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本屋博店番日記:前編

二子玉川本屋博(以下、本屋博)という祭りがありまして、かなりお世話になっている大阪の書店toi booksさんのお手伝いとして、参加させて頂きました。素敵な本屋さんが大集合。

とても素晴らしい体験をさせて頂いたので、日記っぽく振り返らせて頂こうかと思い、筆をとった次第です。凄かったよ本当。時系列は少し曖昧。西川の収穫と共にお届けします。

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■前日まで

toi booksさんが参加するという事で、遊びに行って本を買いまくろう、と楽しみにしていた本屋博。別件で、店主の磯上さんとやり取りをしていると、何やら2/1(土)にトークイベントにも出るとの事で、トークイベント中のお店番がいないと困っているようだった。「もし、誰もいなければお手伝いしますよー」と伝え、前々日に「お願いします!」と連絡が来た。もちろん快諾だ。内心、皆さん磯上さん目当てにブースに来るだろうし、何ならトークイベント見るでしょうから、店番しながら読んだ事ある本にコメントでも書こうかしら、と気楽な気持ちでいたのだが、前日1/31(金)のオフィシャルのTL、もといハッシュタグの本屋博をどんなもんかと眺めると、平日から鬼のような人、人、人。あの新井見枝香さんですら、全くスマホ触れずといった状況を確認。(勝手なイメージで、めちゃめちゃ人が来ても楽に捌く人設定)

え、まじかよ。この時点で、かなり不安がよぎる。どうなる、お手伝い店番。レジとかするの、8年ぶりくらいだ俺。

■当日

「16時くらいにブースに来て頂ければ!」との連絡をもらい、余裕を持って14時に着。お客さんがあまりいなければ、会場を周って本をディグろうかと考えていたが、小山田壮平さんの歌声が流れる中、見渡す限りの人。やっぱりか。とりあえず、toi booksのブースを目指す。やはり、たくさんのお客さんが本を物色していて、お会計を待っているようだった。すぐに磯上さんに声をかけ、各種説明を聞く。何とかやれそうだ。明らかにお店の準備をしている時より本が少なくなっていた。めちゃめちゃ売れたそうだ。磯上さんは、すごく嬉しそうだった。儲けというよりは、自分が自信を持ってセレクトした本を見たお客さんの顔が、とても笑顔だった事に。

最初はガチガチだったけど、少し時間が経つにつれて、周りを見る余裕が少し出てきた。お隣のブースは、青山ブックセンター本店さん。よくTwitterでもお見かけする店長の山下さんが店番をしていた。Webで見るよりも、かなり男前だった。磯上さんが紹介してくれて、ご挨拶をする。僕が作った本を仕入れてくれていたので、ちょこっとだけ認識していてくれたようだった。何とも嬉しい。翻訳家の岸本佐知子さんが来る。toi booksの方では、岸本さんが翻訳している本が売り切れてしまっていた。これから青山ブックセンターさんの方の在庫にサインをするとの事。まさしく、ちょうどよく買おうと思っていた本にサインを書いていたので、即座に「俺、買います」とお声をかけた。ちゃっかり名前も入れてもらった。ラッキーだ。

・『掃除婦のための手引き書』/ルシア・ベルリン(著)

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その後、噂の早助よう子さんがいらっしゃる。磯上さんのトークイベントの主題にもなっている『ジョン』の作者さんだ。とてもチャーミングな方だった。これも、もちろん買った。後ろのブースのBOOKS 青いカバさん、H.A.Bookstoreさんにも『ジョン』の在庫があったが、3店ともトークイベント前には、ほぼ在庫が無くなっていた。

・『ジョン』/早助よう子(著)

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残念ながら、店番が忙しすぎて、トークは全然聞けなかった。特典も頂けたので、じっくり読みたい。

合間合間に、友人達が顔をだしてくれた。お客さんがたくさん来て、全く身動きがとれなかった時に、本人も書店員であるケンタ君が来てくれて、コーヒーをお願いした。本当に助かった。ありがとう。

・余裕がある時にケンタ君が撮ってくれた店番中の私。

編集者・ライターの村上広大さんも顔を出してくれた。手には大量の本を持っていた。言っていいのか分かんないけど、村上さんも雑誌を制作中との事で、完成が楽しみだ。ツイートでは短時間と言っていたが、まじで大量に持っていた。飲もう飲もうと言って飲んでないので、飲みましょう。

生湯葉シホさんは、ご友人と一緒に。生湯葉さんも大量に買っていた。違国日記、最高。ブードゥーラウンジの件は、後述。

生湯葉さんも参加してくれた『でも、ふりかえれば甘ったるく』、toi booksさんで本屋博で販売して頂いたのだが、着いた頃には『エンドロール』と共に、完売していた。ありがたい。そして、完全に自分のせいだが、伝達ミスで、当日追加在庫をお渡しできず。とても悔やまれる。大変申し訳ないことをした。

当日の生湯葉さんの最高なエピソードは後半にて。

一瞬落ち着いた頃に、二人組がご来店。どこかで見た事あるな?と思っていたらあかしゆかさんだった。共通の知人が多いのに、会うのは初めてだった。『起こさないでください』の著者である仲西森奈さんも一緒だ。僕ものちほど覗きに行き、『起こさないでください』を購入。ブースは名店と名高い京都の恵文社一乗寺店さん鎌田さんを紹介してもらう。鎌田さんは、本屋博の後、Twitterを始められたそうだ。次回の京都では、是非ご挨拶に伺いたい。僕が以前、献本を恵文社さんに送りつけた事を覚えていてくれた。その節はありがとうございました。

・『起こさないでください』/仲西森奈(著)

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・鎌田さんのTwitter(是非フォローを)


長いので分ける。続く。

次は、特に印象に残ったお客様とのエピソードを。

続きはこちら。

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