冷蔵庫を購入したらQOLが爆上がりした

QOLとは何だい。
quality of life。クオリティ・オブ・ライフ。

ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた『生活の質』のことを指し、ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。

ウィキペディア

昨年の夏、突然思い立って冷蔵庫を購入した。
それまで使っていたのは、大学進学の際に両親が買ってくれたもの。
いわゆる一人暮らし向けの、高さが女性の目線よりも低いコンパクトなもの。
私はそれを十数年間使い続けていた。

壊れたわけでもない、汚かったわけでもない。
そこそこ料理をする私にとっては、やや小さい気もしたが、
時折、長ネギが無残に折れ曲がって収納されていたりもしたが、
長年我が家のキッチンの顔として、頭に電子レンジを乗せて立っていた。（可哀そうかよ）

きっかけは、コストコ

単純すぎるし、本末転倒感が否めないが、
コストコの会員になったら大きな冷蔵庫がほしくなったのだ。

だって、大きいんだもの。だって、多いんだもの。（みつを）
オイコスは一気に12個収納しなきゃだし、
ロティサリーチキンは冷凍しなくては到底食べきらない。
そこで、やすこは、ひらめいた。
「そうだ！冷蔵庫を大きくすればいいんだ！」と。

今までずっと、頭のどこか片隅に、
「次に家具家電を買い替えるのは結婚したときかな」と、ぼんやりあったことは否めない。
その「次」がいつまで経っても一向に訪れないのなら、
自分から迎えに行ってしまえばいい。
コストコは、商品だけではなく、やすこの気まで大きくした。

迎えたる、巨大冷蔵庫

我が家のキッチンの新しい顔になったのは、
『大容量冷凍室メガフリーザー』なる、ドラゴンボールみたいな冷凍庫の付いたシャー〇さんのもの。
背も高いし、なんたって大容量冷凍室メガフリーザー付き。（言いたいだけ）
「私に入らないものなど、何も、ない。」そう感じさせる風格があった。

が、しかし。乗らないものはあった。
電子レンジ。なんたる盲点。
君の居場所を作ってやらなきゃね。

迎えたる、キッチン棚

コストコに行ったときは、まさかこんなことになるとは、想像もしていなかった。
コストコに行ったら、よくわからないけど、冷蔵庫が大きくなって、キッチン棚を新調した。
人生何が起こるかわからないもんだ。
そりゃ来年、妊娠・出産してもおかしくないわ。

新しいキッチン棚は電子レンジの大きさに合わせて購入した。
私の城が一気にグレードアップした。私、コストコに行っただけなのに。

迎えたる、電子レンジ

え。
なんで。って思ったでしょう。
私が聞きたい。え。なんで。

壊れたのだ。
突然、ブ―――――――――――――――って
楽器みたいな音を鳴らすようになった電子レンジさん。
そんなに新しい居場所が気に入らなかったのでしょうか。
やっぱり冷蔵庫の頭の上がよかったのでしょうか。
あなたに合わせてキッチン棚も買ったというのに。
突然お別れがやって来て、冷蔵庫と同じシャー〇さんの電子レンジが新しく仲間に加わった。

コストコに行ったら、
冷蔵庫を買って、キッチン棚を買って、電子レンジを買った。
自分でも、ちょっと何やってるかよくわからないのだが、
この間わずか1か月半。
結果的にQOLが爆上がりした。

そして今、noteまで書いている

新しいキッチン家電たちは、まさに私のQOLを爆上がりさせた。
もう、長ネギだって折れ曲がらないし、頭に電子レンジ乗せるイジメもしてないし、キッチンで楽器も弾いていない。

なぜもっと早く、こんな快適な生活を追求しなかったのだろう。
冷蔵庫が教えてくれた。なんでもやってみたらいいのだ。

オイコスとロティサリーチキンを収納したいがための欲求から、
QOLが爆上がりしたアラサー女は、ついにnoteにまで手を出した。

頭の中でぼんやり描く理想は、可能な限り手を出した方がいい。
出してしまえば、その先は、あれよあれよと勝手に好転することだってある。
困ったときには、大容量冷凍室メガフリーザーだってある。（言いたいだけ）