第1章:現在の判断は正しいのか ②

この状況は長年放置されているだけでなく、1度提示した額を下回る金額で雇用契約を強制的に締結しようとするケースや自社利益を優先とした雇用を強行するというケースなど企業利益が優先となり、社員などに対して相対支給がされていない状況が長期化しているという事も多いのだ。

 そのため、本来は契約上の満額を受け取れるはずが減額を強いられているという状況や会社都合で時間変更が行われているにもかかわらず、適正支給が行われていないなど“コンプライアンス遵守”という言葉がひとり歩きしている事例も多く、この状況をトップダウンで改善する動きがあまり見られないのが現状だ。
 このように正規雇用は改善していく傾向があるのだが、非正規雇用に対する改善はあまり見られないという状況が慢性的になっている。

私はこの状況が生まれる原因の1つに“法的解釈の未改定”が挙げられると思う。

 その理由として、現在は正規雇用に関する条項は改定されているという話題は耳に挟むのだが、非正規雇用に関する条項が改定されているという話題は出てきておらず、条件が変わっていない現状を考えると、今後さらなる経済格差や所得格差などが出てきてしまい、経済的困窮や貧困状態を誘発するリスクを生んでしまうきっかけにつながるおそれがある。

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現在、小説とコラムを書いています。 コラムに関してもこれから完成している物を順次公開していく予定です。 自分の夢はこれまで書いてきた小説を実写化することです。まだまだ未熟ですが、頑張って書いていきますので、応援よろしくお願いいたします。