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週刊『めんたい♡通信』20240519号

こんにちは!

先週も気持ちの良い天気が続きました。日中の気温が30度近くまで上がる日もありましたが、湿度が低くカラッとした心地よい風が吹くので体感温度はそれほど暑く感じないですね。

月曜日にかけてまた天気が崩れるのかな。まあ週一程度の雨は仕方ないですね。

小中学校では春の運動会シーズンが始まったようです。土曜の昼過ぎに沢山の体操服姿の小学生が保護者と一緒に帰宅していました。
感染症対策で導入された午前中(昼食なし)だけの方式が続いているようですね。
熱中症対策や先生の負担軽減にもなるでしょうから、私は良いやり方だと思います。

運動会に限りませんが、(戦後の)昭和で常態化し、平成に制度疲労が顕在化した沢山の事があると思います。感染症などの重大な社会現象がなくとも、適時、生徒や教師に望ましい改善が行われる学校運営であってほしいです。

【マーケット雑感】
米国株式市場は続伸し、主要三指数揃って史上最高値を更新しました。ダウ平均株価は40,000ドルの大台に乗せて週を終えています。
要因は前週に引き続き、発表された景気指標が予想より弱く、利下げ観測期待が盛り返し、金利が低下したことです。半導体関連株の反発も続いています。

AI関連株にもマネーが集まっています。Alphabet(Google)株は前週末比+4.3%上昇し、史上最高値を更新しました。EV撤退などもあり年初から調整していたApple株もAI投資を強化するとの報道などから高値圏に戻ってきました。前週末比+4%の上昇、5月月間でも+11%の上昇となています。年初来でようやくマイナス1%の位置まで戻してきました。

ハイテク株の上昇を受けてNASDAQは前週末比+2.1%上昇し、月間の上げ幅は早くも+6.6%に達しています。ダウ平均とS&P500も月間+5%以上の値上がりです。


・先週史上最高値を更新した欧州株は少休止、英FTSE100、独DAX40、仏CAC40指数そろって前週末比で小幅下落。
・香港ハンセン指数は続伸。前週末比+3.1%で月間上昇率も+10.1%とリバウンドが続いています。
・前週-5%下落したビットコインはドテン+9.8%の上昇。荒い値動きが続きます。
・金(ゴールド)は前週末比+1.8%(月間+5.0%)で、終値ベースで史上最高値を更新しました。米金利低下に加え、地政学リスクとインフレヘッジの買いが継続しているようです。


日本株は・・・。
今月に入って横ばいが続いていた日経平均とTOPIXはようやく小幅上昇。日経平均+1.5%、TOPIX+0.6%。米国株上昇を好感した東京エレクトロン株など半導体関連株が反発して日経平均を押し上げました。

しかし、春先に大きく買われていた大型優良株は需給関係が悪化しているのか上値が重い銘柄が目立ちました。日本株の上値が重くなってきた原因としては、海外投資家の動向だけでなく、日本の長期金利の上昇もネガティブ要因としてあると考えられます。

日本国債10年債利回りは0.95%まで上昇しています。わずか2年前まではゼロ%前後を推移していましたので、急激な上昇といえます。金利の絶対水準からすれば米国債(4.4%)などと比べれば低いのですが、日本の潜在成長率などを考慮すると、無視できない水準になってきました。


総じて楽観が広がっているマーケットですが、懸念点としてはここにきて、物価(インフレ)は中々下げないのに、消費(景気)は頭落ちしている点があります。

消費の頭落ちで利下げ期待が復活していますが、物価の高止まりは米FRBとしては悩ましい状況だと思われます。物価が高止まりしている状況で利下げをするとインフレを加速させてしまうかもしれないからです。かといってこのまま消費後退に何もしなくていいのかと・・・。

これは日本でも似たような感じですね。日本国内も物価高から日銀が早期に利上げすると言われていますが、個人消費は減速感あります。日銀もFRBと似たような悩ましさを持っていると推測されます。

そんなスタグフレーション(景気停滞下のインフレ)の影がちらついているわけですが、株式投資はインフレヘッジになるのか、Bloomberg社がユーザーに調査した結果が興味深いです。

金(ゴールド)投資がやっぱり1番人気ですね、約半数が支持。ビットコインは5%程度の支持、これは多いのか少ないのか。

AIが社会的にまだ拡大するにしても、株価的にはかなり先食いしているかも。やっぱり『Sell in May』のタイミングはどこかが気になります。

(主な指標)

【今週の記事】

先週末、「支援金制度」の創設を盛り込んだ、子ども・子育て支援法などの改正案が参議院で審議入りしました。すでに先月衆議院で可決されていますので、法案の成立は間違いないのですが、「支援金」って何?という感じは残ります。

肝心の少子化対策としての効果はもちろん大事なのですが、少子化ってそもそも世界的な潮流なのですよね。しばしば(日本の制度は良くないという対比で)引き合いに出される北欧や仏ですら、出生率の低下は続いているそうです。

個人の自由や人権が、人類の歴史の中で一番、世界中で『認識』されている社会に今あるというのが根っこの原因にあるのではないかと推察しています。

多くの個人がその尊厳を求めることは、(人類の)種の保存や既存の社会制度の維持とは相反するものなのかもしれません。

【その他本文で参照した記事】

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それでは、また来週!
(今回は5月19日お昼頃にお届けしています。)
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