電話嫌い

電話が嫌いだ。
特に会社の電話。
まず、音が嫌いだ。
急に鳴るのがストレスなんだ。
最初は小さく、徐々に大きく...ならまだ許せる。
でもいきなりプルルルル!って鳴るとドキッとするからやめてほしいんだ。
それに電話って相手からの質問の準備が事前に出来ないから嫌なんだ。
メールだったら相手が送ってきたメールに対して考える時間があるけど、電話だったらそうはいかない。
「う〜ん、えーっと〜、そうだなぁ〜」じゃ仕事にならない。
それに仕事はたくさんあるから、急に電話がかかってきて「◯◯の件ですけど...」と言われても、即座に思い出せないこともある。
更には「あの数字なんですけど、◯◯じゃないですかぁ。」などと言われても、こっちはいちいちそんな細かい数字を覚えていないこともある。
だから俺は電話が嫌いなんだ。
そんな感じだから、最近じゃ知人からの電話も出るのが億劫になった。
だから電話には一切出ない。
連絡は全てLINE。
そういえば電話と言えば、相手の声が聞き取りづらいことがある。
一回聞き返すだけならまだいいが、それが二度三度も聞き返すハメになると最悪だ。
「お世話になります〜。東欧冷気のみすみと申します〜。」
「お世話になっております〜。東欧せいきのいすみ様ですね?」
「いえ、東欧れいきです。」
「あっ、大変失礼致しました。東欧れいきのいすみ様ですね?」
「いえ、みすみです。」
「いずみ様ですか?」
「いえ、み・す・み・です。」
こういうやり取りが実際にあるのだ。
だから俺は電話が嫌いなんだ。
終いには名前なんかもうどうでもいいから、とにかく担当者に繋ぐことが優先となる。
「部長、東欧なんとかの、み〜何とかさんから1番にお電話です。」
「どこの誰だよ!」
こうして怒られることなんか日常茶飯事です。
それもこれも全部電話が悪いのです。
これがメールだったら一発で「東欧冷気のみすみ」ってわかるじゃねーか。
それもこれもみすみがメールをしてこねーのが悪いんだ。
ったく、みすみの野郎。
一回も会ったことねーけど。
みすみは絶対電話してくんなよ、この野郎。
そういうわけで電話というものは非常に罪なのです。
相手に常にストレスを与える。
仕事のパフォーマンスが上がらないのは、ひとえに電話のせいでございます。
電話さえなけりゃ、全て仕事はスムーズに捗るのでございます。
あっ、電話が掛かってきました。
ったく、こんなの出る必要はありません。
.....
ん?この番号、見たことあ...
あっ!借金返済の督促です。
「あ!すいませーん!今日中に振り込みます〜。」
.....
全く電話というやつは本当に厄介です。
無くなっちまえ。

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