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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2023年6月の記事一覧

漆器の職人が作る「汁椀」と「めし椀」の違い

お味噌汁などの汁物をいただく時に使うお椀を「汁椀」と呼び、 ご飯をいただく時に使うお椀を「めし椀」と呼んでいます。 一般的には汁椀は木の物で作られる事が多いので「汁椀」と書かれていて、 めし椀は陶器で作られてる物が多いので「めし”碗”」と書かれている事が 多いです。 ウチは漆器の工房なのでどちらも「椀」です。 でね、その「汁椀」と「めし椀」って何が違うの?って 質問をいただく事が多いので今日はその事について書いてみたいと思います。 汁椀とめし椀の作り方は同じで違うのアレだけ

Z世代とは何者なのか?

未来の消費の中心になるZ世代。Z世代の特徴についてまことしやかに語られるが果たしてそれは本当なのか。そんな疑問をZ世代の企画屋として事業をされている今瀧さんに教えてもらう機会がありましたので、これまでの自分なりの解釈も含め私なりに気づいたポイントをまとめてみました。 Z世代は何者なのか?は愚問かもしれない最初から題名を否定する事になりますがw ●●世代の特徴を括ることが自体が難しいと日頃から考えおります。 商売をしていると、実際の商売現場のお客さんは一人一人特徴が違うので

#247 口頭での注意やめた

 パートさんが好きな日に連絡無しで働くエビ工場、パプアニューギニア海産代表武藤北斗です。  皆さんは従業員がルール違反をしたとき、どう注意するでしょうか。  私はこれまでなるべく本人に口頭で注意してきましたが、それをやめることにしました。今回はそのあたりの心の変化をお話しします。

5000人のZ世代コミュニティを武器に若者向けスキンケア市場を席巻する新興ブランド「Bubble」

ブランドのローンチからたった3年で全米9,000店舗に商品を卸し、急速に若者向けスキンケア市場の棚を塗り替えているブランドがある。 2020年に立ち上がったばかりのスキンケアブランド「Bubble(バブル)」だ。 詳細な売上高は公表していないものの、創業者のShai Eisenmanによれば、2年足らずで売上は1000万ドルを超え、2026年には1億ドルを突破する見込みだという。 Instagramのフォロワーも20万弱を誇り、3年足らずで急成長したブランドとしてアメリ

消臭の新しい「定番」が、空間だけでなく地球環境も変えていく話

「消臭剤の香りに包まれた部屋に泊まったことはある?」 そんな問いかけをされたのは、バイクで旅をすることが趣味の知り合いとの会話の中だった。 知り合いいわく、バイクでのツーリング中に泊まった宿で案内されたのが正しくそんな部屋だったらしい。 普段使われていないためか、ソファや飾られたぬいぐるみに至るまで消臭スプレーの香りに包まれていて、とてもしんどい思いをしたという話だった。 口臭、加齢臭、夏の汗の臭い。 CMを見れば「臭い」にまつわる悩みに対するアンサーを常に目にする。 ち

#246 事務所でのあいさつ必要か

 パートさんが好きな日に連絡無しで働くエビ工場、パプアニューギニア海産の武藤北斗です。  工場での挨拶を嫌い表に入れてから(挨拶するかしないか毎月選択)2年が経過しました。特に問題なく進んでいるのですが、こうなってくると今度は事務所での挨拶が本当に必要なのか?という疑問が湧いてきました。感じている事や、今後についてお話しします。

季節の手しごと、梅しごと。

「梅しごと」とは、梅が旬を迎える季節に生梅で自家製の梅干しや梅酒、梅シロップなどを作る作業のことをいいます。 梅が収穫できるのは、ちょうど「梅雨」の季節にあたる6月頃。1年のなかでも、みずみずしく香りのよい青梅が店頭に並び始めるこの時期にしか梅しごとができません。 かつて梅仕事は、日本各地で見られる季節行事のひとつでした。今でも、梅しごとだけは毎年の季節行事にしている人も多いみたいで、この時期のスーパーには梅と一緒に氷砂糖や大きな瓶が並んでいますよね。 7月頃になると梅

この夏、小さな文具屋が「動くオフィス」で移動販売しながら、「文具メーカー」になる話

「オリジナルアイテムを作って、メーカーになったらいいんだよ」 文具店を始めた頃、そんな言葉をポンと投げかけられたことがあった。 オリジナルアイテムはおろかネットストアもまともに始めていなかったころの話だ。 そんなことできればいいけど、それができないから大変なんじゃないか! その時に私は、率直にそう思った事を覚えている。 個人でお店を始めたものだから、全てが手探りの連続。 仕入先の開拓 SNSでの発信 イベントへの出店 ネットストアの運営 オリジナルアイテムのクラウドファ

#245 働き方改革は大きな会社の方がやりやすい

 パートさんが好きな日に連絡無しで働くエビ工場/パプアニューギニア海産の武藤北斗です。  メディアでの記事をちょっとだけ見た人に言われるのが『小さな会社だからできるんだよね』なんですが、私はそう思っていないどころか大きい会社の方が簡単にできると思っているので、今回はそのお話をしたいと思います。

「まちを面白くしてくれるお店限定」の店舗物件。土を砕いて土器を作る、ユニークな体験教室に @荒川区西尾久

「土器を製作する場だけでなく、土を砕くための、土砕き部屋(つちくだきべや)もつくれる物件を探していました」 そう話してくれたのは、荒川区にある土器作り体験教室「土の子」のお二人。同じ美術大学の陶磁専攻で出会ったのだそうです。 どこかノスタルジーを感じる、けれども活気のある西尾久の商店街にオープンした「土の子」に、開店までのストーリーを伺いました。 ●現代の食卓でも活用できる、便利なうつわ土器というと、なんだか「大昔の物」だというイメージがあり、なかなか馴染みがないかもし

あの頃の「プロトタイプする暮らし」#2  タコス屋「みよし屋」&編集者・阿部太一さん

出版社・マガジンハウスで長く編集の仕事を続けてきた阿部太一さんが、2023年5月10日、品川区中延にタコス屋「みよし屋」をオープンしました。THE CAMPUS FLATS TOGOSHIからは歩いて10分ほど。佇まいは街のお蕎麦屋さんのようですが、実際に店内を覗くとリノベーションされた素敵な空間が広がっています。編集者である阿部さんが、なぜこの町でお店をオープンすることになったのか。仕事と暮らしをプロトタイプする先輩・阿部太一さんにお話を伺いました。 先祖代々続く蕎麦屋を

「作業」を「お手入れ」に (TEILE デザインのひみつ)

食器洗いはお手入れだ。 1973年の創業以来、キッチン用固形洗剤を作り続けてきたダイニチ・コーポレーションが、作業だった食器洗いを「お手入れ」へ変える洗浄用品シリーズTEILE(テイレ)を作りました。 今回は、ダイニチ・コーポレーションさんに、TEILE(テイレ)誕生までの経緯を伺いました。 1. 始まりは父の手作り ダイニチ 吉田 元之(よしだ もとゆき) ダイニチコーポレーションは私の父が50年前に創業した会社です。 もともとは私のお爺ちゃんがクリーニング屋さん

カルテットのロケ地を巡った話。

「怪物」は、見たでしょうか。 公開が決まった当初から楽しみにしていて、 公開日の翌日に観に行きました。 とんでもない映画だった、、 なかなか余韻から抜け出せず、 レイトショーからのa.m.3:30くらいまで 眠れなかったほどです。 そのわけわからんテンションの果てがこちら💁🏻‍♀️ まとまり無さすぎて引きます。 前置きが、長い。 まあ何が言いたいかっていうと、 坂元裕二さん脚本の作品がすきなんです、私。 最近のから好きなドラマを遡ると、 初恋の悪魔、大豆田とわ子と三人

倉庫管理システムを日々使う側からのリプレースの話

こんにちは。 クラシコムでカスタマーサービスを担当している「お客さま係」の石井です。 先日の記事でエンジニアの木村が取り上げた「倉庫管理システムのリプレース」について、日々の業務で実際に倉庫管理システムを活用しているスタッフの視点からも振り返りたいと思います。 私たちお客さま係が担当している主な業務に、お客様から日々承る注文の内容を確認し間違いなく出荷すること、商品の返品や交換の対応をすることがあります。 上記はどちらも倉庫管理システムのリプレースで大きな影響を受けます