カバ

デジタル デトックス 9

この数ヶ月、私は、ネットでの出会いを辞めている、もうあのSNS村(デートサイトを含む)には戻りたくない。

(*ケンダル ジェンナーがインスタグラムを辞めたから、とかいったミーハーな理由ではない 笑)

しかも、私の場合、過去を振り返ると、ネットで出会った男性達とは、誰とも長く続かなかった、し、何度かショッキングな嘘をつかれた事もある。

デートサイトがまだ珍しかった頃、出会って、結婚したカップルの話しは聞くけど、最近ではめっきり、そんな話しも聞かない。

そこで、思う事が一つ。

男性は、女性よりロマンチックで、

意外と、彼女と一番最初に出会った時の思い出を、大切に鮮明に記憶しているのではないかと。

彼らの普段の記憶に関しては言えば、一緒に観に行った映画ですら、「ねね!カオリ!この映画観た事ある?!!(興奮気味に)」って聞いてくるぐらい、曖昧なのに、(うん、あるよ、ベイビー、一緒に観に行ったよね、、)

まともに、お付き合いした元カレ達は、

「カオリとの“初めての出会い”は、夏のバッテリーパークで、あの日は、僕が会社帰りで同僚と一緒で、友達とビールを飲んでいた時だったよね」(A君)

「初めて、共通の友達の友人として連れてこられたカオリに、2回目にまた同じメンバーで会った時、友達が見ていないところで、そっと手を握ったら、握り返してくれたよね。」(B君)

「初めてカオリと会った日は、雨が降っていて、あそこのバーで出会って、その時、2m20cmぐらいの身長の巨人が後ろから入って来て、おどろいたよねー。笑」(C君) など、意外と明確に記憶していて、

そしてその“初めての出会い”の時を語る彼らを、愛おしいとも思うし、なるほど、それは、2人にとって大切な思い出なんだなとも思う、

以前、デートサイトで出会った男性には、「もし僕たちのお付き合いが上手くいって、友達や知り合いに、2人はどこで出会ったの?と聞かれたら、図書館で出会った、って答えたいんだけど!いいかな?」と言われた事がある。彼とはその後、他の理由で、上手く行かなかったので、「図書館で出会った」と言う機会は失われたが。それほど、“初めての出会い”って重要なのかもしれない。


そこで、私は、デートサイトで出会った男性と長く続かない原因として、そこには、実は男性のこだわりポイントである、カスタムメイドな“初めての出会い”という、二人の共通の思い出エピソードが欠けているからなのでは?、と仮定してみた。


少し話しが変わるが、
かなり前に聞いた話しで、今は、全く状況が変わっていると思うけど、映画を映画館に観に行く人々の絶対数は、ある程度決まっていて。その中の人々が、そのシーズンに多く映画を観にに行くか、行かないか。で興行成績などが変わってくると聞いた事がある。(絶対数以外の人々は、映画館にほぼ足を運ばないという意味)

同じ様に、

デートサイトを利用する人々の絶対数も、ある程度決まっていて。利用しない人は、全く使わず。 逆に、利用している男性達は、数あるデートサイトやアプリのどこを覗いてもいて、同じプロフィールがずーっと載っている。

きっと彼らは、出会う事も無い、出会った事がないからこそ、ずっと理想でい続けられる、理想の女神様を、永遠に追い続けているのかもしれない。

つい最近も、紗子が友人男性の話しをしていて、

彼はデートサイトを4年ほど続けていたが、いい出会いがずっと無く、結局、昔からの女友達が、最近彼氏と別れたので、その人と付き合い始めたという。きっとその女友達と簡単にデートサイトで出会っていたら、今頃お付き合いはしていないかもしれない。

なにが言いたいのかというと、

女性側はデートサイトで、約束をした男性と、だいたいのケース、その男性に指定された場所に行って、面接の様なファーストデートを迎えるのだが。

男性側は、極端なケース、毎回、ネットで少しチャットしただけの女性と、自分が指定した、毎回同じバーで会い、いつもと同じドリンクをオーダーし、相手の女性は毎回違えども、彼女達の基本情報を聴き、たわいもない会話を1〜3時間して終わる。

そこには、何のスペシャル感や、偶然性、素敵なハプニングも無く、そしてその、ほぼ知らない女性に対して熱い気持が湧くはずもなく。単にそれは面接の様なファーストデートを、ただ違う女性と繰り返している作業になっていて、

そして、その理想の素敵な“初めての出会い”をくれる女神様が、自分が指定した同じバーに訪れる事は無く、彼らはその“初めての出会い”を求めている事にすら気がつかず、ただただ、ベルトコンベアーに流れてくる女性達の中から、もしかして流れてくるかもしれない女神様を探す検品作業を続けている様に思える。
そのベルトコンベアー上で、私が、その衝撃的な第一印象の“初めての出会い”を与える事の出来る女神様になれる可能性は少ない。 


こういう話しを例に出すのは、適切な事ではないかもしれないが、2001年の9月11日、アメリカ同時多発テロが起こった、私は、あの時、ニューヨークにいた。

アメリカ人でも、日本人でも、誰に聞いても、あの日、あの時、自分がどこにいて、何をしていて、誰といて、自分がどういう反応をしたか、鮮明に覚えている。 本当に衝撃的な、初秋の、空気が澄んだ真っ青な空の日だった。

逆に、他の日で、あの日ほど、鮮明に記憶できている日は少ない。

もちろん、最初の出会いに、そこまでの衝撃を必要としているわけではないけれど、意外と男性達は、ロマンチックで少し衝撃的で記憶に残る、“初めての出会い”っていうものを彼女との間に求めているのかもしれない。

逆に、女性はもっと現実的で合理的で、彼との“初めての出会い”が、普通だったとしても、たいして気にしていない気がするが。 

男性達はもしかして、“最初の出会い”の思い出を、ちょっとしたオマケの宝物の様に感じていて、それが大した事なかった出会いだったとしても、頭の中でロマンチックに解釈して、仕立て上げ、それを、その女性と付き合って行く上で、そして長期の関係を続けて行く上での、ちょっとした素敵なお守りのようにジャケットの内ポケットあたりに入れて、いつも持っているのかもしれない。。

そう仮定した私は、女神様を待ち続けベルトコンベアーで検品作業を続ける男性達がいるSNS村には戻らず。

SNS村以外に住む、現実の世界で出会いを求めている、もう少し現実的な男性達に、もうちょっとセクシーな服を着て、私が思う絶対に男性が手放したく無いボディー女、現在ダントツでトップを独走中のエミリー ラタコウスキーのセクシーインスタグラム写真(emrata)を毎日見て、彼らの望む、ロマンチックな“最初の出会い”ってのを提供しに、出かけるしかないと思った。

SNS村を捨て、町に出よう!


と、ここで終わりにしようと、思ったが。(デートサイトを辞めれない状況だとしたらどうするの?って言う質問がきたので、笑)

それでも、他で出会いがなく、もしまだSNS村での恋愛や婚活が捨てきれないのだとしたら、、、

1、男性側が指定したファーストデート場所を変える、(バーでもカフェでもいいから、自分が指定する、シチュエーションを変えて、公園や、ショッピングデートにする。など)

2、良い第一印象を持たせる為に、オーラが出ている様に見える白、ピンク、ライトベージュ(肌を綺麗に見せる、レフ板効果あり)のウエストを絞った女性らしい服を着て、

3、入り口のドアから入って来て、こちらに歩いてくる時は無表情だった顔を、彼に気がついた瞬間、おもいきり笑顔にかえる。(第一印象は7秒で決まるらしいし)

4、プロフィール写真より、実物の方がいいと思わせる。

を、私だったらするかな。


小さい頃、ピンク地に白い百合の花がいくつも咲いているモリハナエのワンピースを着ている時の母が、綺麗で一番好きだった。と今でも記憶している。


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