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おたがいに疲れず、会話をするために

波長の合う人ってなんだろう。


今まで
“なんとなく合う”
と、感覚だけにまかせていたものを
つぶさに観察してちゃんと言葉で表現してみたいと思ったのは、
ノビ夫の論理的なところと、整然とした雰囲気にあこがれたからだろうか。

結果、
波長が合うと感じる人 = ペースが似ている人 or 合わせてくれる人
なのではという説が、現在わたしの中にうずまいている。

* * *

たとえば、わたしは話すのがおそい。
たぶん、聞いた情報を処理するのもおそい。
相手が早口だと、聞き取るのにまず力をつかう。
そして早口の人は一気にたくさんのことを話してくれるので、
それを自分の中に落としこんで理解するのに、また力をつかう。


それでも相手がある程度はなす内容を整理してくれていたら、ゆっくりでも追いつくことはできる。
問題は、まったく整理しない状態でわーっと話されたとき。
主語がわからない、前提がわからない、飛んだ話題のつながりがわからない。


え、今の誰のはなし?ん、今なんでそれ出てきた?
まって、そもそも何のはなし? ___???


にやついた顔のまま、フリーズ。
古いパソコンが自身のスペック以上にがんばって
“ウーーー”と熱をもつ姿に自分を重ねてしまい、ねぎらいたくなる。
君はがんばっている、君が悪いわけじゃないんだ。

* * *

相手もペースがゆっくりの人だと、こういう心配は少ない。
わからなくなったときに質問して軌道修正がはかれるというのも、大きな一因だと思う。
自分の中での処理が、快適にさくさくとおこなわれているのを感じる。
ストレスがないので、居心地がよい。
そういう風にストレスなく過ごせる人と“波長が合う”というのだろう。

ただ、これには先天的なものと、そうでないものがある。
先天的とは、たまたま同じペースだったパターン。ディスティニー。
そうでないものは、相手がこちらに合わせてくれているパターン。マーベラス。
世の中には人間としてのスペックが高い人がいて、こちらのペースを理解した上で合わせてくれるのだ。
理解した上で、さらに合わせることができるんだよ?もう、すごいとしか言えない(語彙力のなさ)。

わたしはそちら側にはなれない。
中身のアップデートをきっちりしていても、本体が変わらないなら持ちあわせたもので勝負するしかないのだ。
ではせめて私にできることはないか?と考えたときに

「相手にとって極力わかりやすいように、話す内容を整頓しておく」

ということなら、努力でどうにかなりそうな気がしている。

* * *

会話はキャッチボールだと言われる。
でも、どの方向にどんな速さのボールがいくつ飛んでくるのか、
わかっていないとキャッチするの大変じゃない?
どんな球を投げてくるかがわからないと、構える場所さえ決められない。
「今からこんな球を投げるからねー!」
と言ってもらえると、とってもスムーズ。

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「これについて話します」
「それはこのような理由からです」
「あなたへはアドバイスを求めています」

というようなことをちゃんと伝えながら話すと、
受け手側の労力も最小限ですむと思うのだ。
人というのはすごいもので、前提がない話だと
”これかな?それともこれの話?“
と、幾とおりもの可能性を考える。
しかしその工程は、前提をちゃんと伝えれば取りのぞける。
ムダにつかれない。すてきな省エネだ。
上に挙げた”すごい人たち“だって、受けやすい球を投げてもらうに越したことはないはず。

* * *

誰とでも波長を合わせられる人にはなれない。
でも、中性というものにはきっとなれる。
ぴったり合うわけではないけど、一緒にいて疲れないで済む人。
そういう人に、わたしはなりたい。 
よし、今日ノビ夫が帰宅したらさっそくチャレンジしてみよっと!

「おかえり、今ならお湯が温かいのでお風呂へ入ってください」
「20時にはご飯の配膳を完了したいので、湯あみのペース配分をお願いします」
「早く片付けたい理由として、今日のわたしは疲れているからです」

…一緒にいて疲れない人とは?という根っこのところがぐらぐらになる対応だな。
整頓しつつも柔らかさをわすれない方法。
それをさがしていくことが、当面のわたしの目標。

お読みいただきありがとうございました!
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