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臨床を変えるための応用動作の見方〜ステップ動作から考えられること②〜

いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。

本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。

臨床BATON435日目を担当します応用歩行・動作特化型セラピストの橋本一平がお送り致します。

そんな私が今回お送りするブログは臨床を変えるための応用動作の見方〜ステップ動作から考えられること②〜をお届けしていきたいと思います。


前回のブログでは臨床を変えるための応用動作の見方〜ステップ動作から考えられること①〜を書かせてもらっていましたので、ご興味があれば一度覗いて下さい。

*気になったブログには「スキ」や「コメント」もお待ちしています。


はじめに

皆さんは、自宅での生活をする為の応用動作の練習はどのくらい行っているでしょうか?

実際にどのくらい直進歩行以外の応用動作を使用して生活を行っているのか?

また、自分自身の身体を使って意識して生活してみたことはありますか?

そして、それらは高齢者や患者様・利用者様にとって転倒のリスクにならないでしょうか?

自宅内での生活は病院や施設とは違い、転倒するリスクが大きく上がります。

病院や施設のように広い廊下やトイレ、常に職員がいて何かあれば来てくれる環境、毎日リハビリがあり自分の機能を向上させることができるなど多くの場面で転倒のリスクが軽減された場所で入院・入所生活を行い、そして、退院すると急に自宅という大きな環境の変化がある中で生活をしていかなければなりません。また、ほとんどの場合はリハビリの頻度も減少してしまいます。

その際に必要になる動作が前回と今回で書いているステップ動作になります。

転倒の危険因子としては、下肢筋力低下、反応時間の遅延、歩行能力低下、バランス能力低下などが挙げられています。また、環境的な問題も因子としては挙げられています。

そして、高齢者になればなるほどそのリスクが増大します。それはなぜなのでしょうか?

それを解明する為に、今回は、第二弾として、私たちと高齢者でどのような違いがあるのかをデータなどから考えていきたいと思います。

私たちと高齢者とで同じように評価やアプローチしていてはいけないということを理解して、日々の臨床に挑むことで見る視点が変わってきますので、是非、読んでみて下さい。

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