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リモート会議ヤバくないですか?

サラリーマンが絶対に避けて通れない日常的なイベントの一つは会議です。そこに異論はないと信じたいですが、令和のコロナ禍でZOOMやらTEAMSやらが普及してきた会社では、開催コストがぐっと下がって会議だらけになったりしてませんか?

リモート会議は開催コストがとっても低い


会議室の確保と移動の考慮が無いだけでも開催調整の手間爆下がりですよね。
大体会議室って使われないのに予約だけされてたり、それを確かめるために予約した人に連絡したり、不毛な作業多くなります。
それなのに、慢性的な会議室不足の一方、会議で出払ってオフィス自体の空席率が高いとかいうアホな状況ありませんでした?

それがリモートだと、スケジュール空いてたらとりあえず入れます。
そして、会議室の数が上限に達することがありません。

その結果参加者多数、会議増

議論に参加しなくてもちょっとは関係あるんだったらとりあえず招待しとけ、っていうノリで気が付くと参加者10人越えも当たり前になってませんか?
しかも、パンデミック前より会議が多い

しかし、そんなに大勢が一斉に議論することはそもそもできるはずもなく、数人の「報・連・相」発信者と受信者のコメント、幾つかの質問と回答、ここでちょっと議論、が大方の流れではないでしょうか。

今までも、会議ってそういうものだった気もします。
それ故に、「発言しない人は参加しなくてよい」とか「目的と資料は事前に共有せよ」とか上のほう(会社のトップ)からも横のほう(総務系)からも問題意識が発信されてましたよね。

しかしまあ、リモートだと発言しなくても大してみっともなくないし、居眠りも内職もほぼバレない。
これが潜在的に、いやすでに顕在化してるところもあるかもしれませんが、
生産性があがってるわけないような気がしません?

一方で 1on1 も増

とまあ、ワタシごときが憂慮する事態なんてのは、賢い経営者とかリーダーはとっくにわかってるわけです。まあ、賢いからリーダーなんでしょうけども。
で、1on1がそっちこっちでにょきにょきと開催されてきます。

やっぱりみんな、しゃべることで「心的安全性」ってのが高まるんですね。どうやら内容は割と重要じゃなくて、みなさんそれぞれに口から言葉を吐くことが大事みたいです。

なんかこれ、女性との付き合い方マニュアルみたいなのを思い出します。
「話はよく聞いても、アドバイスをしてはいけない」というやつ。

この流れを見てると、生産性以前にその土台となる「心理的安全性」が脅かされてたかもしれない状況って怖いですね。
さらに怖いのは、その土台がぐらついてることに気が付いてない場合ですが。

リモート会議の最適規模

会議の話に戻りますと、
生産性以前に口から言葉を吐くことがとても大事らしい(自説)という気づきと、開催コストが下がった会議は積極的に活用したいという向上心(のようなもの?)の間にバランスが必要ではないかと思います。

そこで

原則リモート会議は5人まで


というのはどうでしょう?
議論は活発になり、心理的安全性は維持される規模です。しかし、5人だと多くの場合合議体として決議できないと思います。

そうなると、
小ユニットの議論を総意に編み上げていくというか、積み上げていくというか、そういう今までになかったプロセスを新たに加えないといけないですね。

ツールになれる段階は過ぎました。次は業務プロセス、というか慣習的なものを変えて or 加えていく段階ではないでしょうか。

アナタの会社、Microsoft365とかGoogle Workspace導入しただけでDXとか言ってませんよね?





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