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ささやかな幸せ…

たまごトーストというシンプルな料理だが
自分で作るのと、作っていただくこと
家で食べるのと、お店で食べるのだと
全く違う感覚、雰囲気を感じることが出来た。

千葉 馬込沢駅から徒歩30秒にある
"magome coffee project"

駅から降りると物静かな雰囲気が漂っており、本当にここにあるのかと正直不安だった。
でも、道を進んでいくとある1箇所だけ不思議なものがあった。なんとなく、ふらりと立ち入ってしまうようなそんな雰囲気が。

そこにあったお店はガラス張りで、外にはテラス席という開放的な空間である。中に入ると、落ち着いた雰囲気があり、パソコンで作業している人、本を読む人、談笑する人と様々な雰囲気が混じりあって、不思議な空間を作り出していた。

注文をしてからカウンター席に座り、
花瓶の花を眺めていると、


「お待たせしてごめんなさーい。」


目の前に現れたのは至ってシンプルな
たまごトースト。

「他にお店で食べるべきものがあるのではないか」と思う人もいるかもしれないが、たまごトーストこそ、単調になりやすいため、どんな工夫で他のものと差をつけているかがハッキリとわかると私は思う。

magome coffee project のたまごトーストは
厚みのある食パンの上に、さらに積み重ねるように卵がたっぷりと乗っている。
食べやすいように切り込みがはいっていて、
ちぎってみるとますます、その量が目に入ってくる。注意して食べないと思わずぽろっと落ちてしまいそうなたまごトーストであったが、最後まで綺麗に食べることが出来た。


食事中のほどよいカプチーノの苦味とお菓子の甘さ、そして食後のまかないプリン。

初めはデザートを食べるつもりはなかったが
「まかない」という言葉にどうしても惹かれてしまった。かためより、少し柔らかく、カラメルがちょうど良く混じりあったプリンであった。味と見た目から、3時のおやつに出てきそうだなと少しまかないの意味がわかったかもしれない。


コーヒーと、トーストと、プリン。
何気ない組み合わせだが、食べている瞬間、流れはどんな時よりも至福の時間だと思えた。

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