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【いのうえコーチの教育メソッド】#9 指導者で選手は変わる

以前の投稿でお話していたのですが、

新型コロナの影響から延期につぐ延期だったミャンマー渡航が、

先月ようやく決まり、今月から又スポーツ指導に入っています


ミャンマーに戻るに際して、

現在の国の状況等、様々考え、悩みました。

本当にものすごく考えて悩んで出した答えなので、

後は精いっぱい努力して、

ミャンマーのスポーツ界の成長に貢献するだけです。


色んなご意見等はあるでしょうが、

温かく見守っていただけると嬉しいです。


さて、今回戻って、改めて感じた事です。

それは、

指導者が良いと選手も頑張るし、指導者が良くないと選手も頑張らない、です。


それでは、良い指導者とは、具体的にどういう指導者でしょうか??


私の思う良い指導者の条件は、

① 信念がある(芯がしっかりしている)

② 他人の意見を積極的に取り入れる(自分のやり方に固執しない)

③ 選手の成長の為に自分もしっかり知識を得る努力をしている

などです。


特に、②は多くの指導者がなかなか出来ないであろう所だと感じます。


指導者は誰でも自分が正しいと思って指導していると思います。

そこに私のような外部の人間が来て違う指導方法を伝えます。

そこで、なるほど、難しい(面倒くさい)けど、ひとまず取り入れてやってみよう。 となるか、

もしくは、外国(外部)から来て、うちの仕組み知らないのに、しゃしゃり出てくるなよ。 となるか…。


大きく分けてどちらかになると思います。

どちらが良いでしょうか??


スポーツだけではないでしょうが、

指導者が来て、その指導方法の通りにやったとして、

結果が伴ってくるのは3か月経過したころにやっとです。

半年すれば、徐々に違いも分かってくるでしょう。


そこまで頑張ってやり続ける事が出来るか(指導者からすると、やらせ続ける事が出来るか)が大事ですね。


ぜひ指導者の方たちには、選手や生徒たちがすぐに出来なくても

諦めないで、半年は指導していってほいしです。

それも、日本のように学校教育の基礎がある程度あればです。

海外では、そもそも体の動かし方の基礎がない事が多いので

そこから始めると、もっと長期間かかる事があります。


単純に、今まで通りで良い結果も出て、選手たちも成長しているのなら、

外部から指導者を呼ばないはずですね。

※学校の部活だと先生の仕事の時間の都合等ありますが


しかし、結果が伴っていないから外部講師が来ているわけです。

それを受け入れる気持ちがないと、成長は見込めません。


もちろん、外部から受け入れてもらう側の努力も大切です。


私が再赴任して、ジムのヘッドコーチとして活動開始し、

多くのコーチは指導に寄り添い、自分も成長するように努力し、

それを選手たちへの激励に変えてくれています。


しかし、私の努力がまだ足りないのか、

まだこちらの想いが届いていない種目のコーチも存在します。


選手たちの現在の最終目標は、

東南アジアのスポーツの祭典

SEA GAMESで

メダルを取る事です。


その最終目標の為、どのような練習が必要なのか、

その練習の為、どのようなフィジカルトレーニングが必要なのか

そのフィジカルトレーニングのやり方は正しいの

等、細かく設定し選手を見ていく必要があります。


現在、柔道、ボクシング、ボビナム(ベトナムの格闘技)等の選手たちが

日々トレーニングで汗を流しています。

私は基礎運動能力向上の為の指導をし、彼らも精いっぱいの努力をしてくれています。

ぜひメダルという結果につながれば良いなと思います


これは結果が、というより、彼らの努力が結果につながっていれば

更なる努力にもつながるはず、という思いからです。


そうして、努力をする文化を作ってしまえば、

後はその先人たちに後輩は引っ張られるはず。


皆さん

SEA GAMESをそもそも知らないかもです。

アジア大会の更に狭い範囲なので。


しかし、来年の5月にベトナムで開催の予定です。

ぜひ、ミャンマーを応援してください。


国内の問題など様々ありますが、

スポーツ選手たちはただ単純に

一生懸命練習を頑張り、

試合で結果を出すために努力しているのです。

世界中のどのスポーツ選手とも変わりはありません


ところで、良くない指導者とはどういう人でしょうか??

私が思うに、

① 種目の特徴やその種目にあったトレーニングが出来ない(筋トレだけやっている)

② 選手の練習をあまり見ていない

③ 選手にやさしすぎる(優しいというか、コーチ・トレーナーとして選手に必要なトレーニングをさせれてない。つまり、選手がやりたいという練習だけをやらせている)

等です。

③に関しては、選手がプロであり、例えばサッカーチームに所属している等ではなく、テニス等個人種目のプロ等で、個人管理が徹底して出来る方は別ですが。

後は、単純に良いコーチの逆ですね。

自分の練習方法しかやらないとかですね。


私も100点のコーチではないですが、

日々100点のコーチになれるように努力し、

選手たちの成長に少しでも力添えできればと考えています。




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