うたった歌の話を Vol.2

きょうは土曜日。
先週からはじめてみた、プチ企画の日だ。
きょうの曲はちょっとマニアックかもな～。
お時間ある方は、寄ってみてくださいね。

この企画について

2008年から6年ほど、とあるお酒が飲めるお店で、ギター演奏者であるお店のマスターとわたしは、定期的にライブを行っていました。この企画は、そのライブでわたしがボーカルとしてうたった歌を紹介していくものです。邦楽のポップスのカバーを中心に、ときどき洋楽もあります。

平成という元号が終わろうとしているいま、懐かしい曲をゆるく紹介し、みなさんと共有して楽しめればと思っています。技術的に役立つ話はありません。どうぞ気が向いたら、お付き合いください。感想などコメントいただけるとうれしいです♪（Vol.1はこちら）

きょうの一曲

遠雷　/　Do As Infinity
（2001年、作曲・作曲：D・A・I）

※動画はYouTubeでのみ再生できます。

曲の紹介

の前に、Do As Infinity（ドゥ・アズ・インフィニティ）の紹介を少し。
ボーカルの伴都美子とギターの大渡亮の２人組音楽ユニット。1999年のデビュー当時は、音楽プロデューサーの長尾大が参加するユニットとして作られた。2005年に解散、2008年に再結成した。

ここで、大事なお知らせなのだが、わたしはDo As Infinityのファンだ。

なので、ライブでも彼らの曲を数曲、歌わせてもらっている(笑)

この『遠雷』という曲は、シングルではなく『DEEP FOREST』という3rdアルバムの収録曲だ。ちなみに、彼らのライブにわたしがはじめて行ったのは、このアルバムのツアーの熊本公演だった。

歌詞には、とある母と子の、夏の物語が綴られている。そしてPVには、歌詞の世界がよく表現されている。5分程度と少し長いけれど、ぜひ見ていただければと思う。(季節感がいまじゃなく、スミマセン）

あの日のあなたに近づいて
はじめてわかる
突然しゃがみ込んで流した
最後の泪
あなたの気持ち
あの夏の匂い

久しぶりにYouTubeで見て、聴いたけれど、鳥肌が立ち、涙がにじんでしまった。

ボーカルの伴ちゃんは、家庭の事情で生みの親と育ての親がちがうことが知られている。彼女は当時、どんな想いでこの曲を歌ったのだろう。

わたしも子どものころ、母に連れられ住んでいた町を離れた経験があるので、この曲にとくに思い入れがあるのかもしれない。

そんな彼女も、いまでは2人の男の子のお母さんだ。熊本県山都町（やまとちょう）の出身で、わたしと同い年だ。

2016年4月に起きた熊本地震によって被災した地元の姿を見たことで、「歌うことで故郷の力になりたい」と感じたことと、二人の息子を育てる環境を考慮したうえで、2017年11月に生活の拠点を熊本市に移した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

ということで、現在彼女は熊本市に住んでいて、さいきんはローカル情報番組にも出演している。
関東での活動もあるので、行き来しているようだ。

余談だが、先日彼女の故郷である山都町でイベントが開催され、Do As Infinityがフリーライブをした。そのときに、この曲も演奏された。
現地にいたわたしはもう、感無量だった。
だって故郷で、通潤橋（つうじゅんきょう：山都町の有名な橋）の前で、彼女がこの曲を歌いあげたのだから。

撮影OK、拡散推奨ということだったので（笑）、そのときの写真を一枚。
後ろに見えるのが、ライトアップされている通潤橋だ。見えにくいけど。

うたってみて

この曲は、サビが高いうえに、音の上下がはげしく、バラードで息も長く、うたうのが本当に難しい。
納得いくように歌えるよう、ずいぶん練習したけれど、日によってけっこう波があった気がするし、納得いったことはないと思う。
それでもイメージに近く歌えると、自分で泣きそうになる。（また）

さらに、アコースティックギターの音色が印象的なのだけれど、彼らの曲には変わったコードが多く、ギターの演奏が難しい。
お店のマスターは、ギターがすごく上手な方だったが、Do Asの曲の演奏をお願いしたときには、苦労をかけたと思う。
でも、どんな曲も何だかんだ言いながらも、必ず弾きこなしてくれたマスターの腕は、本当にすごかった。

そう、わたしも。
イントロだけ、アコギの練習をしてたなぁ。
ひたすら同じフレーズをアルペジオ（弦を一本ずつ順に弾く奏法）で弾くのだけれど、途中で調子が変わるところで、挫折。
でも自分で弾きながら歌うのは、とくにこの曲だと格別だ。
とても人前では、弾けないけれど。

・・・

と、曲の紹介やうたってみた感想じゃない部分も多くなってしまったけれど、今日はここまで。

最後までお付き合いを、ありがとうございました～！