見出し画像

本屋博店番日記:後編

前編はこちら。

中編はこちら。

長々と読んで頂き、ありがとうございます。記憶が薄れてきた部分もあり、曖昧なところもありますが、お付き合いくださいませ。

ちなみに、toi booksの店主磯上さんも本屋博の日記を書いていたので、若干俺は書かなくても良かったかな、と思いつつ。とても面白いので、合わせて是非!

----------------------------------------------------------------------------------

『エンドロール』にも参加してくれた伊藤さんが遊びにきてくれる。買い逃していた僕のマリさんとの日記集『2人の2月』も販売されているとの事で、こっそり狙っていたら、売り切れていた。無念。

雛倉さりえさんがご来店。にこやかで指輪がとても素敵な方。何か既視感というか、雰囲気が似てる人がいるな、俺の知ってる人に?と思っていたら、あ、磯貝依里さんだ!と思い、そういえばトークイベント一緒にやってたなと。何だか大学も一緒らしい。勝手に腑に落ちる。

雛倉さんの『呼吸する街』がとても気になっている、と言いそびれたが、5月の文フリに出るとの事で、是非買いにいきたい。

町屋良平さんが著作にサインをしに来てくれる。ほぼほぼ売り切れていたので、『1R1分34秒』に書いてくれた。やっとお会いできた。『大滝瓶太がお世話になってます。』と言われ、さすがに笑ってしまった。金髪がかっこいい。町屋さんがラジオに出演と聞いていて、ポルノグラフィティが大好きな生湯葉さんもちょうどブースにいたので『町屋さんと今握手すると、晴一さんと握手を間接的にした事になりますよね?』という旨の提案をしたところ、好きな作家ごしに好きなアーティストと握手をするという稀有な体験をした生湯葉さんのテンションはすさまじく、気持ち悪くて、とてもいいなーと思った。(褒めてる)

磯上さんのトークイベントが終わり、少しするとほぼほぼ在庫が無くなった。準備中の光景から比べると、もの凄い数が売れたと思う。終わりがけの光景は撮り忘れた。これ、ほとんどなくなった。

画像1

ちょっと時間を頂いて、会場をぐるりと回る。まだまだすごい人だ。お世話になっているいか文庫さんに挨拶に行く。店主の粕川さんに会う。とても元気そうでよかった。あさイチに出演しているので、勝手に会っている気になっているのだが、とても久しぶりだ。缶バッチを買う。どこにつけようかな。粕川さんとは、漫画の趣味がめちゃめちゃかぶるので、いか文庫のリアル店舗ができたら、めちゃめちゃ通っちゃうな。『マイ・ブロークン・マリコ』がめちゃめちゃよかったというお話をする。

画像2

珍しく、FBに店番してるよーという告知をしたら、地元で保育園から中学まで一緒だった友人が会いにきてくれる。会うのは10年ぶりくらいだろうか。お互いに変わってないなーという話をしたが、友人はゴリゴリの標準語になっていた。結婚して、子供も二人。家も買ったそうだ。元気そうでよかったし、飲み会を切り上げて会いに来てくれたとの事。これも本屋博のマジックだ。全然スマホを見る余裕もなかったのだが、開くと連絡をたくさんいただいていた。ブースに戻ってみると連絡をくれた方達が、ちょうど覗きに来てくれていた。何だか全部嬉しいな本当に。とてもありがたい。またゆっくり会いましょうね本当。

閉会が近づいてきて、磯上さんも撤収をはじめたタイミングで、本日の店番任務は終了した。ギターを背負った友人のMさんから、「二子玉川蔦屋さんに『でも、ふりかえれば甘ったるく』ありましたよー」と聞き、ちょっと探してみる。あった。これも嬉しい。てか、よく見つけましたね。

生湯葉さん&生湯葉さんご友人&京都岡崎蔦屋の西川さん(紛らわしい)と、先に居酒屋に向かう。磯上さんは、撤収後合流予定。道すがらに、生湯葉さんが知り合いに声をかけたと思ったら、千葉の本屋lighthouse店主関口さんだった。こちらもやっと会えた一人だ。面白いと噂の『ブードゥーラウンジ』を持ってきているという事で、生湯葉さんが購入。今度千葉に行くという話をした。鍋か、夏はかき氷。関口さんは、店名も変更中だ。

渋谷の居酒屋にて色々話す。生湯葉さんのご友人が「本屋に並べてあってもスルーしてた本が、すごく面白そうに見えて、何だかいっぱい買っちゃいました」というような事を話していた。とても素敵な事だと思った。磯上さんが合流。週末の渋谷は混んでいて、僕と西川さんと磯上さん3人で2つの席に座る。すぐに夜行のバスで帰るとの事で、色々な甘い言葉で引き止めたが、さすがの店主。意思は固く、ちゃんと帰られた。明日も、お店は開いている。俺なら残っちゃうなー。二軒目はラーメン屋だけど、餃子が美味しいとこへ。ちゃんと終電前に解散。また赤羽に行きましょうという話をした。

久しぶりに立ち仕事をしたし、本がたくさん売れたし、色んな人に会えたし最高な一日だった。

後日、オフィシャルが出した情報によると、3万人を超えた来場者、1万を超える販売数があったとのこと。凄すぎ。

山下さんや、鎌田さんのお言葉も熱かった。

この祭りは、数字からみても、大成功だったと思う。●●だったからとか、特に分析をするつもりはない。誰か得意な人がやってくれると思う。

思った事は、しかるべきところに本があれば、しかるべき人が選んでいくという事だ。この時に、思い出したのは、潮見さんの記事だ。

普段から本屋さんを回ったり、日常的に本の情報をチェックしている人にはすでに知られているし、持っているだろう本もたくさん並んでいたけど、そういう本ほど、本屋博に来た人は、「知らなかった!」「面白そう」と言って楽しそうに買っていった気がする。(これはあくまで体感)

スマホの画面より、目の前のお祭りで、景色いっぱい、視界いっぱいに本があるのは、どちらが情報量が多いかは明らかで、魅力的に見えるのは当たり前だよな。どう情報を届けるか。届けていくのか。知ってもらうのか。もっと考えていきたいと思った。

10年代、出版不況とか売れないって言葉がたくさん叫ばれてきましたが、2020年の頭にこういうイベントがあって、しかも大成功したのは、本当に希望だと思う。これがいつもの光景、毎日になればいいな。

次の開催を楽しみにしつつ、もうちょっとあったかい時に開催してくれたら嬉しいなという願望を添えて。

あまり、まとまりませんでしたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

それでは、また。

(思い出したら追記しますし、誤字脱字等も直す予定です)

----------------------------------------------------------------------------------

『全身が青春』の冊子、とてもいいので、是非チェックしてみてくださいー!もうちょっとtoi booksさんにあるそうですー!是非、お立ち寄りください!

画像3

#二子玉川本屋博 #本屋博 #toibooks #本屋 #日記 #書店 #本 #読書



この記事が参加している募集

イベントレポ

お読み頂きありがとうございます。コーヒー代と本代に使います。