一球の重み

全日本予選の第二回戦
昨年度の新人戦にコールド勝ちした相手に
延長2回、タイブレークの末
惜敗

息子は4番サードでスタートメンバー
セカンドに慣れないメンバーが入っており
中々守りが落ち着かないスタートだった

ピッチャーも低めをストライク取って貰えず
苛立ってた

そして、チームの打線は
お休み。
相手のピッチャーの変化球とストレートに
翻弄され、バットが空を切る

1点を追う最終回
息子は先頭バッター
四死球を選び、塁にでる
ネクストの初球で
盗塁を成功させ、2塁へ。
次の球で、センターオーバーのヒット
息子は生還。
ついに同点

逆転のランナーは三塁
相手は前進守備
抜ければサヨナラの場面で
センターライナー
相手も必死の守備でライナーを死守
しかし、
三塁のランナーは飛び出していて
タッチアップ取っておらずアウト
ネクストも続けず　
逆転できずに延長へ

タイブレーク
延長2回
ツーアウト2、3塁

イージーなサードゴロ。
息子、トル。
いつもの、当たり前の送球が
まさかファーストの手前でバウンド。

息子まさかの送球エラー

二者生還で逆転を許してしまった

裏回、
チームは逆転できずに
2回敗退が決まった。

自分で走って同点に追いついたのに
自分の送球エラーで逆転された。
ドラマよりドラマチックな試合
下を向くしかない息子に
下だけは向くなと監督は言った。

年明けから
もう嫌だという程
練習して、試合して
たまには休みたいと
漏らしていた息子。

日々の練習に疲労が溜まり
集中力が落ち
怪我も重なり
勝ちへの執念が緩んでた。
その心の甘さが
相手の執念に
負けたんだと
私は思った。

当たり前の事を
どんな場面でも
当たり前にするには
普段から、色んな場面を想定して
自分の心を自分で律してないと
肝心な所でボロが出る

野球だけの話ではない

今回の負けはもちろん
息子だけのせいではない。

立ち上がりから、他にもエラーはあった
打線もお休みだった
雰囲気を変えれる一言も
誰からも無かった
チームが負けを導いた結果

あの子達にとって
貴重な負け試合。
勝ちから学ぶ事よりも
負けから学ぶことの方が
はるかに多い

さて、気持ち切り替えて
次は勝ちに行くぞ