見出し画像

アクティブな読書会

今週末6月12日はアンネ・フランクの92回目の誕生日です。 

 この日が近づいてくると、同じ年に生まれたもう一人の少女のことを思い出します。 15歳で広島で被爆した黒川万千代(まちよ)さんです。 

 戦後、万千代さんはアンネが隠れ家で書いた『アンネの日記』を読み、世界を見つめるアンネの深いまなざしに衝撃を受けました。 

 「15歳のとき、私はいったい何をしていただろう? 兵隊さんのためのタバコを作る工場にかり出され、ただ熱心に作りつづけていた。戦争のために働いているなんて気づきもしなかった・・・」 

 そのように、アンネとの出会いについてよく語ってくださいました。

 「アンネを育てたオランダを自分の目で見てみたい」と思い続けて、初めてヨーロッパに出かけるチャンスがめぐってきたのは、万千代さんが50歳の時でした。 

被爆体験の語り部として証言を終えたあとに、隠れ家を見学しました。 それから何度も、アンネの足跡をたどり、アンネを知る人に話を聞きました。 

 旅に出ると必ず新しい発見や出会いがありました。 

 第二次世界大戦時の日本軍による暴力で傷ついた人たちにも出会いました。

 今週末、万千代さんのご著書『アンネ・フランク その15年の生涯』を読む参加型の読書会を開催します。 82歳で白血病で亡くなられる2年前に書かれた本です。 

 アクティブラーニングとして、お近くの高校生にもご案内いただけたら幸いです。 

参加者の皆さんには、オンライン展示「アンネ・フランクと希望のバラ」へのご招待をお送りします。

 皆さんのご参加を心よりお待ちしています。 

 Kokoro代表 石岡史子(ふみこ)

 ================================== 
アンネ・フランク生誕92年 
 6/12(土) 参加型ブックトーク
『アンネ・フランク その15年の生涯』 ==================================

 【開催日時】2021年6月12日(土)
①14:00 - 16:15 どなたでもご参加いただけます
②19:00 - 21:00 高校生対象 

 【会  場】オンライン (Zoom) 

 【内  容】 『アンネ・フランク その15年の生涯』(黒川万千代著、合同出版刊)を参加者の皆さんで分担して読みます。事前に読んでいなくて大丈夫です。本だけお手元にご用意ください。プログラムのなかで、30分ほど時間をとり、お一人9~10ページずつくらい読みます。その後、自分の担当パートについてプレゼンをしあってから、対話します。※このプログラムは、アクティブ・ブック・ダイアローグ協会による参加型読書会の手法を用いて実施します。アクティブラーニングとしても全国の教育の場で展開されています。

【定  員】 各回先着15名 

 【参 加 費】 
①一般の皆様 1,000円 (Kokoro会員500円)
②高校生 無料 

 【参加方法】 参加の申込は下記のホームページで受け付けています
①どなたでも ➡ https://kokoro20210605.peatix.com/
②高校生対象 ➡ https://kokoro20210612h.peatix.com/  


画像1

画像2

画像3

画像4