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医師の夫と看護師の私が二人三脚で生活する中、夫の膵臓に腫瘍が見付かった。 妻として母と…

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医師の夫と看護師の私が二人三脚で生活する中、夫の膵臓に腫瘍が見付かった。 妻として母として闘病を支える日々を、そして自分自身が看護師・保健師として成長する日々を 書き留めていきます。

マガジン

  • ワタシと夫と膵がんと

    医師である夫のすい臓に腫瘍がみつかりました。 ワタシと夫が膵がんと闘病する日々を、一人でも多くの闘病中の方に届けたくて・・・。あきらめない夫の雄姿をワタシが書き留めます。

  • ワタシの仕事~訪問看護の扉~

    訪問看護師として再スタートしたワタシ。 奮闘の日々です。

最近の記事

膵癌発症から4年【ワタシと夫と膵がんと】

2024.2.3 膵がん発症から4年が経過した。 夫が尿の異常に気がつき 検査したあの日から 4年。 膵がんの生存率は それはそれは低く 生存率の曲線をみては ため息をつく日々だった。 夫は当時 ステージ2b 5年生存率は20%程度 まだまだ油断はできない けれど 今年は、なんだかんだ お互いの文句を言いながら 恵方巻きを一緒に食べる事ができた。 生きて 生きて 生きて 膵がんサバイバーとして 膵がん患者さん達の 希望になろうね 一緒に今を生きられる日々に 感謝

    • ケアマネを少年野球の子ども達に説明するとしたら…

      今日、ケアマネになって初めて ケアプラン点検の勉強会に参加させて頂いた。 居宅事業所が所属する市の ケアマネ達が会場に集まっており 新人の私はソワソワ。。 研修は滞りなく進み… 新人の私にもなんとか乗り切った感で 安心していると 指導者さんからこんな課題が出たのだ その指導者さんは土日に少年野球の低学年の子たちのコーチをしているらしい しかし 土曜日は割とご利用様から相談が入り 練習に出れない事も多いんだとか。 ある時 その子ども達に聞かれたんだそう。 どんな仕事

      • 膵癌発症から3年と9ヶ月【ワタシと夫と膵がんと】

        今日は夫の3ヶ月おきの診察日 私があまりに多忙過ぎて、診察に付き合うこともなくなってしまっていて 夫からのLINEで検査結果を受ける。 今回も 採血、CT異常なし と、淡白なLINEがお昼時に届いた 半年毎にCTを撮り、採血をする。 再手術をしてから 主膵管が狭窄する事もなく 膵炎を起こす事もなく 膵液不足からの脂肪肝もない。 すこぶる順調。 先日は息子の野球部の保護者会で 仲間の父達と楽しくお酒まで飲んで 飲んで、飲まれていたっけな。 まぁ、お酒が飲める程に回復し

        • 兼務より二刀流

          先日、地域の包括支援センターが主催する “介護看護合同勉強会”で、講師という立場でお話をさせて頂く機会を頂いた。 私が講師としてお声が掛かったのは 看護師をしていた人が ケアマネジャーになって、 ケアマネだけをしているケースは 多々ある。 けど、 訪問看護師を続けながら ケアマネジャーもしている人は 非常に珍しい。 というのが理由。 まぁ、普通に考えたら 結構無謀な働き方で ケアマネと看護師を両方始めてから かなりメンタルボロボロで 身をすり減らしながら働いてる感は

        膵癌発症から4年【ワタシと夫と膵がんと】

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        • ワタシと夫と膵がんと
          39本
        • ワタシの仕事~訪問看護の扉~
          17本

        記事

          一球の重み

          全日本予選の第二回戦 昨年度の新人戦にコールド勝ちした相手に 延長2回、タイブレークの末 惜敗 息子は4番サードでスタートメンバー セカンドに慣れないメンバーが入っており 中々守りが落ち着かないスタートだった ピッチャーも低めをストライク取って貰えず 苛立ってた そして、チームの打線は お休み。 相手のピッチャーの変化球とストレートに 翻弄され、バットが空を切る 1点を追う最終回 息子は先頭バッター 四死球を選び、塁にでる ネクストの初球で 盗塁を成功させ、2塁へ。

          一球の重み

          そんなこと言ってていいのは

          私、介護支援専門員になったばかりの看護師です。 病院時代も循環器や集中治療、カテーテル部門にいて 福祉用具たちとは 正直無縁な看護師生活を送ってきました。 福祉用具とは ホントに色々あって へ~~~~~!ってものばかり けど、正直興味がない。 薬の名前や、カテーテルの種類は覚えられるのに 福祉用具の名前や種類、機能は全然頭に入ってきません。。。 先輩ケアマネからも ケアマネージメントしていると比較的入り口で必要になるのが 福祉用具だからと言われました。 が、 パンフレッ

          そんなこと言ってていいのは

          慌ただしい4月、新しい風が吹く

          大病院を辞めてから年度の変わり目とは少々無縁の生活をしてた。 まぁあっても子どもの進級とか卒入とか。その程度。 今年度は私の勤めさせていただいている、会社の態勢が大きく変わった。 訪問看護事業:本格的に地域を3つに分けて動きだす。 今までは本店の事業所を主に、離れた地域もそれぞれ訪問していたが その離れた地域にそれぞれ事業体を持ち、ご利用者様宅へ訪問する。 一般的に訪問看護のサテライトを作る、と呼ばれる経営方法だけれど ハッキリと「サテライト」とするのではなく、 あくま

          慌ただしい4月、新しい風が吹く

          再手術から7ヶ月【ワタシと夫と膵がんと】

          再手術から7ヶ月の月曜日、夫はいつもの様に 診察でした。 採血→異常なし 診察→体重減少が止まらない 不消化なんだろうという事で、リパクリオンをMAX量までアップ。 これで消化吸収を上げる狙いらしい。 主治医と夫の一幕 夫:たくさん食べるのに全然太らなくてもう妻に呆れられてます 主治医:大爆笑!それは先生のせいじゃないですから〜笑笑 夫:下痢でトイレばっかり行くからトイレットペーパーの減りが早くて、妻に小言言われるんですよねぇ〜 主治医:あはは〜爆笑!それも先生のせい

          再手術から7ヶ月【ワタシと夫と膵がんと】

          すい臓癌発症から3年【ワタシと夫と膵がんと】

          3年前の節分の季節、夫はすい臓癌が見つかった。 まさか、まさか、、と思考が停止したワタシ それから3年の月日が過ぎた。 抗がん剤治療をし 手術をうけ 術後の抗がん剤もし その後、また癌細胞らしきものが発見され もう一度手術をした 先ず目指していた 無再発の3年。 本当に本当にありがたいことに その3年を迎えることができた 手術や抗がん剤の影響は まだまだある。 体調がいいという日は 夫には殆ど無い けど、 命はなんとか繋がった その事に感謝しかない。 治療の甲斐

          すい臓癌発症から3年【ワタシと夫と膵がんと】

          保健室始め〼

          大寒波と寒波の合間のとある日 ひっそりと保健室始めてみました。 本業に追われて、あまり告知もできずでしたが 先ずスタートを切る!という目標は 達成できた気がします。 数名お話に来てくださいました。 その後も、お電話でお話できた方も。 大したことじゃないんだけど…と 先ず皆さん言われます けれど、話を聞くと それ、だいぶ前から悩んでますよね?という内容。 私が具体的な解決方法がお示し出来るパターンは、 ごく僅か。 けど、心の荷物を少し下ろして また歩き出せるなら お

          保健室始め〼

          意志か手段か

          息子の所属する中学軟式野球クラブ 雪国で学校単位でチームが組めないため 少し組織図的に複雑。 息子は地元の村の野球クラブ所属 更に、そのクラブが隣り同士の村や市で作った 広域野球クラブに所属しているため 村の野球クラブと、広域チーム 両方に参加している。 1.2年生でたったの12人 それでも県大会に出場する少しだけ 強めのチーム 広域チームの練習は既に始まっていたが 村のクラブ単独での活動は今日が今年初めて。 各々目標を発表し、クラブとしての方向性も発表された。 広

          意志か手段か

          米が炊けないということ

          土曜日の朝 いつもの様に朝ご飯の準備をして ご飯だよ〜!と 皆んなを起こす 夫は仕事 息子は野球 娘はオフ 私は送迎 バタバタと朝の準備が進む。 あ、ご飯よそって。と、息子に頼む。  息子、炊飯器を開けて フリーズ   炊けてないよ⁇と。 なはずない! と思いながらも、取り敢えず朝ご飯を滞りなく遂行する為に冷凍ご飯登場。 息子を練習場に届け 帰宅して改めて炊飯器と格闘 結構、惨敗 働き者のあの子は壊れていた様だ。。。 お昼に炊飯器で無惨に浸水しきったお米を救出

          米が炊けないということ

          再手術から半年【ワタシと夫と膵がんと】

          年末に再手術から半年が経ち 夫の再診がありました。 採血とCTと、診察。 検査の結果は問題なし。 主膵管の拡張もなく、膵頭の再建部分の閉塞もなさそう。 前回の手術の時は 半年後には主膵管の拡張がみられてたから 今回の再建はまずまず…のできなのだろうか⁉︎ ただ、 下痢と体重の減少が止まらない。 下痢に関しては、やはり脂肪の分解が良くないのかな?という夫の自己判断もあり。 主治医と相談して、リパクリオン(脂肪分解を補助する薬)を処方してもらい様子をみる事に。 体重に

          再手術から半年【ワタシと夫と膵がんと】

          第一関門突破

          先日12月2日はケアマネジャー試験の合否発表でした。 結果は 無事に合格を頂きました。 当事務所からは、3人の看護師が試験に挑戦!! 月に1回、1時間程度 受験生3人+現役先輩ケアマネで勉強会の時間を頂いて 同じテキストを使い 勉強範囲を決めて、その日までに 分からない問題や、分からない制度を持ち寄り 勉強した。 最初は、何が何だかサッパリ分からなくて 呪文のような法律や施設の名前に 一生かかっても覚えられない・・・ と、泣き言しかなかった私たち。 けど、テキストを

          第一関門突破

          それぞれの発表会①

          先日娘がレッスンに通っているピアノ教室の発表会がありました。 コロナ感染の拡大もあり、小学校の低学年とそれ以上の子たちの二部制で会は開かれ、生徒さん達それぞれ素晴らし演奏を披露していました。 当日、落ち着かない娘と自宅でゴロゴロしていると 珍しい時間にインターホンが鳴った。 出てみると、以前ご主人をお看取りさせて頂いた奥様だった。 「病気が見つかって、先生(私の夫)に相談させて頂いてから丁度一年がたったんです。亡くなった後に、美味しいパンを持ってきて下さったからそのお礼に

          それぞれの発表会①

          三振王・少年野球シーズンアウト

          小5娘の所属する少年野球チームがシーズンアウトを迎えた 兄の影響で始めた野球 女の子にしては、捕る、投げる、走るは割とできる方だった が、”打つ”は目がでないままシーズンはむなしく過ぎるばかり。 スイングは悪くない けど、スコアには”K”が並ぶ スコアの”K”は”三振”を意味する けど、同じ”K”でも 見逃し三振、通称ミノサンと 空振り三振がある。 娘は、シーズン当初は ミノサンばっかりだったが、 後半はPゴロ(ピッチャーゴロ)だったり、内野ゴロを打てるようになり

          三振王・少年野球シーズンアウト