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四角を丸くする

今日は、ちょっとした小話をしたいと思います。

四角い板が、あったとします。

たとえば、こんな感じの、ちょっと厚みのある正方形の板。

この図は、同じ1つの物体を
正面、上面、右側面から眺めてます。
「三面図」と呼んだりします。


真四角でカドが尖っているこの板。

「なんか痛そうだから、丸く削ってよ」
と言われたとしたら、あなたなら、どうしますか?

たとえば。カドっぽいところを全部丸く削ってみたらどうでしょう。
こんな感じ。

ちょっと丸くなりました。

さらに丸くしてみましょうか。

だいぶ丸くなりました。

「うーん、ちょっと丸くしすぎ。なんか違うんだよね」
「なんか違う感じに丸くしてよ」

あらま、そんなことを言われたとしましょう。

では最初の四角を、また眺めてみますか。

違う感じで丸く。

うーん、

あ!たとえばこんな感じはどうでしょう。

正面から見た時の4つのカドだけを丸くしてみました。

なんか、皆さんのお手元のスマホとかを思い出しますね。

四角いものを丸く削る

たったそれだけのことでも、方法によっては印象が変わる。

今日はせっかくなんで「四角いものを丸く削る」他の方法を、ちょっと探っていきたいと思います。

なんか、板なんだけど、フワっと丸っこくする感じはどうでしょう。

たとえばこんな感じ。

お、なんかこれはこれで、やさしい感じかも。

うーん、他に何かあるかな。

そうだ、左右だけすごく丸くするというのもあるかも。

なんか、握りやすそうな感じに見えてきた。

これ、左右じゃなくて上下を丸くしてみたら、どうなるでしょ。

これはこれでまた、違うものに見えてくるかも。

他にはあるかな?


うーん。

たとえば、裏側をコロンコロンにしちゃう感じはどうかなあ。

なんか、どことなく、お皿みたいになりましたね。

いっぱい考えたような気がするけど、もうちょっとだけ出してみましょうか。

丸める方向をちょっと変えてみたらどうかな。

わ、なんか意味ありげな感じ。

こんなのもできそう。



じゃあ最後に。
丸めるんだけど、キリッっとした部分も残すみたいなやつ、行ってみよう。

もういっちょ


さてさて、いろんな方法を考えましたけど。
今日はこんなところで。


・ちょっとしたことで印象って変わるんだ。
・三面図だけで、立体を考え、伝えられるのだ。

なんてことを感じてもらえたら嬉しいなあと思います。

そして、日常の暮らしの中で
「あ、これは、あの方法で丸めた四角形だ」
とか見つけて楽しんでもらえると嬉しいです。

ちょっとした小話でした。


僕たちが作ってきたいろんな製品と照らし合わせても面白いかもしれないです。



今回は、いつにも増して「こんなマニアックな話を喜ぶ人いるのかなあ」とドキドキしながら書いてるので、「悪くないぜ」とか思った方は「スキ」とかコメントとか、お気軽にいただけると、大変嬉しいです。

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