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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2022年9月の記事一覧

#208 がっちりマンデー!!で話した『仲良くなるな』の真意

 先週のTBS『がっちりマンデー!!』見て頂けたでしょうか!?  人気番組はやはり反響が大きく共感の声とともに、疑問や批判の声も聞こえてきました。やはり短時間で説明するのは難しいですね。さらに今回は『仲良くしない』『助け合わない』という発言にいろんな反応を頂いているようなので、SNSでみつけた疑問とともにお答えしていこうと思います。

パーパスはブランドの「やりたい」「ステキ」「カッコいい」未来

パーパスが注目を浴びていますが、パーパスとミッションの違い、パーパスの良さを僕なりにまとめ、Minimalの具体例で考えてみたいと思います。 パーパスとミッションの違い まず昨今話題のこれぞまさにパーパス実現のための行動と言えば、パタゴニア創業者イボン・シュイナードの株の寄附ですよね。個人的には感動すら覚えました。間違いなく彼の思想やパーパスは後生に生き続けていきますし、パタゴニアというブランドに与えた資産や好影響はものすごいと思います。 これがパーパスの説明で一番わか

サステナブルなオンラインショッピングを後押しするツール「EcoCart」

オンラインショッピングは利便性が高い一方、配送や梱包のために必要以上の環境負荷をかけている面もある。企業もなるべく包装を簡易化したり輸送回数を減らす努力をしているが、その努力はなかなか消費者に伝わらない。 こうしたジレンマを解消し、オンラインショッピングのエコシステム全体でサステナビリティを実現しようとしているのが、「カーボン・オフセット」のツールを提供する「EcoCart(エコカート)」だ。 EcoCartは2019年に生まれた新しいサービスだが、すでに1万以上の企業が

#207 テレビ・インタビューに嫌いが偏り過ぎた

 取材はパプアニューギニア海産の天然エビや働き方を多くの人に知ってもらうチャンスです。規模や媒体などに関わらず取材依頼はほぼ全て受けており、一つ一つに本当に感謝しながら話をしています。  私は同じことを何度も話すのが苦にならない性格のようで、どちらかといえば毎回の取材を楽しんでいます。ですが、これは私が特殊なだけで基本的には働いている従業員は取材がない穏やかな日々を望んでいるようです。約8割の人が嫌い表でインタビューに×をつけていることからも推測できます。  そんな温度差

【左ききの手帳2023】 ③ 試し書き用紙について

こんにちは、店長 かとうです。 おかげさまで無事に「左ききの手帳2023」を発売し、はりきって出荷祭りに勤しんでいた今週でした。 到着したよ〜のツイートも続々と届き、リピーターさんの多さをあらためて実感して、嬉しい限りです。本当にありがとうございます!! 今回はまだお伝えしていなかったお話をお届けしていきたいと思います。 試し書き用紙の話 昨年、Twitterで偶然目にしたツイートがきっかけで、本文用紙(菁文堂手帳用紙)と同じ「試し書き用紙」を付ける取り組みを行いました

コーヒーやるならフレンチプレスから始めてみよう

こんにちは、川野優馬です。 コロナを境目に、リモートワークも増え、家でコーヒーをはじめてみた方も多いのではないかと思います。 実際に2020年の4月から、僕のコーヒーショップでも器具の販売が一気に増えました。 コーヒーを家ではじめるなら、まず思いつくのがハンドドリップで、コーヒー屋のおすすめや販売器具を見てもドリップが一般的な感じなのですが、よく周りを見てみると、ドリップって結構難しい抽出方法なんじゃないかと思えてきました。 ドリップは、粉を乗せたドリッパーにお湯を手で

前代未聞の砂丘らっきょうの不作の中で、鳥取のらっきょう屋が今していること

鳥取のらっきょうが、大不作です。 突然の告白ですいません。 らっきょう専門店「とまりのつけもの」の岸田です。私が生まれてきて、かれこれウン10年。長いこと鳥取のらっきょうに関わってきたのですが、本当に、前代未聞に、らっきょうがないのです。 もう少し正確にお伝えすれば、胸を張ってお届けできるサイズのらっきょうが仕入れられないのです。 私たちが扱う普段のらっきょうは、分球(ぶんきゅう)を繰り返して、これぐらいの大きさになります。皆さんがご存知の丸々と太った、立派ならっきょうで

お店をはじめたいあなたに、「いいお店のつくり方・保存版」をすすめたい話

「こだわりの収納ボックスが集まるお店を始めたいんです」 そんなことを嬉々として話していた4年前の自分が目の前に現れたら、その後に起こるであろう様々な苦労を実例を用いて説明してあげたい。 それぐらいにはお店の運営にも慣れたし、多少は成長……というか現実を知った気がする。 そんなお店を始める直前に、本屋さんで見つけた本があった。 それが雑誌、IN/SECTS(インセクツ)の「いいお店のつくり方」という特集号だった。 その内容をどれだけ自分が理解できていたかは怪しい。 それで

#206 経営者と従業員は敵じゃない

 『僕らは敵じゃない』ミーティングで何度も繰り返してきた言葉です。  フリースケジュールを始めてから9年がたち、職場環境ががらりと変わり離職率が大幅に下がった今でも同じ言葉を繰り返しています。  ただ、朝礼で意味なく繰り返すあの感じではなく、毎回が真剣そのものです。代表である自分も毎日現場で作業し、面談で言葉を交わし、ここぞという時だけ話しますので自然と力が入ります。

誰でも簡単にランディングページが作れる「Unbounce」をD2Cブランドが活用する理由

アメリカ企業がランディングページ(LP)を作る際、「Unbounce(アンバウンス)」を利用するのが定番となっている。テンプレートが豊富にあり、ノーコードで誰でも簡単にLPを作ることができるため、さまざまな企業がキャンペーンやマーケティングに活用している。 さらに最近では、D2Cブランドの活用事例も増えている。 「Unbounce」とはUnbounceはまだ「ランディングページ」という言葉自体が一般的ではなかった2009年からサービスを開始し、今やアメリカのLP作成ツール

【カタリベ】ACTUS仙台店のスタッフさんに家事問屋をつかってもらうと…

2022/9/17(土)~10/16(日)、ACTUS仙台店にて、大日本市のパートナーブランド家事問屋がポップアップイベントを開催致します。 ついにこのアクタスさん×家事問屋の取り組みも6店舗目になりますが、初の東北地域に初展開となります。 100を超えるアイテムを取り揃えさせていただく機会が少ないため、この期間中家事問屋のアイテムを色々選んでもらうチャンスです! 今回もスタッフ様に「カタリベ」として、ご自身がこれはと思ったアイテムを使い込んで頂き、どのような使い方ができ

【いい店の人と考える、これから先のいい店って? vol.6】角田太郎さん(カセットテープ専門店 waltz 店主)

時代の波とコロナ禍による大きな転換期を迎えている今、お店というもののあり方も大きく変わりつつある。 お店というのは、住まう人や訪れる人と地域を結びつける、街にとっての窓みたいなものなのではないか。そう考えたとき、これから先の街を、社会を、そして住まう人を元気にしていくような「いい店」とは一体どういうものなのだろう。 お店を始めたい人も、既にやってる人も、いい店が好きな人も、みんなが知りたいこれから先の「いい店」のことを、実際に「いい店」をやっている方に聞いてみたい。今回登

【左ききの手帳2023】② ラインナップと変更点

こんにちは、店長 かとうです。 今年もやってきました「左ききの手帳2023」、今回の記事ではいよいよラインナップと変更点などについてお届けしたいと思います。初めての方も、リピーターの皆さんもどうぞお付き合いくださいね。 発売は、9月16日(金) 午前11時頃を予定しています。(発送は連休明けの9/20から順次です) 9/16追記 発売しました!こちらからご覧ください。 カラーラインナップ「いつも左利き用は1色しかない・・・」という左利きあるある。当店でお買い物するときだ

コーヒー屋の存在意義とサービス

何のためにコーヒー屋は存在しているのでしょうか。そして何のためにコーヒーは美味しい必要があるのでしょうか。 僕はコーヒー屋をやっているので、自分達の仕事の目的や存在意義をよく考えます。 みなさんは普段、何を得るためにコーヒー屋に行きますか? 来てくださるお客さんも恐らく、目的を意識してコーヒー屋にいくというよりも、無意識的に何かを得ているんだと思います。 結果として実際何が得られるか。 僕はコーヒーを飲むことで気持ちに変化がある「時間」を提供しているのかな、と思いまし