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習慣にするなら、もう意志に頼るのはやめよう

あなたはやると決めたこと。またはやめると決めたことを習慣にできていますか?

ダイエットのために、甘いものをやめる。運動を始める。

続かない方は、「意志が弱いな~」と思っていませんか。はっきり言うと

意志の力だけで続けるのは無理です!

なぜやめたいことは進んでしたくなり、始めたいことはしたくないのか。この行動の違いは何でしょうか。

ポジティブな結果が得られると、人間はその行動を繰り返す

ある一定の行動をし、ポジティブな結果が得られると、人間はその行動を進んでするようになります。

たとえば甘いものを食べる。すると、幸福感が得られます。脳はさらに幸福感を求めるようになり、甘いものをもっと食べるように信号を出します。この現象は「強化」と呼ばれ、繰り返すほどやめにくくなります。怖いことに無意識に強化され、反応します。甘いものを見るだけでスイッチが入るのです。

たとえやめるのに成功しても、油断禁物です。せっかく甘いものは食べなくなったのに、久しぶりに食べてまたやめられなくなることもあります(復帰)。

ネガティブな結果が得られると、人間はその行動をやめる

逆にある一定の行動をし、ネガティブな結果だとその行動をしなくなります。

筋トレをするときついですね。筋トレ=きついと脳が判断します。すると、筋トレを避けるように信号を送ります(弱化)。無理にやればやるほど信号が送られ、その行動をしたくなくなります。最後には筋トレをしなくなります(消化)。筋トレをするとき、どんどん体が重くなる感覚です。

電気の消し忘れもこの現象が原因です。電気をつけると明るくなります。ポジティブな結果ですね。逆に電気を消すと暗くなります。ネガティブな結果なのでつけたままにしてしまいます。

あなたがどれだけ嫌なことを続けようと誓っても、脳はやめる信号を送り続けます。意志の力で反抗するのが、いかにむずかしいかわかりますね。

反応を逆手にとろう

楽しいことはやめられず、きついことはやめたくなります。習慣にしたければこの反応を利用しましょう。つまり、続けたい行動をするといい結果。やめたい行動をすると悪い結果になればやめられます。

極端な話。たばこをやめたければ、歩きタバコしてみましょう。人の目が気になり、落ち着いて吸えません。たばこを吸うと嫌な目でみられるからやめる。ここまでくれば吸う元気はないですね。また、視覚の情報も強力です。ヘビースモーカーの写真を見ましょう。自分は将来こうなると思わせることで、たばこに拒否反応がうまれるかもしれません。

甘いものをやめたければ、ダイエットすると家族や友達に言いふらし、その人たちの前で食べる。食べた幸福感より、はずかしさが勝ちます。

筋トレは重量を記録し、自分の成長がわかるようにする。英語の勉強は7.8割くらい理解できるやさしい文章を繰り返す。適切なむずかしさは楽しいと感じます。

習慣に意志の力は関係ない

意志の力だけで習慣にするのは無理です。ぼくも見たことありません。

きらいなことを無理矢理続けるより、好きになる努力をしましょう!

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