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A4コピー用紙好きが高じて 『A4文具の祭典』を無印良品さんの一角でやってみた話

A4コピー用紙はいつだって私達の味方だった。

サラリーマン時代は、印刷するべき資料はもちろん、朝イチのタスクの書き出しやノートの代わりにだって使えるリーズナブルな道具「A4コピー用紙」

その活用方法を調べ、様々な文具に手を出しているうちに、文具屋をはじめた時にも自然とA4コピー用紙を活用できるアイテムが増えていった。

ありがたいことに、そんな文具を集めたnoteはたくさんの方に読んで頂くことができ、「A4コピー用紙 活用」という検索をかけると上位に出てくる記事となった。

そんなうちのお店に、無印良品グランフロント大阪さんから、イベントへの出店のお誘いをいただいた。
1日だけの出店ではあるけれど、せっかくだからなにか思い切ったことをしたい。
そう。どうせなら「A4文具を体感できる祭典 A4フェス」を開催してみることにした。
今回はそんな小さくもニッチな試みについてご紹介したい。

A4サイズを体感するには「A0」から

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A4コピー用紙をテーマにしたイベント……となれば、なにかシンボルになるようなものがほしい。
そんなことを思い立って、イベント会場を下見していた時に、「壁には飾りたいものを飾ってもらっても大丈夫ですよ」と言っていただいた。

その瞬間に思いついたのが「原寸大A版」のポスターだった。

そもそもA4サイズというのがどういうサイズなのかご存知だろうか?
A0という1平方メートルの面積をもつ長方形を4回半分にしたサイズということは、意外と知られていない。
メートル自体も地球のサイズを元に、世界で共通して使う長さを想定して生まれたサイズでもあり、A4サイズが世界的に使われているのにもそういった理由がある。

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今回はそんなA4サイズの大本である「A0サイズ」から、「A1」「A2」「A3」……そして「A4」に至る過程を表した原寸大ポスターを作ることで、A4サイズの大きさを体感してもらえる工夫を施してみた。

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来場いただいた方にはA4にサイズダウンしたポスターのミニ版も配ったりと、喜んでいただけることも多く、ノリで作ってみてよかったなと感じることができた。

A4コピー用紙の備蓄も美しくしたい「限定アイテム」

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イベントに合わせてあたためていた限定アイテムもある。
上の写真のように、500枚入りのA4コピー用紙の束は、全てプリンターに収めることができなくて、余りが包み紙に微妙な感じで包まれていてよろしくない……という個人的な不満があった。

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その解消のために作ったのが、A4コピー用紙の500枚束がきれいに収まる白い箱だ。
分厚さ、奥行き、高さまでそのためだけに割り出された箱は、京都の&PAPERSさんに作っていただいた。

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袋から出した紙束も取り出しやすいように、側面には窓も開けていただき、箱の蓋の開閉もマグネットが使用されていてキッチリと開け閉めができるようにこだわりをもって仕上げていただいた。

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たくさんは用意できなかったこの白い箱は、おかげさまでネット販売用の1点在庫を残して完売。
こんなにもニッチなアイテムを愛していただけて、改めて参加いただいた皆様には感謝しか無い。

A4コピー用紙活用に秀でた精鋭たち

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もちろん、ポスターや限定品だけでなく、展示アイテムがなにより精鋭揃い。
ここではオンライン版A4フェスと称してアイテムたちを紹介させていただきたい。

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ドキュメントホルダー IDEAL A4は、はじめてうちのお店が企画して作ったオリジナルアイテムだ。
クリアオルダーに入れた大事な書類がカバンの中でもみくちゃにされて、皺になってしまうのが嫌だったため、ハードカバーノートのカバー部分だけをA4サイズで作って書類を持ち運べるようにした、これまたニッチなアイテムだ。
しかしながらクラウドファンディングを開催した際はぶっちぎりの一番人気で、昨年もコンスタントに売れ続けている。
書類をきれいに持ち歩きたい人にはぜひぜひ試してもらいたい

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続いてご紹介するのはHINGE PRO。
A4コピー用紙を発想の道具として持ち歩くために最低限の機能だけを配したとてもミニマルなアイテムだ。
ノーマル版のHINGEに比べて分厚い素材が使われていて、立ったままつかったりするのにもいいし、カバンの中でもほかの道具に負けずにしっかりコピー用紙を守ってくれる。ペンを取り付けるための穴も2箇所あるので、右ききの人にも左ききの人にも便利に使ってもらえる。

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コピー用紙を美しくデスクに配置するのなら「SOGU PAPER SERVER」が間違いない。
紙がきれいにそろっておけるので、コピー用紙も裏紙も美しいオブジェのような佇まいになってくれる。
ちなみに100枚用と250枚用の2種類があるが、500枚用がないために今回の限定アイテムが生まれたと理由だったりする。

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WORKERS'BOXは、うちも確定申告書類を保管するのにお世話になっている書類整理が捗るグレーの箱。
クリアホルダーで仕分けた状態で書類を入れられて、かつ立てて収納できる上、インテリアにもマッチする。
こちらは店頭のみでの販売となっているけれど、こちらなどでも手に入るので、ぜひ使ってみていただきた。

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そして最後に今回のA4フェスの目玉の一つでもあった「PAPER JACKET」のご紹介。
一見してただのメモパッドのようにも見えるこのアイテムだけど、すんなりとすごい工夫がなされている。

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クリップボードのようにA4コピー用紙を1枚から30枚程度まで収められるのだけど、クリップ部分にバネが見当たらない。
実はマグネットと「てこの原理」をうまく活用して、新しいクリップ機能を創造してしまっている。
またこちらのアイテムの詳細も詳しく書くけれど、ぜひぜひ気になる方は下のリンクからMakuakeのサイトを見てみてほしい。
既に800万円以上の支援を集めていて、A4コピー用紙文具の最先端と言える注目を集めているアイテムだ。
そんな展示もいち早くさせていただけたというのが本当にA4コピー用紙好きな文具屋でよかったと思える瞬間だったりする。

A4コピー用紙の世界をもっと広めたい

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というわけで、かなり駆け足となりましたがA4文具の祭典 A4フェスの様子をご紹介させていただきました。
正直まだまだ紹介しきれていないアイテムはたくさんあるし、コロナが落ち着いたらもっといろいろな場所で開催していきたいと思っています。
ぜひぜひご興味いただけるA4コピー用紙好きの皆様、「ここにもA4好きがいるよ」とコメントやシェアの際にお声がけいただければ嬉しく思います。

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会場でも配布していたA4ミニポスターは、A4サイズ絡みの商品をネットストアでご購入いただいたお客様にもおまけとしておつけさせていただきます。
ネットストアでもA4フェスを楽しんでいただければと思います。
また、こちらはなくなり次第終了となりますため、ご了承いただければ幸いです。

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