きれいなインテリアを真似する前にすべきこと

今回はインテリア、整理収納の話。
常日頃感じていることを書いてみます。

情報はある程度仕入れたら、一度シャットダウンが必要

毎日の暮らしは、
片付けて、食べて、お世話して、寝る
の繰り返し。
(仕事はもちろんあるけれど)

ひとつひとつの質を高めるのに、
今やSNSの存在は欠かせないものですよね。
でもある程度の情報収集が済んだら
(情報の)シャットダウンが
必要だなと私はひしひしと感じています。

インテリア本を何冊も作って、
おしゃれな住まいの人のリサーチや
取材をたくさんして、
出版後の反応も見てきました。

今痛感しているのは
直感的に「素敵」「おしゃれ」と
感じたインテリアや収納を、
そのままマネするのではなく
自分の暮らし方に合わせていくことが
大事だということです。

素敵な人の収納を
そのまま取り入れても
暮らし方や家事導線が
違ったらそれは使いにくいはず。

アイデアを収集することは大事ですが、
コピーで終わるだけなら
暮らしはラクになりません。

「きれいな収納を作りたい」がゴールではない

自分自身が家でどう暮らしたいのか、
片付けや掃除に追われる時間を
短縮して、あいた時間で何をしたいのか。
家族にはどんな暮らしをしてもらいたいのか。

今の暮らしのどこをどう改善したいのかを分析し、
自分自身の理想を再確認する作業が
必要だなと思っています。

書籍やWeb記事では
なかなかそこまで触れることができなくて。

まずは自分自身を振り返る


素敵な写真を見て刺激を受けたら、
まずすべきことは自分自身の振り返り。
そして具体的なアイデアの収集。
収納アイテムを買いそろえるのはその後。
(というか、収納するものを
買い足すことでさらにものが増えて
迷走するので買わないのがベスト)

より良いアイデア(収納アイテム)を求めて
延々とリサーチすると
理想が迷宮入りするので
個人的にはあまりしません。
いったん目指す形が見つかったら
あとは使いやすくなるように
ひたすら試行錯誤。

見た目がきれいなほうがいいのは
もちろんですが、
きれいさや真っ白な収納に
囚われすぎて
隠しすぎ=出し入れしにくい
にならないように
気をつけています。

収納はSNS映えしなくていい

はっきり言って
こういう収納、インテリアは
SNS映えはしません。
映えより、使い勝手がいいことのほうが
何倍も大事。

かくいう私自身もまだまだその作業の途中です。
でも自分の家事の動きを見直して
たくさんものを減らし、
使うものを使う場所に置き、
ワンアクションでものを取れるように
収納を改良しています。

その結果、
時短でストレスなく暮らせていることは
紛れもない事実です。
なんと言っても掃除がラク!

誰のため、なんのために家を整えるのか?
SNSでアップするためじゃないんです。
暮らしをスムーズに回すため。

これを忘れず、
うまく伝えられる
インテリアの本をこれからは
作っていきたいと思っています。

これまでに手掛けた
インテリア本の話は
また改めて・・・

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