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お気に入りの記事まとめ

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好きだな、とか、また読みたいな、と思った記事たちをブックマーク代わりにまとめています。どの記事もとっても素敵なので、良かったら見てください。
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2021年5月の記事一覧

師匠が手渡してくれた、分厚い封筒に涙した

私は師匠が怖い。 けれど、とても尊敬している。 「あぁ、こういう大人になりたいな」 そういう感情を抱かせてくれ、そしてゼロから農業の世界に飛び込んだきっかけが師匠だった。 その師匠は、出会ったときから 「農業は、毎年気候も条件も違うから、毎年1年生、毎年実験だ」と言いながら、小さな農村の大きな宇宙の中で、農業を通じて長い旅をしていた。 一方私は、それまでずっと自分のことが大嫌いだった。 太りやすい体質。もっと痩せたい!と過激なダイエットを繰り返し、ボロボロだった。見た目

ネコとの年月が私の歴史 (8)

Chapter 8 最終章  ネコ#13 & 14  ジセラ と ミニヨン こうしてこの2匹が今現在最後の(そしてこれ以上はもうできない)新入りとなる。  その時我が犬猫家屋は、米国東海岸沿いにあるマサチューセッツ州から、大陸を尽きるまで走ると辿り着く西海岸へ引越しすることが決まっていた。またこの時も寒い2月のある晩、裏口のドアを叩く音があった。裏から来る人間は決まっていた。または夜間は表玄関を叩いても私がドアを開けないので、裏から来るようになったのかもしれないが、その時

【保存版】noteでヘッダー画像に困ったら読むnote

毎日noteを書く中でポイントがヘッダー画像の選定です。 どんなに良い記事を書いても、見られなければただのメモ書きです。 シェアした際の視認性をあげて、記事に引き込むためには、画像のチョイスが重要になります。 書いている内容をそのまま表すようなイラストもいいですし、イメージを伝えるような写真にしてもいいかもしれません。 ヘッダー画像の探し方はキーワードで探すのもいいですが、作者で探す方が圧倒的に早い場合がございます。 探した方はまずヘッダー画像の選択をします。 次に

リタイアは「魂のため」のボーナスタイム

「そういえば最近イチロー神はどうしているのだろう」とふと気になって、最近の動向を調べてみた。引退直後こそ草野球に興じたり中高生に指導する姿が話題になったが、時間が経つに連れて彼のニュースを目にする機会も減ったように感じていたからだ。引退直後は環境の変化もあって新しい人生を楽しめていたかもしれないけれど、そのアドレナリンが切れて「イチロー」ではなくなっていたらどうしよう、と勝手に心配までしていた。大変余計なお世話である。 調べてみた結果、つい最近も古巣のマリナーズでノックを受

「勉強が趣味」だと言ってもいいんだ。

大人になってよかったなと思うのは、勉強が好きだって言えるところ。 だって中高の頃は、ひた隠しにしてたじゃない? 勉強してること。 試験の前とかも、 「もう、昨日ぜんぜん勉強してない〜」って友達同士で言い合うけど、絶対そんなわけないって思ってた。だって私はこっそり勉強してたから。 みんなそうでしょ、と思ったらそうでもなかった。 「勉強しようと思ったらマンガ全巻読んじゃって〜」とか都市伝説かと思ったら、本当にマンガ読んでた友達がいてびっくりしたことがある。 でも、大人

梅干や梅酒より簡単手作り。ご近所さんに教えてもらった「梅味噌」とは

移住した豊前の家の庭には梅の木がある。 完熟して落ちていく実を見て、このまま腐らせてしまうのは申し訳なくなってきた。 ネットで調べて何とか梅酒なら作れるかなと実を取っていたら、その量に驚いていた。 これ全部梅酒にするのか…?(失敗したらやばい) そこに農具を積んだ軽トラがキュッと停まり、「あなた梅味噌(うめみそ)知ってるか?」と初めましての男性が顔を出した。 「うめみそ?いえ、知りません」 「梅干や梅酒より簡単だし旨い。体にもいい。よかったら嫁のレシピを教えるよ」

あさごはんで世界一周してます

海外に行けず、世界一周もできない今、何か楽しめることはないかなと思って始めたのが あさごはんで世界一周 世界一周した時にやりたいことのひとつが、いろんな国のあさごはんを屋台で食べるっていうことだった。だから、もう自分で作っちゃう。 どんなことしてるの?毎朝8時に、Instagramの投稿で、朝ごはんの写真と、その朝ごはんのレシピを載せる! こんな感じの、ざっくりしたゆるゆるレシピ。 自分なりに、結構頑張って料理してるから、そこもぜひ見てほしい…🙄 今は、はじめたば

葬い

待ち合わせ その日、私は西武線の駅で大学時代の友達と待ち合わせをしていた。19歳の呑気で明るい時代を一緒に美大で過ごした友人三人と。本当は四人で、いや六人で待ち合わせているはすだった。クリスマスや週末の飲み会、スキー旅行…輝かしい時代を過ごした仲間たち。  三人だったのには理由がある。一人は結婚して海外に住んでいた。あと二人はすでにこの世にはいなかった。  その日は、亡くなった友人Aの家にお線香をあげに行くために友人と待ち合わせていたのだった。イギリスからの一時帰国の最中

「死ぬもんか」

 学生時代から慣れ親しんだ東京を離れ、故郷に錦を飾る事なく実家に戻った2000年頃、子供の頃から大好きだった叔父が亡くなった。彼が亡くなって間もなく、妻である私の叔母も後を追うように亡くなってしまった。まだ二人とも50代で、今思えば随分若かった。  母は「お金にも家族にもこんな恵まれていたのにね」とぼやいていたが、内心「人が亡くなるのに、そんな事は関係あるのだろうか」と思っていた。叔母は夫と子供が全てのような人で、昔から体が丈夫ではなかったが、叔父が亡くなって一気に健康状態

なぜリトアニア? 「風土を体現する音楽」との出会い

「なぜリトアニアが好きなの?」様々な場面で聞かれます。  今回は、私がリトアニアに興味を持ったきっかけについて書きます。 リトアニアについてよく目にする情報と言えば、日本と関わりのある史実「杉原千畝の功績」、重要な産業である、琥珀やリネンを使った「手仕事・工芸品」、そして地平線へ広がる森と湖が織りなす美しい自然。ちょっと踏み込むと、チョコレートなどの食品などではないでしょうか?バスケットボールが強いという事も有名かも知れません。 私は「リトアニアの何が好き?」と問われた

パン屋さんの嫁になりたい

昔、私が語っていた青い夢の一つです。 「だって、焼きたてのパンが毎朝食べられるから」 半分冗談で、半分本当。 パン屋の人が聞いたら、呆れ返るかもしれません。 今なら、 別に結婚するんじゃなくて、自分がパン屋になればよかったんじゃない? と思うのですが、 大好きな人が作ってくれた 大好きなものを、 朝食に食べられたら最高、 と単純に思っていたのだと思います。 実家は米を作っている農家だったので、 朝も昼も晩も、 白米が食卓に並びました。 「お米は、栄養はあるし腹持ち

筋骨めぐりという不思議な世界

土曜日にひょんなことから「筋骨めぐり」という聞き慣れないワードを知ることになった。私は筋肉フェチでも肉体改造派でもないため「筋トレ」や「フィットネス」関連の情報を辿ることは勿論ない。そんな私がこのワードに巡り合った理由はバイクでのツーリングの行き先を探していたからに他ならない。 筋骨めぐりをすることになった理由 愛知県に住んでいる私は県内より岐阜県や長野県にツーリング先を選ぶことが多い。ツーリングと言っても集団で行くツーリングではなく、主にソロツーリングなので行き先について

ヤンキー漫画について

はじめに 先に言っておくが、今の若いオタクの子はヤンキー漫画を読まない。 これはオレ独自のルートを駆使して100名以上の10代のオタクから採ったデータに基づいている。 驚いたね。 お前ら異世界転生だのチート主人公だの大好きなクセに、この地上にある異世界たるヤンキー漫画の世界に足を一歩も踏み入れないなんて……食わず嫌いにもほどがある。 そんなワケで、ヤンキー漫画について書く。 ヤンキー漫画をかねてより愛好しているオレだが、ここ数年オレが注目しているのは各作品の「落とし所」「

日本のエシカル&サステナブル商品

エシカル消費やサステナブル、SDGsなど、これからの暮らしに繋がる言葉を耳にする機会が増えましたよね。 今回は、TURNSのオンラインショップ「TURNS商店」の商品の中から、エシカル&サステナブルな暮らしへと続く商品をご紹介します。 心ひかれる商品から、新しい暮らしを始めてみませんか? ■信州経木Shiki 経木とは、木を薄く削り乾燥させて作られる日本伝統の包装材のこと。 適度な湿度を保つ調湿性と通気性、抗菌性に優れ、腐敗を抑制し、食材の鮮度を保つことから様々な食