マガジンのカバー画像

#編集 #ライター 記事まとめ

1,627
編集、ライター、コンテンツ、メディアなどに関する記事をまとめていきます。
運営しているクリエイター

#編集者

「レコード芸術」への思い~元編集者の立場から

音楽之友社を辞めて24年間、フリーランスとして生きてきた。 クラシック音楽業界を足場としながらも、いろいろな出版社や新聞社、そして放送局とも仕事できるようになったのは幸いだった。美術や演劇や舞踊など、隣接するいろんな分野ともかかわりを持てるようになった。 音楽之友社に在職したのは13年間。私にとっては懐かしい、卒業した学校のような場所といえるかもしれない。 6年くらい前からは再びご縁があり、アドバイザー的な感じで毎月会議に参加させていただいている。外部からのさまざまな意見を率

「ネットニュースの印象良くなかった」 入社後にギャップ実感…新人編集者が語る野球メディアの“リアル”【#社員の1日】

 Full-Countでは、編集部のことをより知っていただき、野球ファンの皆様だけでなく、記者や編集者、メディア業界に関心を持っている方にも楽しんでいただけるようnoteを随時更新していきます。  Full-Countの記事は読んだことがあるけれど、仕事内容はよく分からない。「そもそも“中の人”ってどんな1日を送っているのだろう?」と思う人も多いのではないでしょうか? そんな疑問を少しでも解消できれば幸いです。 第2回は「新人編集者の1日」を紹介 第1回は大谷翔平選手を現

編集者はこれまで、編集「部」が育ててきた。

2012年の5月、未経験ながら出版社に転職し、「編集者」と書かれた名刺を持たせてもらいました。 はじめて出社した日、契約書にサインしたぼくの字を見て当時の社長が「今井くんは字が雑だね! 頭の速さに手がついてきてないんだよ。〇〇くん(すごく著名な編集者の先輩)もそうだった。きっといい編集者になるよ」と褒めとも慰めともとれるような、いずれにしてもうれしいひと言をかけてくれたのを覚えています。もちろん僕の場合、ただ字が下手なだけだったんだけど。 それから今日まで12年。出版社

進行管理できるようになったツール作成と考え方(ひよっこ編集者のお勉強ノート)

ひよっこ編集者のお勉強note第二弾。 今回はひとり編集者として2か月に1回、60Pほどの雑誌を編集してつくっていくために奮闘して見出した方法の紹介です。 進行管理ツールがダウンロードできるようになっていたり、活用イメージ図を載せています。 前回は雑誌づくりの面白さについて語っています。 ひよっこ編集者のお勉強note第二弾で 何を書こうかなと思ったときに進行管理について書こうと思い立ちました。 編集の仕事を始めて半年たったころでしょうか、先輩編集から業務をひきついで、

有料
300〜
割引あり

祝・本屋大賞『成瀬は天下を取りに行く』 本屋大賞って本当にすごい! 受賞作の良さを真剣にお伝えします【前編】

こんにちは。 サンマーク出版で編集者をしております、 池田るり子と申します。 小説を作るのが大大大好きで、 『コーヒーが冷めないうちに』 (川口俊和さん) 『おかげで、死ぬのが楽しみになった』 (遠未真幸さん) 『元カレごはん埋葬委員会』 (川代紗生さん) などを担当しております。 私は小さい頃から小説を読むのが大好きで、 図書館と書店に通いまくり、 好きになった作家さんがいれば 全作読むことを続けていました。 好きが高じて出版社に入社して、 営業部に入り、 ビジネ

編集者は「上手な文章」を求めているのか

そう思って、私のnoteを読んでくださっている方もいるかもしれません。 では、「上手な文章」とはいったいどういうものなのでしょうか? 「上手な文章」のイメージはありますか? 流れるように読むことができて、論理構成もバッチリで、人の心を動かす魅力にあふれた文章。 手を入れる箇所が見当たらないような一文字一文字にまで配慮が行き届いている文章。 そんなイメージでしょうか? 「上手な文章」より求められるもの編集者の立場から言うと、ライター、ブックライター、文筆家など、「書

【5000円以下】ビジネスのお礼に"ちょうど良い”贈りもの5選

こんにちは。エディマートの堀田です。今回は「#仕事のコツ」をテーマに記事を書いてみたいと思います。 タスク管理やコミュニケーション、メンタル維持などいろいろなテーマが思い浮かびましたが、誰もが必ず使える仕事術として「ビジネスシーンの贈りもの」に関するハウツーをお伝えさせていただきます。 とくに、新社会人の方は知っておいて損はさせません。ビジネスの場では年間通してあらゆるシーンで贈りものが必要なタイミングがあり、そのたびに「何を贈ろうかな…」「喜んでもらえるかな…」と頭を悩

部下のダメダメ文章、どう指摘する? 編集者が教える「フィードバック」のコツ

こんにちは! こんな経験はありませんか? 今回は、編集者として数々の著者に文章フィードバックしてきたぼくが、相手に嫌な印象を与えず、かつすぐ改善につながる「文章フィードバックのコツ」を3つ紹介します。 「部下のダメダメ文章」に悩む上司たち まずは、調査結果をいくつか紹介しながら、「上司と部下間の文章のやりとり」の現状を見ていきましょう(参照:2022 年「企業における上司・部下間の文章のやり取りに関する意識調査」) 上司に対して「部下の作成した文章にストレスを感じたこ

なぜ締め切りを守れないライターには良い文章を書く人が多いのか?

締め切りがあるから原稿を書く  締め切りを1ヶ月過ぎた原稿がまだ上がってきていません。  何度も催促して、ようやくライターから「書けたも同然です。今日中には」という連絡がきたのは3日前。さすがに催促の文言も言い訳の引き出しもお互い尽きてきた感があります。  締め切りを設定して、原稿を上げてもらうのは編集者の大事な仕事ですが、これがなかなか悩ましい。  締め切りを破るライターには、良い文章を書く人が多いからです。 (あくまで私の経験上ですが)  真っ先に思い出すのは名コラ

デザインの「手前」の話をしよう。

こんにちは、「デザインの手前」の原田です。 この4月から、ポッドキャスト番組「デザインの手前」がスタートします。 「デザインの手前」は、デザインという領域に関わる編集者2人がさまざまなクリエイターをゲストにお招きし、デザインの本質的な価値やこれからの可能性についてお話ししていくトークプログラム。 「手前」をキーワードに、さまざまな切り口でゲストの方それぞれのデザイン観に迫っていく番組です。 拡がり続けるデザインの領域 パーソナリティを務めるのは、編集者/ライターとしてデ

普通の文章を「プロ品質」に変える5つのポイント

こんにちは!エディマート代表の鬼頭です。 今回は、「プロ品質の文章にするためにおさえたい5つのポイント」をレクチャーさせていただきます。 最近、ライターとしての仕事を始めた方や、新人ライターへの教育を担当されている方などは、ぜひ参考にしてみてくださいね。 1.目指すのは、美しさを意識したよい文章プロ品質の文章の求められる要素として「よい文章であること」「美しい文章であること」が挙げられますよね。 私たちが仕事で書く文章は、情報伝達を目的にしています。そのため、「よい文章

「書くのが遅い」を解決するたった1つの方法

こんにちは! みなさん、こんな悩みはありませんか? 同じ文章を何度も書き直して、なかなか前に進まない 提案資料の文章を書くのに時間がかかる メールやチャットはいいけど、1,000字を超える文章は書くのが苦手 「もっと速く書けるようになりたい」と思っている人はたくさんいます。でも、ふだんの仕事のなかで文章術を学ぶ機会はなく、「個人のセンスや努力任せ」になりがち。結果、書くことに苦手意識をもつようになる……。 なんてもったいない! 今回は、「スラスラ書けるようになる

【商業出版する方法+301】担当著者でありクライアントさんの新刊が発売されてますよ、って件。

元KADOKAWAのビジネス・実用書出版プロデューサー+編集者+ビジネスコンサルタントの渡邉です。 KADOKAWA時代〜私独立後の出版プロデュースに至るまで…長くお世話になっている、著者でありクライアントさんでもある“中道あん”さんの新刊が発売されています。 それがこちら。 この本自体を私がプロデュースしたのではないですが、、 私がコンサルを提供している期間中に本となったのは以下の作品 「罪悪感」はもはや日本人病ですが、この感覚から脱却するのが令和の生き方。 内容

【2023年度まとめ】新米編集者の制作裏話大公開!

こんにちは。フォレスト出版・編集部の美馬です。 いよいよ新年度を迎えますね。2023年度はありがたいことに6冊の本を世の中に送り出すことができました。著者の皆さんをはじめ、いろいろな方にご協力いただき、1冊1冊じっくりと向き合いながら制作ができました。 春からいよいよ3年目になる編集者として、今年度1年間の総まとめをしたいと思います。 『幸せホルモンあふれるセロトニンヨガ』野村賢吾・著/有田秀穂・監修こちらは、幸せホルモンでお馴染みの「セロトニン」の分泌を促すヨガのシー