつけのバーに連れて行って下さった。バーのママさんにも、教え子だと紹介して下さった。


その後、お姉は人生で1度だけのチークを、無理矢理先生と踊らされた。


あの、そんなに間近で見つめないで下さい。


大人の恋愛に困惑する24才のお姉でした。


ホテルに誘われましたが、真面目なお姉はしっかりと断り帰宅しました。奥様、娘さん息子さんがいらっしゃいますからね。


先生はずっと、今日は女房公認だから。とおっしゃっていましたが。



今になれば、もったいない事をしたと思います。



とても良い先生で、お姉が大学卒業後1ヶ月で突然父が他界しましたら、


父は水彩画家でしたので、追悼展をやり、色々な会派の展覧会に追悼の作品を出品させて頂きました。



先生は、昔の信濃美術館にお忙しい中わざわざ展覧会最終日の閉館時刻ギリギリに駆け込み、父の絵をご覧になって下さいました。



また、12年前に私の母が他界して11月に入りすぐに喪中ハガキを発送致しましたら、


次の日の夕方5時に、先生からお電話を頂きました。誰よりも早かったです。


お母様が亡くなられた事を知らなくて申し訳ない。1人で大丈夫かと案じて下さいました。


私にはベビー毛布のにょろちゃんの大切な妹がいますが、人間としては1人っ子だからです。


先生とたくさん電話でお話しさせて頂きました。






次の日は、やはり中学の担任の先生からもお電話を頂きました。


ありがとうございます。




私が好きな先生、どうかお元気でいらして下さい。


誰か先生のことをご存知な方、教えて下さい。


ただし、先生が亡くなられていたら知らせないで下さい。私は生きられません。



たぶん16才くらいの私の記述から。


その若さを失わないで下さい。
そして、あなたのことを死ぬほど好きな少女がいた事を、
心の片隅にしまっておいて下さい。





まあ、何てピュアな事か。




私の恋愛話は、人生でほんの少しですが、今でも昔のお若くて、素敵にスーツを着こなしていらした先生の姿は忘れません。



当時、山口百恵さんの横須賀ストーリーと、パールカラーに揺れての2枚のアルバムを、先生と私になぞらえて擦り切れるほど聞いていました。


今も歌詞もしっかり覚えています。


恋する気持ちは素晴らしい。



まだ小さいけれど、にょろちゃんも素敵な恋をして素敵な女性になってね。
お姉の私も見守らなくては。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?