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「最新=便利」ではないというお話し

どうも、海外放浪系不動産投資家のショウです。

今日は、不動産業者として営業している中で、ふとしたアドバイスによって予想外に「お客様から信頼を得られたエピソード」についてご紹介したいと思います。

当初のご相談は、住み替えの案件でした。
お客様はご夫婦+中学生のお子様で、転勤をきっかけに転居し、ご主人のご両親を遠方から呼び寄せて同居の予定でご相談にいらっしゃいました。
結局、案件としては高齢の両親が消極的に反対して、頓挫し、息子一家だけの引越しになりました。

非常にご両親想いのお客様で、結局同居が破談になった後も、ご実家の様子をずっと気にしていらっしゃいました。

商談中の雑談で、ご夫婦から「今回の引越しで家電を買い換えるので、それと一緒に実家の両親にルンバとダイソン掃除機をプレゼントするつもり」とのお話が出ていました。

そこで、私からは「差し出がましいようですが」と前置きした上で、「ルンバやダイソンは若い人には便利ですが、ご高齢者が使いやすいとは限りません」とお話ししました。

それよりもむしろ「軽くて」「片手で使える」「扱いやすい」ものを部屋ごとに用意するほうがお勧めです。
具体的には、クイックルワイパー、ハンディーモップに使い捨てシートをつけたもの、を長時間過ごす部屋と、特にほこりが溜まるところ(テレビ周り)に置いた方がいいです、とお話ししました。
ご夫婦からは「ふ〜ん、そうなんですね」と簡単なお返事をいただき、私もアドバイスしたことに特に気を留めていませんでした。

その後契約も無事終了し、最後のご挨拶になった後、ご夫婦から「あのときのアドバイスは大変参考になった。両親にお話ししたら、新しい機械よりもずっと嬉しい」と非常に喜ばれたとのことでした。
併せて、この担当者は信頼できるから、何かと頼りにしなさい、という嬉しいお言葉も頂戴いたしました。


不動産業の本質は、不動産に関する知識だけではありません。
こういった形での信頼の受け方もあるのです。
すぐに成果が出るようなノウハウやTIPSが世の中にあふれていますが、私はこういった「すぐに成果が出ないもの」についても大事にしていきたいと思っています。

こんな感じで、一つのnoteについて、一つのメッセージをこめて5分程度で読めるテキストを書いていくつもりです。「スキ」を付けていただけると飛び上がるほど喜びます。これからも「読んでよかった」と思われるテキストを心がけます。どうぞ、よろしゅう。

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