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天使は俺の脳内にいる『NEEDY GIRL OVERDOSE』プレイ感想
幼い頃、怖い話の本を読んだ後にトイレにいくと、窓の向こうの暗闇からおばけに覗き込まれるような気がしていた。
『NEEDY GIRL OVERDOSE』をプレイして、こっそりと向こう側をのぞき込んでいるつもりが、いつの間にか向こうの世界に引きずり込まれている、そんな感覚を思い出した。
このゲームの流れは、「あめちゃん」を最高の配信者へ導く育成シミュレーションだ。作品全体をつらぬくダーティーな雰囲気
にゃるら日記で、「ととのう」~人はわかり合えるのか?~
にゃるらさんの日記は、どことなく雰囲気が富野監督の作品に似ている。
俯瞰するように客観視する第三者の冷めた視線と、ある種のあきらめを自覚しながらも、望んでも届き得ぬものに手を伸ばそうとする姿勢。冷水と温水を交互に浴びせかける文章だ。読んでいると、思考が「ととのって」くる。
人はわかり合えるし、わかり合えない。
富野監督も『「他者と完全にわかり合えるニュータイプは生まれる」と30年間がんばって、ガ
にゃるら日記は詩的素敵しゅき
というツイートがありました。
平穏な暮らしが忍び寄ってくるのは、意外と悪いことではない……のかも?
富野監督の人生相談、『富野に訊け!!』でも、<結婚というのは「生活」と密着している>というコメントがあります。
<結婚>と<健康>、両方サブカルっぽくないうえに「生活」と密着しているので、無理やりですが<結婚>を<健康>に入れかえて考えてみます。
<健康>はスナックバス江のタツ兄の鉄板ネタである
映画感想:カッコよさの詰め合わせ『忍者武芸帖 百地三太夫』を観ろ!
ストーリー自体は淡白な、ありふれた仇討ちモノです。ただ、シーンがとてつもなく素晴らしい。父を殺した相手への復讐を誓う主人公。単純ですね。そのストーリー構造の堅牢さゆえに、アクションシーンの視聴に集中できる。
迷彩服を着た忍者が出てきますから、時代考証なんて野暮なツッコミはなしで観ましょう。飛行機もない戦国時代が舞台なのに、戦闘シーンは平面ではなく、まるで宇宙戦のような空間戦闘です。忍術
にゃるら と ウッソ・エヴィン
「どこみりゃいいんだよ!」
『機動戦士Vガンダム』に登場するパイロット、オデロ・ヘンリークが宇宙でのモビルスーツ戦を体験して吐き捨てたセリフは、こんな感じだったはず。
オデロは、初期から登場するキャラクターで、主人公ウッソの友人です。ガンダムとガンブラスター、乗る機体は違うけれど同じモビルスーツパイロット。同じ土俵にいます。
敵味方が混じり合い、全方位警戒しなければならない状況でも、ウッ