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休職32日目

ベジータになりたいなぁ。
と切実に思う休職32日目は
子どもが熱を出したので、その看病に徹底していた。
(私自身も微熱を発症してしまったが…)

看病がてら、積読していたドラゴンボールを読み始めた。
ドラゴンボールZからはなんとなく知っていたが、
漫画としてはしっかり読んだことがなかったので
これはひとつの機会だと思って読み直してみる。

まだ人造人間篇が終わったところだが、
結論としては
「ベジータややこしいことしすぎじゃね?」
である。
調子乗ったことを言っているベジータが
その通りに勝ったことはほぼなく、
だいたいやれて悟空などに助けてもらう
というパターン。

それを見てちょっとだけベジータに憧れた。
だってあんだけ啖呵切っておいて、
おめおめと負けてくるんだぜ?
しかもその姿を見られても
なおその高いプライドで跳ね除ける。
厚顔無恥とはこのこと、と思いながらも
その生き様が逆にかっこよく思えてきた。

彼にも「恥」はあるのだろうけど、
それ以上に高いプライドが彼を突き動かしているという点が
突き抜けていてかっこいいと思った。

私は常に
自分が言ったこと、行っていることが間違っていないかを
変なメタ認知で監視してしまっている。
間違っていたら、矛盾していたら
かっこ悪い、ダサいと思って、行動できなくなっている。
その結果、他人からの目線が気になり、不安が止まらなくなっている。

その点、ベジータはどうだろうか。
他人からの目線や視線をまったく気にせず(していないように見える)、
自分のプライドややりたいことを最優先しているその姿に
感動すら覚えている。
きっと休職しなければ、ここまでベジータに尊敬の念を思わなかっただろう。
これもまたひとつの発見である。

これから憧れの人を聞かれたら
ベジータと答えよう。

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