日常活性化計画〈脱SNS編〉
脱SNSをしていきたい。本気で。
ギリZ世代からは外された私だが、SNS漬けの人生である。
無意識で開いては無心で投稿を眺める。しかし費やした時間に対して、得られるものは少ない。
この時間を他のことに使えたら、もっと有意義な人生を送れるでしょう。
今回の挑戦はズバリ、脱SNS!
私のスクリーンタイム長すぎ
iPhoneには、スクリーンタイムという機能がある。スマホ使用時間をアプリごとに計測してくれるのだ。
つまり、どれだけiPhoneに時間を費やしているかがわかる。
私のスマホ利用時間は長い。とてつもなく長い。
毎日、風呂に入る前に永遠と見る。
風呂から上がって、永遠と見る。
その結果がこれだ。
1月ラスト〜2月1週目
併せて内訳を見てみよう。
私が使うSNSは、LINE・X・Instagramだ。
そのうち、XとInstagramについては単なる娯楽であり、だらだら見るべきものではないことは確かだ。
これらに、1週間のうち17時間を吸い取られている。
この時間で映画なら6本観れたぞ。
本を読んで知見付けることもできた。年間読書60冊とかしている人、嘘だと思ってたけど、SNS削ればいけるわ……
心を殺して、年間に変換してみる。
51週間×24 時間=1,224時間。
TOEICの点数上げられたじゃん。
TOEICは100点上げるために250時間必要とされるらしく、最近友人が200点上げるために500時間を目標に勉強を始めた。
TOEICは私だってとっておいて損はない、社会人基本スキルの一つだ。
しかし、
「限りある時間、仕事で英語を使うわけでもない私は他の有意義な時間に費やすべき☝️」と思って受験していない。
その倍の時間を、一体何に費やしている?
だめだ、実りのある人生を送りたいはずが
SNS視聴人生を送ることになってしまう。
ストーリーに10分以内に既読をつける私
ちょっと隙間時間ができると、Instagramのストーリー(24時間で消えるショート動画)を見てしまう。
その頻度が高すぎて、友人の挙げたストーリーに即既読をつけてしまうのだ。
友人から言われたわけじゃないけど、流石に「自分何してるのかな?」とは思う。
Instagramerな友人のストーリーをみるのは楽しい。でも、友人のストーリーに詳しくなって、友人の物語を生きてるのかな?
逆に、自分があげたストーリーにInstagramerな友人がなかなか既読をつけなかったりすると、「あーきっとずっとインスタに張り付くことなんてせずに自分の生活をちゃんと生きてるんだな」と思ったりする。
今や、アメリカではアプリなどの機能がついていない、「メール」と「電話」だけに機能を絞ったスマホが人気とされるらしい。
「他人の生活を見るだけ」に時間を費やすことが馬鹿らしいとされるようになってきてさえいる。
いや、わかってるのだ、私だって。わかってるのにまだSNSに浸かってるの、どうにかしたい!!
方針を立てる
スマホタイム短縮化に向け方針を作った。
スクリーンタイムでは、アプリの利用制限をつけることができるようだ。
自らの使用を制限する機能もあるなんて、なんと寛容なんだiPhone。
方針はこの3つ。
・制限の対象はInstagramとX。
・2つ合わせて1日あたり30分に制限
・「SNSを見ちゃダメ」という抑えるような考え方にはしない。抑制は欲望を生む。
簡単なルールから始めてみることに。
アプリの使用制限設定してみた
「スクリーンタイム」の「使用制限する」から、早速30分で1日の制限を設定してみた。30分経つと、アプリを開いてもこの通りに利用不可の文字が出る。
強制シャットアウト、パワー系ソリューション。いいね。
延長ボタン発見。
上のボタンは15分だけ延長できる。ちなみに、無制限で押せるよ。(下のボタンは言わずもがな。)
魔のボタンだ…
制限時間が来ても緊急的に開かなくてはならない時のためにある。夕飯作りのために保存していたレシピを見なくてはいけないこともある。
そういう、どうしてもな時に見るんだぞ、と言い聞かせ、早速制限生活をスタートした。
トライ!
1週間目結果
減った!!すごい!
使用可能時間を30分に制限をしたし、見ない意識は持っているが、30分はあっという間に来た。就寝前(大抵日が変わっている)と、翌朝起きた時のベッドダラダラタイム、通勤電車で触るとタイムオーバー。
あとは、見るたびにいちいち15分の延長を乞わないといけない。
砂時計のマークがついたアプリを見ると、
そうだ触っちゃいけないんだった、と自分を律する気持ちになる。いい調子である。
2週間目
……復活してる!!
それどころか、視聴時間長くなってない?
先週との違いは、魔のボタンをスムーズに押せるようになっている、ということだ。30分という制限なんて無かったことになっている。
制限をしてるし、トータルでは見る時間減ってるだろうからちょっとくらい延長して見ても大丈夫だと思っている心理がそのまま反映されている結果だ。
ここで持ち上げカウントを見てみる。
iPhoneを持ち上げた回数と、持ち上げた時に最初に見たアプリをカウントしてくれるようだ。
つまり、「そのアプリを見るために持ち上げた回数」であり、見た回数が多いアプリへの意識の強さがわかる。さすがApple、真の原因に向き合うための要素が揃ってるじゃないの……
①2月3週目の持ち上げる回数のうち、24%が、今回禁止したSNSを見るために、iPhoneを持ち上げている。
②2月2週目と比較すると、21%→24%と増加。
2月3週目は、持ち上げ回数と、試聴時間が増えている。
15分延長したら、再度画面がシャットアウトされるが、流石に延長の延長をするまでには至っていない。
つまり、15分間の「ちょっと見」の回数が増え、結果的に全体の時間も増えてしまっているのである。
元も子もない、恥ずかしい結果だ。
だが、見ようとしている回数が増えているということは事実だ。「SNSを見たいという気持ち」が増加しているとも言えるだろう。
この気持ちがある限り、SNSを見る時間は減らないのだろう。
結局、SNSを見てしまう真の要因にアプローチしないといけないようだ。
挑戦は続く。
続編はこちらから🔽
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