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#エンジニア 系記事まとめ

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noteに投稿されたエンジニア系の記事のまとめ。コーディングTIPSよりは、考察や意見などを中心に。
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#スタートアップ

エンジニア採用・組織づくりのトレンド予測2024〜PdM人気、オフィス回帰、大企業のエンジニア採用加速、SPACEなど〜

エンジニア出身のPdM増加今年は、GitHub Copilotが出てきて将来的にエンジニアの仕事のやり方が変わるのではという話が年初からよく聞かれた話題でした。実際にはGitHub Copilotだけではプロダクトを作り切ることは、もちろん不可能なのでスキルが高いエンジニアの需要は全く減っていません。むしろ世の中をシステムやAIで実装できる分野が増えるので、需要は増える傾向です。同時に優秀な人ほどCopilotを活用して生産性が上がっているケースも増えてきています。 また、

高専を休学して自動運転EVスタートアップに入社して退社して復学する

はじめにこんにちは、チズチズです。 私は2023年9月末にTuring株式会社を退職し、10月から高専に復学します。 僕が高専在学中にTuringと出会い、入社して1年働いた後に退職することになったのでいわゆる退職エントリを書こうと思います。 Turingとの出会い(〜2022年8月)自分は中学生の頃にKaggleという機械学習コンペティションに出会ってそこそこ遊んでいたら、いつの間にか高専に入ることを決意して高専に入学しました。 ちなみに、家から学校は遠いので学校の

フェーズ別エンジニア組織の課題と採用手法まとめ

Findyでエンジニア組織づくりや採用を支援する事業に取り組む中で、様々な企業のフェーズ別の課題をお伺いする機会をいただきました。あらゆる職種での組織作りに共通していることですが、各フェーズで起きる課題感や対策などは再現性があることが多く、今後フェーズが変わっていく企業に向けて、参考情報の共有になればと思いnoteを書きました。 主に以下の整理とその解説を文章で書いていきたいと思います。 創業期(シード/シリーズA)プロダクト立ち上げ期はPMFの実現とシステムの拡張からス

ローコードとLLM 〜最適化と自己修復の未来〜

まとめプログラミングの未来では、最適化と自己修復がキーワードとなり、エンジニアは検品作業が主な役割になると考えられます。 ローコードツールは、否応なしにLLMとの共存を求められ、対応できなければかえって足かせとなってしまい淘汰されるでしょう。 そして、ローコードやノーコードの概念が意味を持たなくなるでしょう。 しかし、未来はシステムのチューニングに焦点を当てた業務になり、チューニングのための学習データを幅広に獲得できる現在のローコードプラットフォーマーは、きたる未来に備えて強

イーサリアムの開発エネルギーの凄さと他分野での再現性

LayerXの中村 (@nrryuya_jp) です。(見出し画像はEthereumの公式サイトより。) パブリックブロックチェーンであるイーサリアム(以下Ethereum)のProof-of-Stake (PoS) 移行がついに成功したそうです。PoS移行の中身の話は省略しますが、要は時価総額数十兆円のシステムの「お引っ越し」であり、非常に困難かつ壮大なプロジェクトです。私も一時期EthereumのPoSの研究開発に携わっていたため、とても感慨深いです。 (みんな思い思

多様なコンテンツをとどける、レコメンドベースのnoteのホームタイムラインをつくる

本記事では、note社内において、レコメンドとパーソナライズをベースにした新しいホームタイムラインのMVP(Minimal Viable Productの意、開発コードネームはHorizon)を開発した経緯や思想とその推移を、エンジニアの観点から書いている。PdM的な観点から書いた以下の記事も参照いただけると幸いである。 想定する読者としては、以下のような読者を想定している。 情報推薦や検索、データマイニング、機械学習の活用に興味があるエンジニア ちょっと賢い機能をコア

1億円を投資した、プロダクトリニューアルが失敗に終わった理由

こんにちは。Micoworks代表の山田と申します。 私はこれまでに10年ほど会社を経営させていただいておりますが、多くの失敗をしてきています。 その中でも投資額として最も大きかった失敗が「採用管理システムのリニューアルプロダクトを潰してしまったこと」でした。 2,3年ほど前の話になりますが、リリースまでに1億円程度を投下しておりお金の損失はもちろんですが、BizやCSメンバーも多大なリソースを費やし、会社の成長を失速させてしまいました。 当時は「この時間を丸々Mico

複数の開発チームが協調する時

複数のチームによって一つのプロダクトを開発することは、単一のチームによって開発することと全く異なる難しさがある。 LeSSはこれに対する解答の一つだ。 スクラムはミニマムなフレームワークである。ゆえに「で、現実に目の前で起きている問題にどう対応するの?」に対する直接的な答えにはなりにくいことがある。 今日はもう少し状況を限定し、スタートアップにおいて複数のチームが一つのプロダクトを開発するための効果的なコミュニケーションについて考えてみよう。 複数の開発チーム次のよう

スタートアップにおけるCTO採用

前回、スタートアップにおけるCFO採用という記事を書いたので、今回はその続編ということでCTO採用について書いてみたいと思います。 テクノロジーを競争力の源泉とする昨今のスタートアップにおいて、CTOは必須の重要ポジションとなっています。 CTOがいなければ良いアイデアがあってもうまくプロダクト化することができず、またVCからの資金調達でも優れたCTOが経営チームにいるかどうかで評価が大きく変わってきます。 しかし、技術のバックグラウンドがないCEOの場合、CTO採用は

Web3.0と日本。世界で勝つためのクリエイターエコノミーの提唱

2021年は、数年前からCryptoにベットしてきた僕にとって激動の1年であり、本格的にWeb3.0が展開していくはじまりの年であったように思います。 まず、年初から話題となったNFT。TwitterのCEOを先日退任したジャック・ドーシーが自身の初ツイートをNFT化、3億円超で落札したことは世間を驚かせました。また最近では、FacebookがMetaへと社名変更し、メタバースに投資する経営方針を表明したことも記憶に新しいのではないでしょうか。 NFT、メタバース、Web

エンジニアキャリアというか働き方というか生き方

こんにちは、すみともと申します。ユビーというヘルステック系スタートアップでソフトウェアエンジニア(社内ではSWEと略されています)をしています。最近はブログとかは全然書いてなかったので(社内のパブリックリレーション担当にちょっとくらい書いてくれとせっつかれたから)久しぶりに書きます。 僕は採用の側面でカジュアル面談という形でいろんな方とお話させていただくことが割と多いのですが、その中でキャリアというか働き方というか生き方を聞かれることがあります。今回はこの辺りの話を徒然無く

さまざまなアプローチから学ぶ、店舗でのロボット活用

現在、小売店舗では人手不足や業務効率化、顧客体験向上を目的にさまざまなテクノロジーが導入されていますが、今回は「ロボット×店舗」をテーマに取り上げたいと思います。 ひと昔前は「ロボット」と聞くと未来の話のように感じたかもしれませんが、ここ数年で各業界でのロボット活用は一気に進み、小売の店舗内においてもその例外ではありません。 海外では大手小売のWalmartをはじめ、中・小規模の店舗も含めてあらゆるシーンにロボットが導入され、スタートアップの先進的なソリューションも次々と

元会社員エンジニアから経営者へ。海外で2社起業して感じること

私は今から6年弱前にタイで1社目を起業し、3年前に2社目を起業し現在はシンガポールやタイを中心にスタートアップスタジオの事業を行っています。 四六時中毎日コードを書いていた長いエンジニアキャリアを歩んでいた自分が、ここ2年くらいで経営にフォーカスすることになり、現在感じていることを備忘録として綴ります。 もしこれから起業を考えていたり、事業責任者になるようなエンジニアの方がいたらご参考になれば幸いです。 1. 経営はマラソンプログラミングは期待されるアウトプットがあり、

“Beyond the Code” - CPOが見たSTUDIOの5年間

2021年4月19日「STUDIO株式会社」は創業5周年を迎えました。 長かったようであっという間の怒涛の5年間。人の運には恵まれ、おかげ様で一息ついて文章を書ける状況になりました。 STUDIOはその言葉も知らなかった創業の時から「NoCode」の山を登り続けています。もう間も無くリリース予定の「STUDIO Blueprint」によって、今までの「NoCode」で到達することができなかった新しい世界も見えて来ました。 これまでの5年間、今まで詳しくは語って来なかった