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お気に入りの記事まとめ

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好きだな、とか、また読みたいな、と思った記事たちをブックマーク代わりにまとめています。どの記事もとっても素敵なので、良かったら見てください。
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2021年8月の記事一覧

本を読んで、書きたいと駆られ。

本にはあまり興味がなかった。 中学生の頃、朝の時間に「読書の時間」があった。本を自分で選ぶということをしようとも思わなかった私に、母は当時としては珍しいブログ小説が綴られた横書きの文庫本を買ってきた。 高校生の日常が書かれたそれは、ギャグ要素も強く、なにより読みやすかった。シリーズ化されたその本で私は中学の3年間を過ごした。 高校生になると「読書の時間」もなくなり、私はスポーツにどっぷり漬けられた。そもそも本に興味はなかったし、漫画を読むこともなかったので、卒業するまで

応援するのが仕事です!…と言いたい

新しい挑戦をする人を応援したい。 ただの通りすがりの「くらげ」です。 いきなり「応援したい!」と書いたので 何だ?? と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 いやいや、実はコレ、急に言い出したことではないんです。 遡ること数ヶ月前… 伝説の三銃士が団結し行われたnote史上最大級のイベント… あなたは覚えていますか? …なんて仰々しく書きましたが 早い話、noteEXPOです。 noteEXPOの時、note図書館(現 ことばの森図書館)と言う夢を語

残り物には福がある

このことばを使うのは、何かを最後に選ぶときが多い気がする。 残り物には福がある。 このことばを考えた人は、「優しい人なんだろうな」と、ふと思う。ことばから情景が浮かぶ。なんとなくのイメージ。今回はそのイメージを書いてみたい。 イメージだから、本来のことばが生まれた事実とはそぐわないこともあるかもしれない。ちょっと今の価値観としてズレてるところがあるかもしれない。でも、書いてみる。 江戸時代の城下町の物語時は、江戸時代くらい。舞台は、とある城下町の商店。 そこでは、着

大好きなおじいちゃんへ

去年の夏、おじいちゃんが亡くなった。 人生を最後まで全うし、本当に眠るように亡くなったらしい。 1年経ったからといって、悲しさが無くなった訳じゃないし、まだ涙なんかいくらでも出る。本当は私の中だけの気持ちにし、ゆっくり昇華しようと思い過ごしていた。 だけど、先日、とあるライブでのMCの言葉で 「2020年は、正直嫌いです。でも、その中で交わした言葉や、支えてくれた人たちと交わした想いまでは嫌いになりたくない。」 というような事を言っていて、一番におじいちゃんのことを

100円拾ったので、初めてクリエイターサポートをしてみました。

 先日、通勤途中に100円玉を拾いました。 「あ、100円だ!金運上昇してるな~」 とご機嫌になると同時に、 「このまま自分の財布に入れて、生活費の一部としてなんとなく使うのは惜しいな…」 とも思いました。 「コンビニの募金箱にでも入れようかな?でも、わたしコンビニ行かないんだよな~」 そこで、ふと思い出しました。 「noteにクリエイターサポートとかいうものがあったな」 note初心者のわたしは記事を書くことと”スキ”をすること以外まだnoteを活用していま

学校で教えてくれないから、日本人は「考える練習」を自分でしないといけない→推薦図書リンクつき

クラブハウスでお友達になったアンちゃんのこのツイート。同意しすぎて頷きで頭がもげそうです。 お腹がすいたら何か食べて体に栄養を摂り入れる →これは、本能なので訓練しなくてもできますが 健康のためにバランスよく栄養素を摂る →これは、本能のまま食べているだけでは身につけることができません。 「考える」も、訓練しなければ上達しない 同じように「考える」も、訓練しなければ上達しません。 訓練しない限り、あなたはただモヤモヤうだうだし続けることになり、「上手に考えられるよ

ビビりのママ33歳が、"原付き"に乗ろうと決めた理由。

新しい職場は、どの駅からもわりと離れていて、少し不便な場所にある。けっきょく自宅から自転車で25分かけて通うことにした。 自転車をこぐのはすごく好きだけれど、真夏の日差しの中での25分はなかなかキツイ。激しい雨の中の25分もなかなかキツかった。さすがにカッパも25分の水分量には耐えられなかったようで、普通に服がぬれた。 「うめかわさん、自転車で通勤ですか?なかなかがんばりますねー!うちの店舗の人たちは、みんな車か原付きで通勤してますよ。」 社員さんのその言葉をきいたあと

いつか忘れてしまうから

実家の母から「ばあばが入院することになった」と連絡が来た。どうして?と尋ねると、認知症病棟に。と、端的な返事。ああ、ついにそこまで。 祖父が亡くなってから祖母は、転げ落ちるような速さで認知症になった。 12月にわたしが帰省したときには、既に1人で生活を送ることが難しくなり、サービス付き高齢者住宅で生活を始めていた。 とはいえ身体は丈夫だし、もともと出かけるのが大好きだった祖母は入所してからも頻繁に電車を乗り継ぎ、繁華街まで行っていたという。「今は外出自粛の時期なの!」「コ

1500円で楽しめ!コンビニ飲み選手権!

外でお酒が飲めない時代がやってきた。酒場は休業を余儀なくされ人々は外で飲む自由を失った。 しかしお酒を楽しむ自由はまだ残っている。 私カローサムも家で飲む自由を謳歌している。仕事を終え家に戻りハイボールを飲む。田舎の直売所で売られている野菜を焼くだけで一人暮らしの男には十分なおつまみだ。 薬味をたっぷり載せた焼き茄子を口に運ぶ。すかさずよく冷えたハイボールを流し込む。ウイスキーの香りが炭酸一粒一粒から弾ける。よく冷えた炭酸が全身を駆け巡る余韻に浸りながら私は部屋でつぶや

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【創作】15_夏の終わりの暑い日

人生の目的を、24時間スケジュールから逆算して見えたもの

結局私は、夫とこどもたちと人生を楽しむために生きている。 そのために、言葉を紡いでいる。 そう気づくと、ちょっと開き直れる感覚だった。 そう至ったのは最近読んだ本がきっかけ。 「自分のミッション、自分がなんのために生きているのか、人生上の目的意識が明確になると、実現スピードが速くなる。 その目的意識を見出すには、「自分の命があと半年しかなかったら、何をやらなければならないのか?お金を一銭ももらえなくてもやるべきことは何か?」 この問いに答えると見えてくる、というものだ

TOS18周年なのでゼロスとクラトスの択一について考える

 テイルズオブシンフォニア(以下TOS)18周年おめでとうございます!!  突然情緒をめちゃくちゃにされてからもう二年が経ったと思うと非常に感慨深いものがありますし、この先もずっと心に残り続ける作品だろうという確信もあり、今後もTOSを愛し続けていこうと改めて思います。  今年はTOSで特に多くの人が心を乱されたのではないかと思うゼロスとクラトスの択一について書いていこうと思います。去年の記事のリンクと初見プレイ中のツイートのまとめは下に貼っておきますので、興味があれば目を

ヤン・ウェンリーの言葉(銀河英雄伝説)

銀河英雄伝説の最新刊読んで泣きじゃくってしまいました…。 銀河英雄伝説は何十年も前から小説・漫画・アニメが展開されていますが、ずっと読んだことがありませんでした。 2年ほど前にある取材を受けた際に「麻野さんのそういう考えってヤン・ウェンリーっぽいですね」って言われて気になって現在連載中のリバイバル版の漫画を読むようになりました。 銀河英雄伝説は極めて雑に簡単に言うと宇宙を舞台に帝国軍のラインハルト・フォン・ローエングラムと同盟軍のヤン・ウェンリーの2人の英雄の戦いを描い

小説|遊園地で君と握手

 主役でないことにはもう慣れました。彼女は遊園地の舞台で叫びます。「大きな声でヒーローを呼んでみよう!」。子どもたちはヒーローの名前を叫びました。「声がちっちゃいよ! もう一度!」と彼女は盛り上げます。  子どもたちが目を輝かせて見つめる先には、いつもヒーローがいました。色鮮やかな衣装を着たヒーローたちが怪人と戦っている間、彼女は舞台袖に控えています。毎日、目立ちすぎない地味な衣装を着ていました。  舞台が終わると握手会が始まります。子どもたちを並ばせて、ヒーローのもとへ