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#お店 記事まとめ

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思想を持ったお店をつくったり、運営、デザインをしているひとやその感想などの記事をまとめるマガジンです。
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2022年1月の記事一覧

【島暮らし】牡蠣養殖×飲食店。島で楽しんで暮らす、という生き方

香川県三豊市の粟島で牡蠣養殖を営む朝倉夫妻。 実は、観光客も多く訪れる大人気の「あわろは食堂」を5月〜10月の期間限定で営んでいます。 島での暮らしと、仕事に勤しむ日々について聞きました。 箱崎水産粟島出身の朝倉竹子さん。箱崎水産の一人娘です。 笑顔が素敵でハツラツとした竹子さんは、お客さん対応や発送作業などを中心に、稚貝の買い付けから牡蠣養殖全般の作業を担っています。 一度島を出て、高松の居酒屋で働いていたこともあるそうですが、17年前、結婚を機に旦那さんと島へUターン

「だれでもデザイン」を読んだら、自分だけのモヤモヤが宝の山に見えてきた話

「プロダクトをデザインしようとするには、もう遅すぎるのではないか」 そんなことを思ったのは、新社会人になって数年が経った頃だった。 小売業に就職し、全国を転勤しながら店頭で接客をする自分は、かっこいいプロダクトデザインが大好きだし、できれば携わっていきたいと思ってきた。 しかしながら、大学でも文系にすすんだ自分は、図面が引けるわけでもないし、手先が器用どころか超不器用。 憧れは憧れのまま、一生を終えるんじゃないかと薄々思っていた。 でも、あるきっかけから転職し、複業として

地元でドーナツ屋を始めました。

はじめましてGROOVE DOUGHNUTSの平野です🙇🏻‍♂️ 2021年5月18日に京都府亀岡市にてドーナツ屋をオープン致しました。 オープンして8ヶ月ほどが経過致しましたが、合間を見て少しずつ記事を投稿していきたいと思います📝 今回はご紹介程度に”ドーナツ屋になったきっかけ”と”店舗の場所”についてお話しします。 ご興味ございましたら一読下さい🙇🏻‍♂️ ① ドーナツ屋になったきっかけ ◻️飲食店の幅広い可能性 お客様との会話で “どこのお店で働かれていま

届ける一箱につめる幸福量の最大化

コロナ禍で飲食店、百貨店への農産物の物流がにぶくなっています。 他方、お籠り需要など生産者から直接消費者の方に商品を届けるインターネットショッピングは伸びていて、農業経営を支える一つの販路となりつつありました。ありました... ただ、コロナ禍から2年経ち、いつまでコロナが続くかわからない不安もあり消費者の方の財布のヒモもかたくなり始めています。 更に産直サービスの「ポケットマルシェ」さんを例に出すと 商品数は5万品にもの数になりました。競合も増え、無数の商品の

ブランドとデザインのおいしい関係とは?

ブランドにおけるデザインの重要性が当たり前に叫ばれるようになりました。デザインは言うまでもなく、ブランドの世界観を伝える重要な要素で、ブランド運営上、欠かせません。今回はブランドがどのようにデザインと向き合うかを考えてみたいと思います。 デザインは魅惑の果実!?ものづくりブランドを経営していると、当たり前ですが、モノの品質を第一優先にします。どれだけ品質を高める事ができるかを追い求めます。 そして、次にそのモノを適切な人(求めてくれている人、届けたいと思う人)に届ける事が

世界に名前をつけていく。コロナきっかけで始めた、もうひとつの仕事。

今回はコロナをきっかけに始めることにした、新しい仕事の話をしたいと思います。 ★ 2008年にアメリカのリーマン・ブラザーズが経営破綻し、いわゆる「リーマン・ショック」と呼ばれる金融危機が起きました。 その余波は間もなく日本にも訪れ、大小さまざまな企業が影響を受けました。危機をすこしでも回避すべく、広告費をカットして一時的に業績悪化をしのぐ、といった企業も目立ちました。 おかげで当時、フリーライターとして広告制作に関わっていた私の仕事はすべて消失。「このままではいかん

四角を丸くする

今日は、ちょっとした小話をしたいと思います。 四角い板が、あったとします。 たとえば、こんな感じの、ちょっと厚みのある正方形の板。 真四角でカドが尖っているこの板。 「なんか痛そうだから、丸く削ってよ」 と言われたとしたら、あなたなら、どうしますか? たとえば。カドっぽいところを全部丸く削ってみたらどうでしょう。 こんな感じ。 ちょっと丸くなりました。 さらに丸くしてみましょうか。 だいぶ丸くなりました。 「うーん、ちょっと丸くしすぎ。なんか違うんだよね」

大切な時のお手あてに!よもぎ・松の葉・すぎなの粉末ブレンド茶「りらく茶」

大寒を過ぎて今年は特に雪の多い真庭でしたが、最近は少しずつ日差しに温かさを感じる今日この頃。 感染症の拡大も心配ですがいかがお過ごしでしょうか? 今回は、地域の方々とのつながりから生まれ、先月より販売開始した新商品のお茶について書いていきたいと思います。 石けん屋がなぜお茶を開発? 今回開発した商品は「さとやまの恵み りらく茶」 原材料は空気と水がきれいな岡山県の県北、真庭市富原地域のよもぎと赤松の葉とすぎなの3種のオリジナルブレンド茶です。 もともと石けんをはじめとし

[前編]瀬戸内の太陽で乾いた糸がつむぐ布-広島県/備後絣-

絣をつくる「染め」と「織り」民さん(以下/民) このインタビューでは森田織物さんの生地や 会社の歴史についておはなしを伺っていきます。 どうぞよろしくお願いします。 森田和幸さん(以下/森田) よろしくお願いします。 民 お話を伺うために工場へ来てみて びっくりしたんですが、森田織物さんでは 糸をご自身で染めておられるんですね。 工場の横に、染めた糸がずらっと並んで 日向ぼっこしているように揺れていたのが とても印象的でした。 森田 そうですね。私たちの工場では自分たち

大胆に考え、繊細に作る。(TEPRA PRO デザインのひみつ)

アオキ 昨年2021年の8月にKINGJIMさんから TEPRA PRO SR-R980という商品が発売されてまして。 いわゆる「テプラ」の中でも最上位機種となるこの製品、実は僕たちTENTがデザインを担当してました。 今日は、この製品のデザインに関して、ハルタさんに伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。 ハルタ よろしくお願いします。 アオキ TENTは最近「何を作ろうかな」というところから始まるお仕事が多いんですけど、このTEPRAに関しては「これを作る

A4コピー用紙活用文具界に激震走る 「PAPER JACKET」がたまらんぞという話

「そこにA4コピー用紙があるからだ」 なぜ、A4コピー用紙を活用する文具を熱く紹介しているのかと聞かれたら、そうこたえざるを得ない。 安価に手に入り、サイズも国際規格、プリンターで印刷をかければ方眼ノートにも罫線ノートにも表情を変えるA4コピー用紙は、私達の最も身近にある文具の一つとっても過言ではない。 私自身も一文具屋としておすすめ文具をセレクトするだけでなく、オリジナルで道具を企画するなど、A4コピー用紙への愛情を注ぎ込んできた。 そして、2022年始まってすぐ、とん

363日くらいTwitter

こんばんは。 今日はわたしのお仕事について書きたいと思います。 テツクリテ(お店)のSNS担当とプロフィールに書いていますので、SNSをどんな風にやっているかについて書いてみます。 多分あまり参考にはならないですが、1つの例として読んでいただけたら嬉しいです。 テツクリテでは Twitter Instagram LINE facebook などのSNSを使っています。 これ↑このまま力を入れている順番です。 noteはお店の公式としてやっているわけではないので除きます。

A4コピー用紙好きが高じて 『A4文具の祭典』を無印良品さんの一角でやってみた話

A4コピー用紙はいつだって私達の味方だった。 サラリーマン時代は、印刷するべき資料はもちろん、朝イチのタスクの書き出しやノートの代わりにだって使えるリーズナブルな道具「A4コピー用紙」 その活用方法を調べ、様々な文具に手を出しているうちに、文具屋をはじめた時にも自然とA4コピー用紙を活用できるアイテムが増えていった。 ありがたいことに、そんな文具を集めたnoteはたくさんの方に読んで頂くことができ、「A4コピー用紙 活用」という検索をかけると上位に出てくる記事となった。

エスプレッソにこそコーヒー屋の全てが詰まってる

みなさんは「エスプレッソ」という飲み物に、どんな印象を持っていますか? 味が強くて苦くて、目が覚める飲み物。 そんなイメージで、日本ではエスプレッソを日常的に飲む人は、ごくわずかな気がします。僕は東京でコーヒー専門店をやっていますが、1日の中でエスプレッソの注文は本当に数えるくらいしかありません。 僕はこのエスプレッソにこそ、コーヒー屋の技術も仕入れ力も思想も、すべてが詰まっていると感じます。そしてうまいエスプレッソは魂が震えるほど感動があります。おいしいドリップを飲ん