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サボること

サボることは一見、悪いことのように思われる。
でもよく社会を見回してみると、サボっている奴の方が仕事ができたり、出世していたりする場面を見ることがある。
サボれるということは要領がいいということである。
仕事をサボる為には、仕事を効率よくこなして、余分な時間を産み出さなければならない。
だからサボれる奴というのは、つまり生真面目にデスクにしがみついて仕事をしている人よりも、要領よく仕事をこなせるということなのだ。
サボれる奴は就業中に何回タバコを吸いに行っても仕事は定時に終わるし(定時に終わるどころか終業前に終わって帰る奴だっている)、顧客に会ってきますと言って、風俗で数時間、楽しむ奴もいる。
でも同僚や上司から評判は上々だ。
みんなウィンウィンだから。
本人は要領よく仕事をこなし結果を出す。
そしてサボれて、おまけに就業中に風俗にまで行ける。
同僚も上司もそいつと同じチームで仕事をしていれば、結果も出る上に仕事もラク、そして自らの評判も勝手に上がる。
いいことづくめだ。
今、うちの会社には在宅勤務が導入されている。
しかしうちの会社は脇が甘く、それを監視するシステムなどない。
だから在宅勤務などと言ったって、いくらでもサボれる。
その日その日の成果物を提出するタイプの仕事ならサボれないが、うちの仕事は月末の結果次第だ。
だからいくらサボっていようが、月末に結果さえ出ていれば文句は言われない。
だから今はサボり放題だ。
そして今、心の健康状態はすこぶるいい。
サボることは心の健康に大いに寄与している。
俺はタバコを吸わないが、タバコを吸っている連中の気持ちはいつもこうなのだろうな。
そう考えるとタバコの効能...というか、サボる効能というものは本当に大きい。 
しかしそれには条件があって、仕事の量とサボる時間のバランスは取れていなければならない。
忙しければ忙しい分だけのサボり時間が必要だし、暇な仕事ならそれ相応のサボり時間というように釣り合いが保たれていないと、余計なコトを考える時間が出来てしまって、心のバランスが崩れる。
顕著な例としては、仕事がなくて暇な時間だけが膨大にあるという状態。
それは地獄だ。
働く時間と暇な時間のバランスが段違いでバランスが取れていないから。
忙しければ忙しいほどサボれる時間は取れないんじゃないかと思うだろうが、そこに仕事をいかに要領よくこなすかがかかっている。
そもそもサボり時間を産み出せる奴は、忙し過ぎるなどという愚行は犯さない。
サボり時間を産み出すことが出来ることが仕事のデキる奴の条件だ。
おっと、そろそろ就業時間だ。
よーし、今日もタイムレコーダーを押してサボり放題だ。
月末に結果出るかな...
夏休み最終日に、慌てて宿題をやる小学生みたいにならないといいが...

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ごめんなさいね〜サポートなんかしていただいちゃって〜。恐縮だわぁ〜。