本当に来るの??風の時代とリハビリテーション

 最近よく、「2020年の12月23日からは風も時代です」といったニュースや記事を目にします。

 どうやら占星術の話らしいのですが、

2020年12月22日、木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」が起こります。グレート・コンジャンクションは20年に一度起こる「時代の節目」なのですが、約200年ごとに、エレメントを変えるという特徴があります。エレメントというのは、占星術で定義されている、この世を構成する元素のこと。火・土・風・水の4種類があり、これまでは「土の時代」でした。土の時代では、金銭・物質・権威等が重視されます。対して風の時代では、知性・コミュニケーション・個人等が重視されるようになるのです。
情報元:https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/air-energy-basics

ということらしいのです。

 情報や個人というものが重要視されるようになり、物を所有することの価値観が薄れていく、皆で共有していくようになるとされています。

 最近の、サブスクリプションや、電子マネーなどの決済は象徴的な動きとも言われています。

 まあ、これらのことが正しいのかどうかは、私は占星術の人でもなんでもないのでわかりません。笑
 全てを鵜呑みにして信じすぎることもまたどうかとも感じます。

 ただ、皆の価値観だったり、働き方が大きく変わってきていることだけは間違いない事実かとも思っています。
 そのため、「もし、占星術の言っている風の時代が来るのであればリハビリテーションの領域にどのような影響があるか」を考えてみました。

◯ コロナ禍のリハビリテーション

 私の地元では、幸いなことに爆発的な感染拡大は起きていないため、最新の注意を払いながらの業務が続いています。
 それでも、感染拡大地域の方と接触した患者様や、玄関で発熱が確認された患者様は対応できないなどのこともあり、経営的にはダメージを受けているものと思われます。

 とは言っても概ね通常通りの業務を続けて来れていることもあり、在宅ワークなどの経験までは至っていないのが現状です。
 もっとも、リハビリテーションは対面しての診療が基本であるので、病院が閉まってしまえば、その時点で仕事ができなくなります。

 そのため細心の注意を払っていますし、もう外食に行ったのもいつか覚えていないほどです。
 

◯ リハビリと風の時代

 この先、コロナが落ち着いて移動の制限などがなくなったとしても、完全に元の社会に戻るとは思いません。
 きっとICTを活用して、在宅ワークも増えるでしょうし、WEBでの会議なども増えると思います。

  私が考えるICT活用や、今後の診療のあり方をいくつか挙げてみたいと思います。
 ※なんの根拠もないですし、こうなるといいなあといった希望も含まれています。笑 

1. WEB診療
 これはもうすでに取り組んでいる病院や施設もあるかと思います。
 これだけネットが普及した世界で、対面しないと診察が受けられないなんてことはもう古いといった時代になるでしょう。
(これには賛否両論あると思います。医師の中には、面談をすごく大切にしていて、患者様と会ったときの香りや、雰囲気、などを感じ取って診療に生かす人もたくさんいます。)

2. 入院患者に対する在宅訪問
 入院中の患者様が退院するにあたって、家屋の状況かどうかを確認するために、家屋評価なども行っている病院は多いかと思います。
 それすらも、WEBでも行えるのではないかと感じています。(特に、自宅が遠方で移動が大変な場合など)
 カメラを通して危険箇所を確認。写真を撮って送ってもらいiPadなどで直接書き込む。そしてそれを業者に送る。
 こういったことも積極的に取り組んで行けたらいいなと感じています。

3. リハビリテーションのサブスク
 各施設が現在持っている特色、私の施設でいうとスポーツや、自動車運転支援・就労支援・嚥下(飲み込みの支援)などがありますが、そういった病院の特色をパッケージ化して自費診療で行う取り組みも盛んになるのではないかと思っています。(ちょっと希望が強い。笑)
 自費診療で、結果に応じてお金をもらうため、診療の精度も高めていく必要がありますし、そこに在籍するセラピスト等の質も上がっていくのではいかと感じています。

4. WEBリハ
 外来リハを行っていて感じますが、病院に来てもらうほどでもないとか、ちょっと現場の様子を見ながら話したいとか、そういった場面が結構あります。
 その時にWEBというものはかなり良い手段になるのではないかと感じています。

5. リハ職の独立
 これも増えていくだろうなと感じています。
 これから、場所も時間も選ばないような働き方も増えていくと思います。また、自身のライフスタイルやライフステージによっても時間の使い方や生き方も多様なものになっていくと思います。
 そのような流れの中で、セラピストが持っている知識や技術を生かすことができる方法はたくさん出てくると思うのです。
 現在健康志向であったり、コロナによる運動不足や生活習慣の乱れ、この先の人生に対する不安など、様々な問題を抱えた人が増えると思います。
 「病院に行くまでもないけど、ちょっとなんとかしたい。」とか、「何かしなきゃ行けないけど一歩が踏み出せない。」そんな人たちの支援が、リハビリの人間ならできると感じています。


以上、自分の希望も込めて書きました。
風の時代が本当に来るのかどうかはわかりませんが、時代が大きく動こうとしていることは間違いないと思いますし、コロナ禍の影響で人々の価値観が大きく変わったことも間違いないと思います。

 私たちに必要なのは、変化を受け入れることと自分の軸をしっかりと持つことだと思います。
 溢れる情報から本当に必要なもの、自分に関係するものを選んで検討する。

周りに流されずに、自分の価値観にコミットする行動を選択する。

 私自身もそうなれるように、今日からまた頑張りたいと思います。


とても長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは!!

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