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アクセプタンス(拡張)・・・感情に居場所を作ろう

拡張=感情のために居場所を作る

生活していると色々な感情がでてきます。

感情が出てくること自体は悪いことではありません。 その感情に、コントロールされてしまうことこそが良くないのです。 自分の人生を意味あるものにしていくためには、感情と戦うことをやめて、それらの感情に居場所を提供することで、受け入れていくことが大切になります。

● この記事を読むと、何が起こるか

感情の扱い方、自分にとって負の感情に支配されないようになります。

生活の中で以下のような思考や感情が出てきたとします。

「こんなことをしても意味がない」 「時間の無駄だ」 「どうせ自分には何もできない」 「また失敗するに決まっている」 「あの人に嫌われちゃったかな?」

これらの思考は消すことはできませんが、居場所を作って受容することは可能です。 消したり、無理やり忘れようとすると余計に感情が強く出てきます。 この記事では、感情をどのように扱い、受け入れるかが書かれています。

思考する自己と観察する自己

自己には大きく分けて二つあります。

思考する自己と観察する自己です。

思考する自己は言葉の通り、考えや判断イメージ、夢、記憶等、一般的に心といわれるもの。 観察する自己は気づき、注目、集中などを司る。

拡張で大事にしたいのは、観察する自己であり、これらを「身体意識・ボディアウェアネス」のスキルを使用して練習していきます。

拡張の4ステップ

  1. 自分の気持ちを観察する まずは呼吸をしながら自分の体に意識を向けていく。 最も不快な感情に意識を向けてそこから感じる感覚に注意を集中する。 どこから始まってどこで終わるだろか?その感覚に輪郭をつけるとしたら?喉の違和感?胃が締め付けられるような感覚?身体の表面?それとももっと深いところ?軽い?重い? 等々どのように感じるかに意識を向ける。

  2. 息を吹き込む 感覚の内部や周囲に息を吹き込む。 なるべくゆっくりとした深呼吸を心がける。 流れ込んでいく感覚を想像しよう。

  3. 居場所を作ってやる 息を吹き込むことで、感じている感覚の周辺にスペースができることを想像する。 感覚が大きくなるようならその分スペースを広げてあげるイメージで。

  4. 存在を許す 感じている感覚が好ましいものであってもそうでなくても、許すことを行う。 あるがままにさせるということ。 感覚について、心が何かコメントしたら「心よ、ありがとう」と伝え、感覚に意識を戻す。 取り払いたい衝動に駆られても、その衝動を承認する(承認とは頷いて存在を許してやること) 感情を排除したり変えようと思ってはいけない。それが目的ではなく、それらの感情に居場所を作ってやることが目的。

ぜひ練習してみよう

これらのスキルは、見ただけ、聞いただけでは全く人生の役には立ちません。 これはいいかもと思ったら、ぜひ練習してみてください。 5分でも10分でもいいと思います。 日々の生活の中に習慣として取り入れて毎日実践してください。

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