推し戦力外の副作用│中日ドラゴンズ
岡野祐一郎さんが戦力外通告を受けてから、早いもので、3週間が経ちました。トライアウトまでは、去就も含め、全く情報が出てこないだろうと思っていましたが、その通りでした。
応援する選手の戦力外通告が辛いことは想像していましたが、実際の辛さは想像以上です。そこらじゅう痛くて苦しいみたいな感じです。同じ苦しみを味わうかもしれない全野球ファンに向けて、推し戦力外の副作用を紹介します。
其の一 ドライアイになる
岡野さん戦力外通告のニュースを最初に見たのは、仕事中でした。(いや仕事しろ)その日は朝からトラブル続きで、雷に打たれたような動揺を除けば、仕事仕事岡野仕事仕事仕事と、1日が過ぎました。この日だけは、仕事の忙しさに感謝します。
翌日以降、気が緩むと、涙止まらない現象が起こり始めます。通勤車内でMONKEY MAJIK 「Around The World」を聞くと、「岡野さんと藤嶋くんは、同じ試合で投げることが多かったなぁ」とロングリリーフを思い出して涙があふれ。
会議室の窓から見た空が、あまりに綺麗な秋晴れで「岡野さん、あなたの心は晴れていますか…?」と涙ぐみ。(おまえ詩人か)
8歳年下の髙橋宏斗投手とは「もう友達みたいになっている」と後輩から慕われる性格が滲み出た公式YouTubeを見ては、もう2人の絡みが見れないことに、涙が止まらず。
岡野さんの居所や去就が分かる情報はないものかと探せば探すほど、チームに帯同していない現実を突き付けられて、どんな思いで過ごしていらっしゃるか、それはそれは切なくて、涙なしで過ごせず。
そんな生活を幾日も送っていると、以前より目が霞みがちになりました。色んな意味で前は見えませんけれども(お後がよろしいようで)今までよりも目が乾いて視界が白濁して、直訳:前が見えません状態になりました。
眼科で診察してもらいましたが、目に異常はありませんでした。「適当に目薬を点して生きていってください」とエールを貰いましたが、思い当たる原因が、推し戦力外で泣き暮らしなど言えるはずもありません。
3週間経った今でも、戦力外通告後の囲み取材を見ると、泣きそうになりますが、その感情をストレート155㎞みたく受け取らず、98㎞のスローカーブをミットに収めるくらいの衝撃で、なんとか今日も生きております。
其の二 食欲爆発
岡野さん戦力外通告を知ったその日、帰宅時間が遅かったこともあり、12時間近く働いたにも関わらず、風呂も入らず食事も摂らず眠りました。(風呂は入れよ)
悲しくて食事が喉を通らなかったのはその日だけ、来る日も来る日も、腹が減って仕方ありません。いとも簡単に、昼食でカレーライスと菓子パンを平らげてしまうのです。
恐らく、推し戦力外の悲しみを乗り越えようとしている、さあわたしに力を授けたまえ➡女1人、21時にワンタンメンを啜る。セブンイレブンのイカとネギマヨネーズみたいなのが混ざり合ったカップデリも食べる。かぼちゃプリンにも手を伸ばすみたいな現象が起きているのだと思います。
食欲と推し戦力外との因果関係について、賢い友人に尋ねたところ、恐らく食欲増進は、秋という季節が原因だろうとのことです。なるほど、、と思いながら、さつまいもベーグルを食べる。確かに秋でした。
現実を受け止めるために、恐る恐る体重計に乗ってみると、自分が認識している体重からおよそ2㎏増えていました。悲しみの大きさを物語っている。仕方ない、悲しみとともに生きていこう。(いや痩せろ)
其の三 徳を積む
今出来ることは、去就が決まるまでの間も、静かに応援し続けることだと思っています。
わたしの積んだ徳が、岡野さんNPB復帰の可能性に少しばかり還元されやしないかと、宇宙の摂理を超越卍的なことを考えてしまう訳です。
道に咲いた花にさりげなく笑いかけたりしました。(おまえクリスタルケイか)会社を退職する人に愛をこめて花束を贈ったりもしました。(だからSuperflyかて)
9月ファームでの失点が続いた時から、毎日腕立て伏せを10回することにしました。継続することが最も苦手なわたしが、何か未来が変わるかもしれないと始めた腕立て伏せ。3日分纏めて30回行う日もありますが、現在、借腕立て伏せはありません。
今のところ、岡野さん残留にも自身の上腕二頭筋にも、大した効果は有りませんが、彼の去就が決まるまで続けようと思っています。
ちなみに、10月1日ファーム最終戦 筑後での先発登板の時は、ソワソワのソワで、気付けば60回腕立て伏せをしていました。3回無失点、気迫溢れるピッチング、本当にかっこよかった。
ドラフト会議も終わって、いよいよ秋季キャンプイン、2024年シーズンに向けて、本格始動する時期になってきました。
今後プロ野球を見る気持ちになれるのだろうか?と思っていましたが、今日から始まる日本シリーズを、楽しみにしている自分がいます。
岡野さんにはNPBに拘らず、現役を続けてほしいと思っています。どの色を着てもいいから、マウンドに立つ姿をまだ見ていたい。
彼にとって良い知らせが届き、わたしの副作用なんて、犬も食わない笑い話だったなワハハ…になると良いですね!
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